ハイデガーシンポ 『存在と時間』その翻訳を巡って聴講録
- sunamajiri
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シュラエルマッハーの問いについてハイデガー新訳者の高田さんにききたいところでもある。 pic.twitter.com/OJpQrNJPJ6
2014-11-24 17:55:30ハイデガーにとって意味訳ではない逐語訳とは、ラテン語を介さない訳ということになる~。 pic.twitter.com/XRVisTznF5
2014-11-24 18:01:53和訳をこの翻訳の哲学の観点から評価する時に重要なのは概念対への着目である。下に行くほど、意味訳で解釈学が介在して、ハイデガーが遂行する形式的告示が損なわれる和訳になるのではないか。 pic.twitter.com/QaAy4qWe9g
2014-11-24 18:09:07池田喬さんの質問に、直訳か意訳かと言われると、意外に素直な気持ちで訳している、と高田さん。 pic.twitter.com/pXNqEVsvyc
2014-11-24 18:13:41ハイデガー自身が訳語の試行錯誤をしているので、あるところまでなされる逐語訳が、破綻する場合、工夫させられる。ハイデガーは単語志向だが、文章のレベルではつねに引き受けなければならない。
2014-11-24 18:16:15高田訳での対語、手近と手許だが、ハイデガー自身が間違えて使っている箇所すらあるが、それがどういうことかを汲むのが意訳で、ハイデガー自身がその微妙なことを言いたかったはずである。 pic.twitter.com/sg5GJIVerC
2014-11-24 18:20:14最後の斎藤元紀さんの翻訳の解釈学のセッションへ。たしかに高田訳は、院生と原文を読んでいても傍に置いているが、日本語としてイメージがわきやすい。 pic.twitter.com/4b740WXxxX
2014-11-24 18:33:09高田さんが訳出してるナトルプ報告自体、ハイデガー自身の翻訳への言及がみられる。アリストテレスに誘発されている~ pic.twitter.com/6IoctwFsbP
2014-11-24 18:36:23和訳が多いのは解釈学の濃密さだ。訳者後書きや巻末解説も、当初は解釈学によってフッサール現象学にカツをいれただったのが、ある時点以降は解釈学批判として解説している。 pic.twitter.com/pPYmMVYn3B
2014-11-24 18:41:45ハイデガーのフライブルク時代、翻訳の解釈学。 pic.twitter.com/aKmIHvb6VF
2014-11-24 18:43:25ハイデガーがフライブルク時代、翻訳は解釈でありそれは直感というが、ナトルプ報告でそれへの反省をアリストテレスに即してやっている~。 pic.twitter.com/nn7bcvMK3g
2014-11-24 18:46:16その上で、なんのために翻訳するのか、翻訳の意図を明確化するよ、といっている。 pic.twitter.com/Cjx6b2OAsa
2014-11-24 18:48:01ライプニッツの逐語訳が多義性だらけになり造語のようになることを通じて、逐語訳を批判。 pic.twitter.com/in6i0kVqUo
2014-11-24 18:50:42数学とは異なる厳密さ、という直観が問題にされた。 pic.twitter.com/t9Xb1wRNPv
2014-11-24 18:52:33そこで問題なるのがパラフレーズ、つまり言い換えとは何かというハイデガー的な問題。ハイデガーからすれば事柄そのものだが、翻訳には決定訳がありえないから、という。 pic.twitter.com/tmmTcRg9cF
2014-11-24 18:55:07ハイデガーは下手な翻訳者だといわれたがだから文法なんて~ pic.twitter.com/UrAnhEbEoN
2014-11-24 18:57:16初期はハイデガーは文法などない、事柄しかない、といっていたが、存在と時間ではついに言葉もない、というにいたっている。 pic.twitter.com/zIUuwNIF0D
2014-11-24 19:04:09斎藤氏の高田氏への質問。存在相上は前半やったので、投射という新訳語。 pic.twitter.com/9HC94eU52E
2014-11-24 19:06:25斎藤氏の高田氏への質問その二。日本語がハイデガーをパラフレーズ=言い換えるとは。 pic.twitter.com/o5mrK8ycrw
2014-11-24 19:11:38テンポラリテート以上に、急に頽落と怒られるような書き方になったのは、存在と時間では言語論が中途半端になったのだろう。語りから頽落になるのは言語を語るところを見失ったのだろう。高田
2014-11-24 19:24:05もっと言語論にしようとして、語りからいきなり頽落にワープした。そのあたりで和訳に従来は動揺が生じたのではないか。高田
2014-11-24 19:25:33ハイデガーは田舎者と常に自覚して、哲学ではつかわない日時的な平易な言い方で異化作用と緊張を生んでいるが、それを日本語で従来の哲学的な言い方に戻す必要はないのではないか。高田
2014-11-24 19:31:00時間押しまくりだが、全体討議へ。生まれたのはなぜか、自分で選べないこと、という事柄が、高田訳では平易になっていると質問者。 pic.twitter.com/0vZc5k8Szg
2014-11-24 19:34:18