【アナ雪】アナとチビ九尾エルサ(1-1)【パロ】

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

うっかりターザン見ちゃったから、ついつい人間以外に育てられる陛下を妄想しちゃう。陛下だったら狼かな？狐かな？って妄想して、行き着いた先が「九尾に育てられた」だった。ついに妖怪ネタですか自分...(　= =) ﾄｵｲﾒ

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

妖狐に育てられて、もともと雪と氷の素質あったから妖力で無理矢理《雪の女王》として開花させられちゃって(九尾の妖力浴びたから狐の耳と九尾生えてる)、いずれ自分の手足となって働いて貰おうって育ててた九尾なんだけど、なんやかんやあってエルサを人間側に取られちゃって、アナちゃんが(文字数

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

でも妖怪と人間ネタは東方厨だった時に散々したんだよね。もう寿命差ネタがトラウマになってるレベルで辛い。これアナエルでやっちゃうとアナちゃんが逝った後エルサずっと一人で妖怪会纏めて続けて、ふとアナちゃんのこと思い出して微笑んでとかってなって死ぬほど切ないからやりたくない。ヤダヤダ！

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

でもこの妖狐設定なエルサ、雪と氷操れて人間社会を裏から操ろうとしてる九尾の娘で唯一の手掛かりってなったらどっかの研究所で実験動物だよ。漏れなく手枷足枷首輪だよ！超似合うよ！萌えるよ！そして安定の人間不審だよ！そこをアナちゃんが頑張ってどうにかして絆作ってくよ！楽しくなってきた！！

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

東の小国。日本には古来から『妖怪』っていう存在がいたらしい。こっちでいうモンスターだけど、その妖怪の中でも一際たちの悪い妖怪がこっちにも侵入して来ていた。九本の尻尾を持つ狐の化け物。それは中国を掌握し、ロシアを壊滅させ、そしてここ、ヨーロッパにまで手を掛けようとしていた（あらすじ

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

研究員：アナ（22歳くらい？） 大学卒業後、父が手掛ける事業の一つである研究施設に就職とか、そんな感じで。 妖狐エルサを人間側に戻そうと頑張るけれど、前途多難。でも一緒にいる内にエルサが愛しくてしょうがなくなり、その内婚期を逃す。

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

ロリ妖狐エルサ（8～10歳くらい？） 生後何か月かで両親を妖怪に殺され、エルサ自身は九尾に献上される→雪と氷の素質を九尾に見出され、妖力を与えられて無理矢理能力開花→大きな耳とモフモフの尻尾生える。 なんやかんやあって九尾から奪取され、アナのいる研究施設に監禁、からの～実験動物！

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

あー、やっぱり8歳くらいにしようかなー。人間信じられなくて人間恐くてガルルルしてる子エルサ可愛いよねー

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

九尾ママに赤ん坊の時から「人間は敵」とか「人間は恐ろしい生き物」って教えられて育てられてきたから、きっと人間怖すぎて威嚇してるクセに尻尾前に丸まってるんだよ、きっと。可愛い

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

最初は恐くてアナちゃんの手に噛み付いたりするんだけど、アナちゃんそんなの気にせず抱き締めて「だいじょうぶ、だいじょうぶ」って言い聞かせて。んでもう敵じゃないって解かると「ごめんなしゃい」って涙目で言いながら噛み付いた手一生懸命ペロペロするんでしょ？可愛いー！

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

@kei_off エルサ髪の毛ふわふわだから、きっと尻尾もサラサラふわふわだよ！かわいいかわいい！保護して全力で可愛がりたい(*´Д`)ﾊｧﾊｧ

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

九尾の手掛かりが見つかった。そう報告が入って研究所中が騒ぎになった。なんでも『九尾の娘』を捉えたんだという。どんな化け物なんだろうかと、あたしは内心で戦々恐々とした。けれど開示された情報を見て、あたしは愕然とした。そこに載っていた写真は幼い女の子だったから。

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

DNA鑑定の結果、九尾の娘の身体は人間のものだった。妖力、と呼ばれるものを注ぎこまれた所為でカラダの一部が変化し、耳と尻尾が生えてしまっているという。更に調べた結果、その子は不可思議な能力を持っていた。雪と氷を操る異形の力。九尾関係者は皆この子を恐れた。化け物だと恐れた。

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

研究所内は、その子の事を調べることに躍起になった。人民の為とか社会の為とか国の為とか未来の為とか、そんなのあたしには言い訳にしか聞こえない。だってこれじゃあ実験動物扱いだ。手枷をして足枷をして、首輪まで付けて拘束して。嫌がる少女に無理矢理実験薬を飲ませたり、注射をしたり……

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

九尾に効果のある薬なのかを調べる為の劇薬を投与されたまま、猛獣がいる檻の中に投げ込まれたりもした。もともと痩せ気味だった幼い体は日に日にガリガリになって、傷だらけになって、注射痕も消えなくなって。あたしはもう研究に携わるのが辛くてしょうがなくなっていった。

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

だって、あの子の寝顔見てしまったから。痛くて苦しい、殺される寸前まで及ぶ実験が終わり、疲れ切って眠るその横顔。痛ましくて痛ましくて、微笑ましくて辛かった。あたしはあの瞬間、「あぁ、ただの子供なんだ」って、そう知ってしまった。

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

実験中、あの子は口を開かない。開くのは悲鳴を上げる時だけ。甲高く澄んだ悲鳴を聞く度に、胸が張り裂けそうになる。痛かった。だってこれ、だたの泣き叫ぶ子供の悲鳴なんだよ？ 「もぉ、やめてよ……やめてよぉ……」 強化ガラスを叩いて訴えるあたしを、研究仲間は皆おかしな奴を見る目で見た。

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

実験をやめるように責任者に進言した。せめてもっと違うやり方があるんじゃないかとレポートを提出した。このままでは殺してしまうとも申し出た。けれど、全て却下された。これだから女は……と、挙句の果てには切り捨てられる話まで出された。今あたしがここから離れたら、あの子はこのまま……

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

あの子はこのまま、殺される。実験動物のように呆気なく殺されて、遺体は様々な形で保存されて次の実験に使われていく。死後の安寧さえ許されない。そんなの間違ってる。だって、あの子は何も悪くない。助けなきゃ。どうにかしなきゃ。でも、どうする？

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

研究所を出る間際、思考を巡らすあたしの耳を轟音が劈いた。振り向けば火柱が上がっていて、しかしその火柱は瞬時に氷の柱に姿を変えた。そうして巨大で鋭利な氷の柱が幾本も研究所の屋根を貫き生えた。あの子だと直ぐに分かって、あたしは走り出した。

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

研究所施設は全てが凍り付いていた。寒くて寒くて堪らない。あの子の暴走も想定して作られた施設だというのに、こうも簡単に全てを無効化されるとは思わなかった。あまりに巨大な力に背筋が震える。けれどそれは寒さの所為だ。こわくなんかない。だっていつだって怖かったのは、きっとあの子だ。

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

あの子の場所まで辿り着く。周りに幾人もの研究員と警護員が倒れていて、その他の人たちはあの子を遠巻きに見ながら壁に背を預けて震えていた。氷の牙が生えた中心に、ぺたりと座り込んでいるあの子。一度こくりと唾を飲み込んでから、ゆっくりと歩み寄る。凍った床がパキッと音を立てていく。

万屋和風愉菓子店@絶滅種のポンデ @yorozuya753

近付いていくにつれて、状況を理解した。あの子の傍らには、よく分からない生き物が転がっていた。ライオンの頭と胴体に蛇のような尾と鷹のような大きな翼。お伽噺に出て来る合成生物のような動物。こんな研究、どこで？なんて疑問は置いといて、あたしは目の前の女の子に意識を集中する。