「戦争は女の顔をしていない」について

色々と話題に挙がってるようなので・・ TL抜粋+表題の検索結果を時間順で並べただけ おまけ 同人誌『戦争は艦娘の顔をしていない』販売前後 続きを読む
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こまちだ。 @komatida719

連投7)「最初の数日…町の中は大混乱。みんながスパイ探しをしていたわ。『挑発に乗る事ない』と言って。誰一人、わが国の軍が大恐慌に陥っている。数週間で壊滅させられたって事を信じようとしなかった。私たちは敵の領土で戦うのだと教わっていた。それなのに退却だというんですもの…」(運転手)

2014-01-03 15:46:22
こまちだ。 @komatida719

連投8)「その日はデートのはずだった…。ところが彼はしょんぼりしてやって来た。『ヴェーラ、戦争だ!ぼくらは学校から直接戦地に送られるんだ』彼は士官学校の生徒だったんです。前線に行くしかない、ライフル銃を手にするしかない。私たちは二人一緒でなければならない、と」(狙撃兵)

2014-01-03 15:46:50
こまちだ。 @komatida719

連投9)「私たちの願いはただ一つ。戦線に出ること。もちろん怖いわ…でもそれでもね…私たちが徴兵司令部に行くと『お嬢ちゃんたち、大きくなってからな、まだあんたたち、ねんねじゃないか』と言われてしまった。私たち十六-十七だったんです。それでもねばって採用された」

2014-01-03 15:47:08
こまちだ。 @komatida719

連投10)「指揮官は私たちを見て『娘っこを押し付けられちまった、民族舞踊団じゃあるまいし。恐ろしい戦争なんだぞ』と腹を立てた。でもその後でお昼をごちそうしてくれた。『お茶うけに甘い物はないか?』なんて副官に聞いている。私たちを何だと思っているの?私たちは戦いに来たのよ」(狙撃兵)

2014-01-03 15:48:03
こまちだ。 @komatida719

連投11)「私たちは建設に関わっていました。鉄道、浮橋、シェルターを建設しました。前線のすぐそばで、気づかれないように夜、土を掘るんです。私の部はほとんどが若い女の子ばっかり。戦闘部隊ではない男たちは僅かでしたから。みんなで一本の木を持って全員で運ぶんです。(土木大隊長)

2014-01-03 15:48:21
こまちだ。 @komatida719

連投12)「私たちが退却していく…そこを爆撃される…最初の年は押される一方。操縦士が見える、その顔が。女の子だ、と気がつく…衛生輜重で女の子ばかりだって…輜重を狙って銃弾を連射して、にやにや笑いを浮かべているの。楽しんでいるのよ…恥知らずな恐ろしい笑い…美男子だったわ…」

2014-01-03 15:48:36
こまちだ。 @komatida719

連投13)「戦争で一番恐ろしかったのは、男物のパンツをはいていることだよ。これはいやだった。第一とてもみっともない…祖国のために死んでもいい覚悟で戦地にいて、はいてるのは男物のパンツなんだよ。十人の女の子がいて、みんな男物のパンツをはいていた。四年間だよ』(射撃兵)

2014-01-03 15:49:18
こまちだ。 @komatida719

連投14)「ドイツ軍の将校を捕まえた。『私の兵士をこんなに次々に倒してしまう名狙撃主に会わせてくれ』『それは狙撃兵の女の子だが、残念ながら会わせる事ができない。戦士した』彼女は敵の狙撃兵との一騎打ちで倒れたの。赤いマフラーが災いした。赤いマフラーがお気に入りだった…」(狙撃兵)

2014-01-03 15:49:41
こまちだ。 @komatida719

連投16)「『幸せって何か』と聞かれるんですか? 私はこう答えるの。殺された人ばっかりが横たわっている中に生きている人が見つかること…」(看護婦)

2014-01-03 15:49:59
こまちだ。 @komatida719

連投16)「負傷者は余計に重たいの。持っている武器も運ばなくてはならないし。それに軍人外套や軍靴。(中略)70キロから80キロの重さを。一回の攻撃で5回か6回。私自身は48キロしかないのに。バレリーナの軽さ。今は自分でも信じられない……」 (衛生指導員)

2014-01-03 15:50:17
こまちだ。 @komatida719

連投17)「白兵戦です……これは本当に恐ろしい、人間がやることじゃありません。なぐりつけ、銃剣で腹や眼に突き刺し、のど元をつかみあって首をしめる。骨を折ったり、うめき声、悲鳴が渦巻いています。頭蓋骨のひびが入るのが聞こえる、割れるのが…」(歩兵中隊・衛生指導員)

2014-01-03 15:51:33
こまちだ。 @komatida719

連投18)「捕虜が部隊につれてこられたとき、すぐには銃殺しなかった。痛さのあまり、捕虜たちの眼が破裂せんばかりに見開くのを待っていた。目玉が…。こういうことの何をあんたは分かるっていうの? やつらは私のおかあさんとお姉さんを村の真ん中のたき火で焼き殺したんだ」(パルチザン)

2014-01-03 15:51:48
こまちだ。 @komatida719

連投19)「ファシストたちに切り落とされた脚が入ったままのブーツが塹壕の前に並べてあった。戦友たちの…忘れちゃいません。何一つ。でも捕虜を殴れなかった。相手がまったく無防備だという理由だけでも。こういうことは一人一人が自分で判断した事、そしてそれは大事な事だったの」(衛生指導員)

2014-01-03 15:52:25
こまちだ。 @komatida719

連投20)「殺すのなんていやなんです。わかるでしょう? 恨み、憎しみがあったはずなんです、なんで私たちの国にやってきたんだ、と。でも、自分が殺してしまうというのは、恐ろしいことなんです。とっても。自分で殺すのは」

2014-01-03 15:52:42
こまちだ。 @komatida719

連投21)「私の病室には負傷兵が二人いた。ドイツ兵と味方の戦車兵が。そばに行って『気分はどうですか?』と訊くと『俺はいいが、こいつはだめだ』『でも、ファシストよ』『いや自分は大丈夫だ。こいつを…』あの人たちは敵同士じゃないんです。こういう事がたちまち起きるのを何度も眼にしました」

2014-01-03 15:53:47
こまちだ。 @komatida719

連投22)「夜中に空襲の中を艀で進んでいた。舳先に火がつき弾薬が爆発する…あたしは泳ぎが達者でした。一人でも救いたかった…(中略)自分が引き上げてきたのが大きな傷ついた魚だと分かったんです。チョウザメでした…死にかけています。悔しさに泣き出したわ。みなが苦しんでいる事が悲しくて」

2014-01-03 15:54:10
こまちだ。 @komatida719

連投23)「どういうことかって、そうね。晩秋に渡り鳥が飛んでくるでしょ? その列がとても長く伸びているの。味方の大砲もドイツ兵も撃っている。でも、小鳥たちは飛んで来る。どうやって知らせたらいいの?小鳥たちは落ちてくる。地面に落ちてくる…」

2014-01-03 15:54:21
こまちだ。 @komatida719

連投24)「冬にドイツ人の捕虜が連れて行かれるのに出くわしたときのこと。少年よ…。パンの入った手押し車を見つめている。私はパンを一個とって半分に割ってやり、その子は受け取った…。信じられない…信じられないのよ。私はうれしかった…。憎む事が出来ないという事がうれしかった」(衛生係)

2014-01-03 15:54:50
こまちだ。 @komatida719

連投25)「私は殺された時にみっともなく倒れているなんてどうしても嫌だった。殺された女の子をたくさんみていたわ。どろんこまみれや水の中の。そういう死に方をしたくなかった。機銃掃射を受けたときも、殺されたくないと思うより、とにかく顔を隠したものよ。女の子はみんなそうだったと思うわ」

2014-01-03 15:55:56
こまちだ。 @komatida719

連投26)「私たちは恋愛しない、すべては戦争が終わってから、と誓って出征したんです。もし、戦争で恋に落ちなかったら、私は生き延びられなかったでしょう。私を救ってくれたのは恋です…」(狙撃兵)

2014-01-03 15:56:57
こまちだ。 @komatida719

連投27)「ドイツ軍に宿営地が知れてしまった。仲間の中に無線通信兵がいて、彼女は赤ちゃんを産んだばかりだった。赤ちゃんの声が聞こえれば全員が死ぬことになる。30人全員が。おわかりでしょう? 指揮官の命令を誰も伝えることができない。しかし母親は自分で思い当たった」(パルチザン)

2014-01-03 15:57:13
こまちだ。 @komatida719

連投28)「私たちは塹壕を掘り始めた。私たちは身振りで、掘るのを手伝えと説明した。理解して捕虜達はパニックになったわ。掘り上がったら、その縁に自分達は立たされて銃殺されるんだ、と思ったのね。掘った塹壕に隠れろと言ったとき、彼らはとまどっていました。一人は泣き出したほどです」

2014-01-03 15:57:30
こまちだ。 @komatida719

連投29)「スターリングラード近郊ではあまりにたくさんの死体が転がっていて、馬ももう避けないんです。味方の死体は集めたけど、ドイツ軍の死体がいたる所にころがっていた。凍りついて…氷に覆われて…。砲弾を積んだ箱を運搬していました。車輪の下で骨の折れる音が…嬉しかったわ」(運転手)

2014-01-03 15:58:19
こまちだ。 @komatida719

連投30)「ドイツに行き着いた…おばあさんが一人見つかった。泣き出したわ。『わたしの息子は二人ともロシアで戦死したのさ』『誰のせい?私たちの国でどれだけの人がなくなったか…』『ヒットラーが悪いんだよ』『ヒットラーが自分で決めたわけじゃないわ。あんたたちの息子や夫たちがやった事…』

2014-01-03 15:58:50
こまちだ。 @komatida719

連投31)「戦争が終わったらすべてが変わるんだと信じていました。ところが戦争がまだ終わらないうちから、捕虜になっていた人たち、ドイツの収容所を耐え抜いた人たちが逮捕されたんです。その人たちはヨーロッパを見てきた人たちで、ヨーロッパの暮らしをしゃべってしまうかもしれません」

2014-01-03 15:59:03
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