2013年度日本語教育学会秋季大会 パネルセッション 「日本語教育の多様化とアカデミック・ジャパニーズの理念の広がり―アカデミック・ジャパニーズの過去・現在・未来―」
日本語教育学会秋季大会 下記のパネルセッションに参加中。 「日本語教育の多様化とアカデミック・ジャパニーズの理念の広がり -アカデミック・ジャパニーズの過去・現在・未来-」 木下謙朗(朝日大学)、佐藤正則(早稲田大学)、小笠恵美子(東海大学)、武一美(早稲田大学)
2013-10-12 15:50:58木下謙朗 「AJ理念の構築」 ・日本留学試験の目的 日本の大学での勉学に対応できる日本語力 日常生活、技能、学術研究、知識
2013-10-12 15:56:10門倉(2006) ・AJ「ことばの教育」(留学生・日本人大学生) ・「学び方を学ぶ」→問題発見解決学習 ・「市民的教養」→学びとコミュニケーション 言語の教育と〈学び〉教育と学習スキル教育重なる部分=AJ
2013-10-12 16:02:27【今後の方向性】 ・言葉の教育+〈学び〉の教育+学習スキル教育 初・中等教育 + 高等教育 + 社会・市民 横と縦の連繋の必要性
2013-10-12 16:10:27■AJをキーワードとする論文の分類 a)AJとは何かを問うことを目的とした論考 b)AJを規定しないままAJという用語を引用し実践や教材を記述した論考 「専門への橋渡し教育」2006年以前に多い。
2013-10-12 16:14:57c)a)の記述を参照しながらAJとは何かを規定してから自らの実践を記述した論考 「つまみ食い的な」継承(2006年~) d)実践を通してAJは何かを再概念化していこうとした論考 ←こういう論考はほとんどない。
2013-10-12 16:16:06堀井(2006) ・「知識・スキル・問題発見解決能力」 山本(2004) ・卒業後を意識したAJの定義 嶋田(2005) ・日本語学校における予備教育の場からのAJの定義
2013-10-12 16:21:08AJの問題点①―能力主義 ・AJが個体能力として把握されている。 AJの問題点②―なぜAJかは議論されてこなかった ・「なぜAJか」という問いがなかった。
2013-10-12 16:23:06■AJに実践研究はなかったのではないか 実践研究とは何か(舘岡、2010) リフレクションを繰り返し、実践を再デザインする一連のプロセス 「実践から立ち上がる理論」
2013-10-12 16:24:47b)AJを規定しないままAJという用語を引用し実践や教材を記述した論考 c)a)の記述を参照しながらAJとは何かを規定してから自らの実践を記述した論考 ↑ 実践報告?
2013-10-12 16:25:46「なぜAJなのか」を問う ↓ 実践研究→実践から立ち上がる理論 ↓ 「d)実践を通してAJは何かを再概念化していこうとした論考」が大切。
2013-10-12 16:27:35AJの教育実践って? 「AJじゃない教育実践」? ・「学び」を意識しない実践? ・「ことばの学習」を意識しない実践? ・「学習スキル」を意識しない実践? ↑ こういう実践があるのか?
2013-10-12 16:31:14■「AJ」に言及した実践報告 ・山辺、谷、中村(2005)「アカデミック・ジャパニーズ再考の試み―多文化プロジェクトワークでの学びから―」『日本語教育』126 ・砂川、朱(2008)「学術的コミュニケーション能力の向上を目指すジグソー学習法の試み」『日本語教育』138
2013-10-12 16:35:38●『AJジャーナル』か http://t.co/PnHf2foKBZ 山口恵子(2010) http://t.co/Xb9xmVl77N 大島弥生、大場理恵子(2013) http://t.co/iMk9BGoOnV
2013-10-12 16:38:34○学習者間の協働などを中心した報告 ・山口恵子(2010) http://t.co/Xb9xmVl77N ←スキルを身につける過程で他者と協働する活動を取り入れている。
2013-10-12 16:40:30○キャリア支援を組み込んだ実践報告 ・大場理恵子、中村恵子(2010) http://t.co/Xb9xmVl77N ←コミュニケーション、対人関係能力
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