八月革命説を調べてみた

私が読んだ本,論文からのメモをまとめました。
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@YOW_

インターナショナルというものが、連合側戦後処理に実際になんらかに関わってたのかどうかが、どうも影山の文章からは分からない。「世界史的意味」などイデオロギー面はずっと語られていくのだが。

2011-02-06 18:21:14
@YOW_

今のところほぼ100%イデオロギーの話になってる。「デ・ファクトとしての八月革命は自己の正当性を確認する行為によって帰結する。この確認ー革命の総括こそ46年憲法の制定行為であった。旧体制天皇制の政治支配から国民を解放する歴史的行為にほかならなかったのである。」

2011-02-06 18:43:28
@YOW_

やっと法制上の話にかかってきたけど、「デ・ファクトの意味での八月革命をデ・ユーレ(法制上)の意味で把握するとすれば、第一にポツダム宣言に核心を見いだすところの"国際法上の合法性"ー民主主義革命という歴史的事実の正当性が同時にこの合法性の形態をもっていたことである」

2011-02-06 19:11:31
@YOW_

国際法の合法性の話で、民主主義「革命」という言葉を使用するのが果たして良いのかしら、などなど。正当性の問題とかも全体に追究が浅い印象。

2011-02-06 19:24:51
@YOW_

『デ・ファクトとしての八月革命』『デ・ユーレとしての八月革命』は、やはり100%近くイデオロギー「運動」の話だった。次は主権論について。

2011-02-06 19:57:41
@YOW_

とにかく「歴史的」や「人民(の主体)」に根拠をもっていくので、全体に説明が粗くなるのだな。飛ばし読みしたり、ひっかかったり。

2011-02-06 20:07:06
@YOW_

社会主義における主権について:「労働者階級の独裁がなにゆえ労働者階級の主権とよばれなければならないか。…外面はインターナショナリズムで規定すれば理論上足りるだろう、対内面のレベルでは、国家権力が"階級の独裁"である本質的規定は、それ自身この権力自体の帰属点を自己証明しているから、

2011-02-06 20:25:05
@YOW_

承前「主権概念は、むしろ存在理由を失う。資本主義の社会構成において、国家権力の帰属点とその正当性たるイデオロギーの帰属点(国民)とがいわば分離してる事と比較すると、社会主義的主権の重要な特質とみなす事が出来る」…荒っぽい。

2011-02-06 20:45:47
@YOW_

影山日出彌読み終了。イデオロギーの「法学」という立場ゆえに、かえって、80年代全盛期ポストモダンの言説みたいに、非常に「装飾」を感じる文章だったという印象。

2011-02-06 21:02:05
@YOW_

宮沢俊義、ちょっとポイントもう一度整理(『実定憲法秩序の転換と「八月革命」言説』高見勝利)

2011-02-16 21:15:07
@YOW_

1)まず、明治憲法改正が認められる趣旨は、明治憲法第73条にあったとしている。「国体の大綱は万世に亘り永遠恒久にして移動すべからざるといへども、政制の節目は世運とともに時宜を斟酌して之を変通するは亦やむべからざるの必要たらずむばあらず」

2011-02-16 21:27:59
@YOW_

2)日本国憲法は、実際上の便宜で、明治憲法73条による改正という手続きをとることで、明治憲法との形式的な継続性を保持したもので、その措置は適切であった。つまり、明治憲法がただちに廃止されたわけではない。

2011-02-16 21:31:12
@YOW_

3)「明治憲法の国体の本義に関する規定(憲法第1条など)は改正の対象とはなり得ぬことはいふまでもない」として、改正権の発動には憲法の基本原則に基づく限界が存すると解していた。

2011-02-16 21:34:38
@YOW_

4)明治憲法の原則である天皇主権主義と原理的に対立する国民主権主義を定める事は法的に不可能。ポツダム宣言「日本国の最終的の政治形態は……日本国民の自由に表明する意思により決定せられるべきもの」の受託により、国民主権主義への転換、即ち法的意味での「革命」が既に成立していたと解すべき

2011-02-16 21:40:22
@YOW_

以上,宮沢のポイント整理終わり。

2011-02-16 21:40:41
@YOW_

日本国憲法制定の民主的正統性の不確かさについて> 46年3月12日閣議決定とは別の入江による策定案:明治憲法73条の改正手続きに関する部分をまず改正「各議員の2/3以上の賛成で国会が発議,国民投票」⇒憲法議会を招集して改正案⇒憲法改正の国民投票をする(11月中旬予定)

2011-03-04 10:10:13
@YOW_

同じ頃、帝大憲法委員会があり、南原繁総長に具申「民主的なる憲法とは決して単にその内容が民主的なるを以て作るのではなく、真に民主的なる手続き、すなわち、国民の自発的なる意向にもとづき国民の充分なる批判と討議を経て作られたる憲法にして始めて民主的成る憲法の名に値する」

2011-03-04 11:14:11
@YOW_

8月27日この報告書(丸山眞男原案)を元に貴族院で南原が論じた:「草案の内容そのものの可否は別とし、我々はむしろ該草案制定方法の非民主的なのを問題とする」「草案の作成自体がすでに国民の代表する議会によってなされる事が理想、しかし現行憲法73条により政府案としての形式を取ったが(続

2011-03-04 10:23:50
@YOW_

「(承前)少なくともかかる議会人を中心とし、学者・経験者を合わせて、国民の意思と慧知を反映せしめるに足る憲法改正審議会を組織してこれに附議すべきは、過去の重要法案についてさえ採られ来った方法である」

2011-03-04 10:29:15
@YOW_

明治憲法73条手続きの形式の逡巡:マッカーサー草案を基にした憲法改正綱草案(三月六日案)作成段階で、明治憲法改正規定から認められないとする幣原首相に対し、入江は「この案を総理より内奏して御嘉納をたまひ、勅語を仰ぎ、かかる案を案とすることについて天皇の御意思の御決定を願ふのは如何」

2011-03-04 10:43:34
@YOW_

承前)松本国務大臣「あまり気のりしないが色々議論した結果、そうでもしておこうじゃないか」という事になり、三月六日案公表と同時に勅語が:「(ポ宣言の)主義ニ則リ憲法ニ根本的ノ改正ヲ加ヘ以テ国家再建ノ礎ヲ定メムコトヲ庶幾フ政府当局其レ克ク朕ノ意ヲ体シ必ズ此ノ目的ヲ達セムコトヲ期セヨ」

2011-03-04 10:50:30
@YOW_

「宮沢説にしろ、政府見解(金森答弁:国民の自由なる意思の決定というポ宣言の手続き的要請を満たすのは民意を代表する衆議院を置いて他に無い)にしろ、現行憲法の民主的正当化は十分なものでなかったと言える」以上、高見勝利『実定憲法秩序の転換と「八月革命」言説』

2011-03-04 10:57:02
@YOW_

ストレッチしながら、加藤陽子『第日本帝国憲法下の戦争指導」読む、23:30まで

2011-03-22 22:25:35
@YOW_

[法]「戦時中のみの天皇直属の最高統帥機関として、1893年5月19日に勅令第52号戦時大本営条例によって法制化。日清戦争での大本営は1894年6月5日に設置」 / 大本営 - Wikipedia http://htn.to/TumWxk

2011-03-22 22:34:14
@YOW_

帝国憲法9条(勅令について)「天皇は、法律を執行するために、又は公共の安寧秩序を保持し国民の幸福を増進するために、必要な命令を発し、又は発せさせる。ただし、命令をもって法律を変更することはできない。」ただし法律を変更する事はできない…イミフ。結局、勅令ってなんだろな?

2011-03-22 22:39:18
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