周辺線量の積算値よりも、個人線量計が低くなる理由は?

・サブタイトル「個人線量計にはデブ遮蔽の分も考慮されているのか?」 ・「遮蔽されている分も勘定にはいっている」と言うと、「背面からの放射線は?」とか「過小評価だ」とか、個人線量計に懐疑的な人達に誤解を与えるし、ますます理解されないのではないか…。 ・個人線量計には指向性もあり、このような説明では、「では、背中で遮蔽された被ばく量も胸部に付けた個人線量計に加算しないと正確な被ばく量(実効線量)ではない」と、個人線量計に懐疑的な人達の誤解は解けないように思う。 ・「なぜ、空間線量率から推定した実効線量が、個人線量計で実測した数値より低くなるのか」の要因にはいろいろ考えられますが、「背中からの放射線が身体で遮蔽されているからではない」というまとめです。 続きを読む
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私の理解の元になっている資料等

まとめ 周辺線量当量:H*(10)と、個人線量当量:Hp(10)って何のこと? ・必要な資料等がありましたら追加する予定です。 ・壽藤紀道氏 "今こそ復習!”主任者の基礎知識 第11回 様々な線量   http://www.jrias.or.jp/books/201304_SYUNINSYA_SUDO.pdf 18656 pv 252 11 users 1

関連・まとめ

まとめ 実環境におけるガラスバッジや個人線量計による測定値の妥当性~サーベイメータとの比較 “放射線防護に用いられる線量概念” http://ccdb5fs.kek.jp/tiff/2012/1227/1227044.pdf (平山英夫 他,KEK Preprint 2012-44,January 2013) に記された,<ガラスバッジや個人線量計の測定値の妥当性の検討結果>の注目ポイントに関するツイートをまとめました. (要点) (1) ガラスバッジや個人線量計は前方照射条件で1センチメートル個人線量当量(厳密にはICRUスラブ線量当量)Hp,slab(10,0°)にあわせて校正されている.これは<前方照射条件下では>被ばくの影響を見積もるための推定量である実効線量より高めの値を示す様に調整されている(安全を見込んだ少し高めの数値が表示される)ことを意味する. (2) しかし,現実環境では様.. 24818 pv 432 4 users 14
まとめ 遠藤先生の講義 郡山勉強会 「外部被曝の計測と評価値への換算は奥が深い」という話 講義のスライドをお読みください。 http://www.slideshare.net/tomohiroendo315/20130518-endo-rev0 例えば、サーベイメータが放射線をカウントし、実用量(1㎝線量当量値)を出す時、防護値を絶対に超えないために実用量換算には大きめの係数を与えてあるそうです。 例えば、線源核種の違い、照射の方向、年齢差、体格差等々、実効線量を左右してしまう要因は沢山あるのですが、サーベイメータ側がいちいちそこまで計算することができないです。 なので、実効線量を超えないような係数を、実用量には与えられています。(スライドにある「若干の例外」は、一般人の場合、個人線量当量で、後方からの照射の評価の分だそうです。) 8856 pv 114 4 users 66
まとめ 個人線量とモニタリングポストからの推計の違い 平均的な個人は存在しないという話 ↓ 推計計算の仮定は実情より遥かに防御的 13397 pv 246 16 users 17
まとめ 個人線量で考える意味 メモかな? 1475 pv 19 1 user
まとめ ガラスバッジ測定値と人体による遮蔽効果についての議論 at 03/03-05/2013 ガラスバッジ測定値と人体による遮蔽効果、方向性についての議論 早野先生へのパトリさんの質問とそれに対する回答、rozerizeさんの測定結果と野尻美保子先生の解説などを中心にして 後半にroserizeさんと遠藤知弘先生の対話、遠藤先生の考察、パトリさんとカンナさん、パトリさんと鮫吉さんの対話を追加 11433 pv 123 2 users 6