ボツ原稿・ボツネームでも原稿料は請求できる!? 漫画家の権利と立場とは
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yomogimochi21
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漫画業界は、電子出版の動きが出てきたことで、ようやく、著者にどんな権利と責任があるのか、ということを、著者自身が意識しはじめた段階だと思います。自分自身も去年、一連の電書関連の動きの中で、すこしずつわかってきました。具体的に(続 @takashipom
2011-01-07 11:25:26
「マネジメント元年」という意識はしてませんでしたが、たしかにそうかもしれません。今年は、海を越えようと思っているので、たぶん何かしらにぶつかる予感はしています。 @takashipom
2011-01-07 11:29:24
というわけで、漫画家さんは、Jコミでも、パブーでも、漫画onWEBでも、Kindleでも、AppStoreでもいいので、一度、電子書籍を自分で出してみることをおすすめします。社会、世界と自分の距離感が、皮膚感覚がわかる/変わるはず。電書フリマやってみたい、って人は、声かけてー。
2011-01-07 11:48:55
編集者ですら著作権に詳しい人間は一握り。啓蒙サイトが必要かも。 RT @ume_nanminchamp: というわけで、漫画家さんは、Jコミでも、パブーでも、漫画onWEBでも、Kindleでも、AppStoreでもいいので、一度、電子書籍を自分で出してみることをおすすめします。
2011-01-07 12:18:02
以前、何百枚もネームを書かされけっきょくボツというツイートを見た記憶があるけれど。出版社と喧嘩する気があるなら、その原稿料は請求できる。労働に対する正当な権利だから。ただ、多くの作家はそういうことを知らないし、そこで出版社との関係を悪くして干されても困るので、泣き寝入りする。
2011-01-07 12:20:55
出版社の側も、それが常態化しているので、「本来はボツ原稿でも、契約書を交わしていない限り労働の対価には報酬を払わないといけない」ということがわからない。この場合の契約書とは「不採用の場合は原稿料は払わない」という内容。投稿者ではなくプロならば、労働に対価が発生するのは当然。
2011-01-07 12:24:20
@mogura2001 しかもいろんな解釈があって、ほんとわかりにくいですよね。
2011-01-07 12:26:47
最後は裁判で争うしかないんですが、たいがいの編集は「業界での評判が悪くなって仕事来なくなりますよ」と暗に脅しますしね。でも作家の側も、法知識と電子出版で自己防衛するべき時代です。 RT @ume_nanminchamp: しかもいろんな解釈があって、ほんとわかりにくいですよね。
2011-01-07 12:35:43
ウチも電子書籍以外にもいろんな件で、編集者に脅されましたが、見てる人は見てるので、ちゃんと仕事はいただけてます。 RT @mogura2001 最後は裁判で争うしかないんですが、たいがいの編集は「業界での評判が悪くなって仕事来なくなりますよ」と暗に脅しますしね(略
2011-01-07 12:38:53
.@mogura2001 あ、いや、自己防衛しなくてもいい、という訳でなく。変なとこ(略)にしちゃってすみません。
2011-01-07 12:39:33
この業界の伝説で、担当者が出来の悪い原稿をシュレッダーにかけたとか面白可笑しく語られるが、これも法的には漫画家に財産である原稿を一方的に破損したのだから、相応の賠償が必要。その場合の賠償とは原稿料×3倍というようなものではない。それは単なる慣例なのは雷句先生の裁判で明らか。
2011-01-07 12:29:32
例えば、契約書はだいたい著者の側から言い出さないと、三年(または5年)で自動更新という文言が入っている。うっかり更新破棄を通告していなかったので三年我慢…という必要はない。一定期間重版をかけていなければ、継続的な出版の意志がないとみなされ、契約中でも破棄できる。
2011-01-07 12:40:22
また、出版契約というのは、その判型で出す権利の確認なので、例えばジャンプの連載中の作品が、ある日講談社からB6判で出ても可。もちろん、仁義の問題としてそれはないけど、それぐらいのものという理解は必要。契約書に複数の判型での権利を認める云々の文言が盛り込まれていても、それは無効。
2011-01-07 12:45:13
その条項が有効になるのは、出版の実態がないとダメ。新書版でだけ出しておいて、B6判や文庫判の権利は主張できないし、アリバイ的に少部数発行しても、契約書にある部数を均等に刷らないとダメ。初版部数が明記されていない契約書も無効。でも、こういう基本的なことを知らない作家は多い。編者も。
2011-01-07 12:51:19
自分にしても、某出版社があまりに非常識な態度をとってきた時、知り合いの弁護士に相談して、「二度とそこと仕事しない気なら、書き直しさせられた原稿の分の原稿料も請求できるし、原稿料も事前に取り決めていなかったなら、全原稿料の中で最も単価が高い額で請求出来ますよ」と言われて驚いたレベル
2011-01-07 13:01:17
「逆に、口約束で何本仕事を保証されても、それは反故にされたからって、保証は請求出来ませんから、気をつけてください」とも。労働の実態がないからこれは当然か。そうなると、実際に裁判しないと額の認定はわからないが、没ネームでも完成原稿の原稿料で賠償を請求できる。
2011-01-07 13:06:28
その弁護士さんの見解が正しければ、マンガってのは請負じゃなくて準委任契約になるってことでしょうか。著作権も絡んできてるせい?他業界は良く分からないですね。http://togetter.com/li/8.. http://togetter.com/li/86910
2011-01-10 17:12:56
これは考えて見たら当然で、『座頭市』の原作は『鬼平犯科帳』より分量が少ないから著作権が認められないとか、映画化の際に原作料が値切られるはずもないのと同じ。自分の場合は文字原作もネーム原作も原稿料は同じなので、文字だから安いとかはないのと同じ。
2011-01-07 13:10:33
原作者の方が漫画家より原稿料は安いのが一般的傾向だが、新人漫画家の二倍三倍の原稿料を取る大御所原作者は多い。大御所原作者のネーム原作が2万円で、新人漫画家の完成原稿が5千円なんてこともある。原稿にかけた手間暇ではなく、アイデアが価値。原稿の価値は相対的なもの。
2011-01-07 13:17:11
@mogura2001 「在庫が残っているので契約解除はできない」(暗に「在庫買い取れるのか」の圧力)と言われる場合はどうすればよいでしょうか。
2011-01-07 13:08:45
在庫のある・ないは、作家の責任ではない(見積もりを誤った出版社の責任)ので、契約解除不可の理由にはなりません。また契約を解除しても、作家側が出版差し止め訴訟でも起こされない限り、出版社は契約して刷った本は在庫を売り切るまで販売する権利があります。 RT @kotono8:
2011-01-07 13:23:32
@mogura2001 なるほど。では、重版もかからないまま契約解除もされずに塩漬けになっている本がある場合、かなり強気に出ても大丈夫ということですね。
2011-01-07 13:28:38
本を売るのは出版社の仕事なので、その責任を作家に求めるのはお門違い。その出版社と二度と仕事しない覚悟があるなら、「継続的な出版の意志がないものとみなし契約は更新しません。在庫は売り切って頂いて結構です。ご不満があるなら弁護士の方に」で、ほぼ大丈夫。 RT @kotono8:
2011-01-07 13:30:42
いちおう、三年間重版がかからないと、ひとつの目安になります。出版社も契約維持のためだけにアリバイ的に少部数を刷るメリットは、あまりないですから(少部数だと単価が高くなる)。 RT @kotono8: なるほど。では、重版もかからないまま契約解除もされずに塩漬けになっている本があ
2011-01-07 13:38:03