自然科学的心理学と人文学的心理学

 渡邊芳之、宮川剛両教授(ご専門は心理学)の、心理学と自然科学の関係についての議論をまとめました。  科学論的にはけっこう興味深い一時資料かと…。  といっても、適当に検索かけてつっこんだだけなので修正があればどなたでもお願いします。
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渡邊芳之 @ynabe39

「専門家にしかわからないこと」と「専門家ではない人」とをつなぐ仕事には専門性が必ず必要だ。心理学の教育は心理学者にしかできないし,心理学者の研究知見を社会に伝える仕事も心理学者にしかできない。

2011-01-02 13:19:35
渡邊芳之 @ynabe39

現実にはどの分野でも「国際レベルの実証研究業績をガンガンあげている人」は主にトップクラスの大学にいる比較的少数の人で,それ以外の多くの専門家たちは自分の分野全体の研究成果を伝達したり応用する仕事をしているわけだ。前者がいなければ後者はないが,後者がいなくても前者はない。

2011-01-02 13:22:27
渡邊芳之 @ynabe39

心理学はこれまで何をやってきていま何をやっているのか,それが他の分野とどのように共通しどのように違うのか,が私の研究テーマです。 RT @neoghg: 先生、だからあなたの研究する心理学とはいかようものなのですか?簡潔にお願い致します。

2011-01-02 13:24:32
渡邊芳之 @ynabe39

毎年彼には笑いますね。RT @tochiemon: かしわばらすごいっすね。

2011-01-02 13:24:50
渡邊芳之 @ynabe39

むしろその「人の心がわかっていると感じること」がどこから来るのかのほうが心理学の研究テーマですね。 RT @NatukiSenpai: 人の心がわかる人は心理を勉強する必要なんか感じないけどね

2011-01-02 13:25:46
渡邊芳之 @ynabe39

それは私の書いたものをごらん下さい。プロフィールにも著書が示されています。 RT @neoghg: では更にそれらを具体的に言いますと?

2011-01-02 13:26:38
渡邊芳之 @ynabe39

客観的には存在しなくても「みんながあると信じている」ことはたくさんあります。それを信じることに,それについて述べることにどのような役割があるのか。 RT @sunako_k: あれ?心とか魂とか存在しないって私は習ったような…。

2011-01-02 13:29:06
渡邊芳之 @ynabe39

買いだと思うから出版しています。でも図書館にもけっこう入っているようです。多くの大学の図書館は学生でなくても本を貸してくれますよ。 RT @neoghg: 高いっすねw あえて野暮なこと聞きますけどずばり買いですか?極力本は借りないで購入して線引く派なんもんで。…

2011-01-02 13:30:18
渡邊芳之 @ynabe39

奥多摩で遭難しかけた時も俺たちは笑っていました。大場久美子の引退コンサートの日の豪雨でびしょぬれになった時も大笑いした。 RT @decodecox: 同感!想像の域を超えると笑えるってなんでしょうか?こんな時に思い出すのが阪神大震災で目の前で高速が倒れてるのを見た時に...

2011-01-02 13:31:55
渡邊芳之 @ynabe39

自分以外の他人にも意識が存在することは証明できるか。 RT @neoghg:  あるとかないって哲学の分野じゃないですか?てか意識って客観的に存在するでしょう。私と汝の間柄でお互い会話が成立しているのですから。魂の座はどこかというのはまた別の話で。

2011-01-02 13:32:47
渡邊芳之 @ynabe39

どうぞよろしく! RT @neoghg: 失礼な事言ってすみませんでした。 弁解ですがうちの教授は自分で自著が仕事で仕方なく書いたとか言ってましたのでそういうことおもあるかなと。 ちなみに修士3(笑)なんで図書館利用できます。とりあえず少し目を通してみますね。

2011-01-02 13:33:43
渡邊芳之 @ynabe39

もともと私の研究も「パーソナリティなんてどこにも存在しないじゃないか,それをまるで客観的な実在のように言ってるパーソナリティ心理学っていったいなに?」というところからスタートしました。

2011-01-02 13:36:13
渡邊芳之 @ynabe39

「あるかないか」だけを専門にしたらそれは哲学ですが,あらゆる学問分野に「自分たちの使っている概念の指し示すものはなにか,それは本当にあるのか」という哲学的な問いがあるわけですね。 RT @ynabe39  あるとかないって哲学の分野じゃないですか?

2011-01-02 13:38:34
渡邊芳之 @ynabe39

「一般の人に渡邊のような奴だけが心理学者だと思われたら心理学のためにならない」というのは十分ありうると思います。でもそれは私を黙らせることによってではなく,自分たちも心理学の外側へ向けて語りかけることによってしか解決されない問題だと思います。

2011-01-02 13:42:21
渡邊芳之 @ynabe39

今のところとくに興味ないです。コメントするほど読んでいない。 RT @neoghg: 西田哲学について何かコメントお願い致します。

2011-01-02 13:43:07
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

パーソナリティは間違いなくあると思いますよ。RT @ynabe39: もともと私の研究も「パーソナリティなんてどこにも存在しないじゃないか,それをまるで客観的な実在のように言ってるパーソナリティ心理学っていったいなに?」というところからスタート

2011-01-02 13:46:13
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

うつ研究も含めて、研究ではオリジナルデータが最も貴重だと思います。RT @ynabe39: .. 心理学者が「うつや自殺の社会的要因」について言及するためには「その心理学者自身がそれについて研究して国際論文で発表することが必要」という意味だろうか?

2011-01-02 13:48:46
渡邊芳之 @ynabe39

操作的に定義されて測定されたパーソナリティは確かに存在しますね。これは「意識」でも「認知」でも同じ。 RT @tsuyomiyakawa: パーソナリティは間違いなくあると思いますよ。

2011-01-02 13:48:53
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

そういう役割はあるべき。でも日本の心理学では多すぎなのでは?RT @ynabe39: 私は「心理学の専門の訓練を受け,心理学のテーマで研究をしている心理学者が,他の心理学者や隣接領域の研究知見に基づいてさまざまなことに言及する」ことも学者の大切な社会的役割.

2011-01-02 13:49:47
渡邊芳之 @ynabe39

あるいは「自分や他人の一貫した行動傾向として認知されるパーソナリティ」も確かに存在しますね。でもそれらはそれぞれ別のものだし,それと「われわれが日常的に存在すると思っているパーソナリティ」とは重なるところもあれば,ズレるところもある。 @tsuyomiyakawa

2011-01-02 13:50:43
渡邊芳之 @ynabe39

「研究」ではもちろんそうですね。でも私は「学者の仕事は研究だけではない」と思います。 RT @tsuyomiyakawa: うつ研究も含めて、研究ではオリジナルデータが最も貴重だと思います。

2011-01-02 13:51:29
渡邊芳之 @ynabe39

そうでしょうか?具体的にそんな人どこにいますか? RT @tsuyomiyakawa: そういう役割はあるべき。でも日本の心理学では多すぎなのでは?

2011-01-02 13:52:05
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

それはあると思います。ただポストが少ないんで..。先端的な研究成果を挙げている人も職に困っています。RT @ynabe39: 「実証研究している人」と「他の学問をされている方」とをつなぐのも学者の大切な役割だと思います。前者が常にその「つなぎ」を意識しないといけないのも大変。

2011-01-02 13:52:23
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

操作的な定義をしないと科学の対象にならないので、それで良いのでは?RT @ynabe39: 操作的に定義されて測定されたパーソナリティは確かに存在しますね。これは「意識」でも「認知」でも同じ。

2011-01-02 13:53:32
渡邊芳之 @ynabe39

「日本の心理学には〜な人が多すぎ」という人が知っている「外国の心理学者」はもともと日本の心理学者でも名前を知っているような有名な人で,日本人でも読めるような研究業績を挙げていて,日本からの留学生を受け入れているような人に偏っていると思います。

2011-01-02 13:54:16
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