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ボツ原稿・ボツネームでも原稿料は請求できる!? 漫画家の権利と立場とは

喜多野土竜さんが漫画家の原稿料や重版や版型など、出版に対する権利について解説されておられましたので引用します。 「契約書」の存在がカギだと思いますが、業界では口約束が主流なようで、漫画家さんも大変ですね。 また、ボツ原稿・ボツネームを描かされたのが事実かどうか裁判でどうやって証明するのか、といった手続法的な問題もあると思います。
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うめ 『アイとアイザワ』2巻9/20発売 @ume_nanminchamp
漫画業界は、電子出版の動きが出てきたことで、ようやく、著者にどんな権利と責任があるのか、ということを、著者自身が意識しはじめた段階だと思います。自分自身も去年、一連の電書関連の動きの中で、すこしずつわかってきました。具体的に(続 @takashipom
うめ 『アイとアイザワ』2巻9/20発売 @ume_nanminchamp
「マネジメント元年」という意識はしてませんでしたが、たしかにそうかもしれません。今年は、海を越えようと思っているので、たぶん何かしらにぶつかる予感はしています。 @takashipom
うめ 『アイとアイザワ』2巻9/20発売 @ume_nanminchamp
というわけで、漫画家さんは、Jコミでも、パブーでも、漫画onWEBでも、Kindleでも、AppStoreでもいいので、一度、電子書籍を自分で出してみることをおすすめします。社会、世界と自分の距離感が、皮膚感覚がわかる/変わるはず。電書フリマやってみたい、って人は、声かけてー。
喜多野土竜『通潤橋物語』発売中 @mogura2001
編集者ですら著作権に詳しい人間は一握り。啓蒙サイトが必要かも。 RT @ume_nanminchamp: というわけで、漫画家さんは、Jコミでも、パブーでも、漫画onWEBでも、Kindleでも、AppStoreでもいいので、一度、電子書籍を自分で出してみることをおすすめします。
喜多野土竜『通潤橋物語』発売中 @mogura2001
以前、何百枚もネームを書かされけっきょくボツというツイートを見た記憶があるけれど。出版社と喧嘩する気があるなら、その原稿料は請求できる。労働に対する正当な権利だから。ただ、多くの作家はそういうことを知らないし、そこで出版社との関係を悪くして干されても困るので、泣き寝入りする。
喜多野土竜『通潤橋物語』発売中 @mogura2001
出版社の側も、それが常態化しているので、「本来はボツ原稿でも、契約書を交わしていない限り労働の対価には報酬を払わないといけない」ということがわからない。この場合の契約書とは「不採用の場合は原稿料は払わない」という内容。投稿者ではなくプロならば、労働に対価が発生するのは当然。
うめ 『アイとアイザワ』2巻9/20発売 @ume_nanminchamp
@mogura2001 しかもいろんな解釈があって、ほんとわかりにくいですよね。
喜多野土竜『通潤橋物語』発売中 @mogura2001
最後は裁判で争うしかないんですが、たいがいの編集は「業界での評判が悪くなって仕事来なくなりますよ」と暗に脅しますしね。でも作家の側も、法知識と電子出版で自己防衛するべき時代です。 RT @ume_nanminchamp: しかもいろんな解釈があって、ほんとわかりにくいですよね。
うめ 『アイとアイザワ』2巻9/20発売 @ume_nanminchamp
ウチも電子書籍以外にもいろんな件で、編集者に脅されましたが、見てる人は見てるので、ちゃんと仕事はいただけてます。 RT @mogura2001 最後は裁判で争うしかないんですが、たいがいの編集は「業界での評判が悪くなって仕事来なくなりますよ」と暗に脅しますしね(略
うめ 『アイとアイザワ』2巻9/20発売 @ume_nanminchamp
.@mogura2001 あ、いや、自己防衛しなくてもいい、という訳でなく。変なとこ(略)にしちゃってすみません。
喜多野土竜『通潤橋物語』発売中 @mogura2001
この業界の伝説で、担当者が出来の悪い原稿をシュレッダーにかけたとか面白可笑しく語られるが、これも法的には漫画家に財産である原稿を一方的に破損したのだから、相応の賠償が必要。その場合の賠償とは原稿料×3倍というようなものではない。それは単なる慣例なのは雷句先生の裁判で明らか。
喜多野土竜『通潤橋物語』発売中 @mogura2001
例えば、契約書はだいたい著者の側から言い出さないと、三年(または5年)で自動更新という文言が入っている。うっかり更新破棄を通告していなかったので三年我慢…という必要はない。一定期間重版をかけていなければ、継続的な出版の意志がないとみなされ、契約中でも破棄できる。
喜多野土竜『通潤橋物語』発売中 @mogura2001
また、出版契約というのは、その判型で出す権利の確認なので、例えばジャンプの連載中の作品が、ある日講談社からB6判で出ても可。もちろん、仁義の問題としてそれはないけど、それぐらいのものという理解は必要。契約書に複数の判型での権利を認める云々の文言が盛り込まれていても、それは無効。
喜多野土竜『通潤橋物語』発売中 @mogura2001
その条項が有効になるのは、出版の実態がないとダメ。新書版でだけ出しておいて、B6判や文庫判の権利は主張できないし、アリバイ的に少部数発行しても、契約書にある部数を均等に刷らないとダメ。初版部数が明記されていない契約書も無効。でも、こういう基本的なことを知らない作家は多い。編者も。
喜多野土竜『通潤橋物語』発売中 @mogura2001
自分にしても、某出版社があまりに非常識な態度をとってきた時、知り合いの弁護士に相談して、「二度とそこと仕事しない気なら、書き直しさせられた原稿の分の原稿料も請求できるし、原稿料も事前に取り決めていなかったなら、全原稿料の中で最も単価が高い額で請求出来ますよ」と言われて驚いたレベル
喜多野土竜『通潤橋物語』発売中 @mogura2001
「逆に、口約束で何本仕事を保証されても、それは反故にされたからって、保証は請求出来ませんから、気をつけてください」とも。労働の実態がないからこれは当然か。そうなると、実際に裁判しないと額の認定はわからないが、没ネームでも完成原稿の原稿料で賠償を請求できる。
cocotte @rin20101215
その弁護士さんの見解が正しければ、マンガってのは請負じゃなくて準委任契約になるってことでしょうか。著作権も絡んできてるせい?他業界は良く分からないですね。http://togetter.com/li/8.. http://togetter.com/li/86910
喜多野土竜『通潤橋物語』発売中 @mogura2001
これは考えて見たら当然で、『座頭市』の原作は『鬼平犯科帳』より分量が少ないから著作権が認められないとか、映画化の際に原作料が値切られるはずもないのと同じ。自分の場合は文字原作もネーム原作も原稿料は同じなので、文字だから安いとかはないのと同じ。
喜多野土竜『通潤橋物語』発売中 @mogura2001
原作者の方が漫画家より原稿料は安いのが一般的傾向だが、新人漫画家の二倍三倍の原稿料を取る大御所原作者は多い。大御所原作者のネーム原作が2万円で、新人漫画家の完成原稿が5千円なんてこともある。原稿にかけた手間暇ではなく、アイデアが価値。原稿の価値は相対的なもの。
松永英明@ことのは#ゲニウス・ロキ @kotono8
@mogura2001 「在庫が残っているので契約解除はできない」(暗に「在庫買い取れるのか」の圧力)と言われる場合はどうすればよいでしょうか。
喜多野土竜『通潤橋物語』発売中 @mogura2001
在庫のある・ないは、作家の責任ではない(見積もりを誤った出版社の責任)ので、契約解除不可の理由にはなりません。また契約を解除しても、作家側が出版差し止め訴訟でも起こされない限り、出版社は契約して刷った本は在庫を売り切るまで販売する権利があります。 RT @kotono8:
松永英明@ことのは#ゲニウス・ロキ @kotono8
@mogura2001 なるほど。では、重版もかからないまま契約解除もされずに塩漬けになっている本がある場合、かなり強気に出ても大丈夫ということですね。
喜多野土竜『通潤橋物語』発売中 @mogura2001
本を売るのは出版社の仕事なので、その責任を作家に求めるのはお門違い。その出版社と二度と仕事しない覚悟があるなら、「継続的な出版の意志がないものとみなし契約は更新しません。在庫は売り切って頂いて結構です。ご不満があるなら弁護士の方に」で、ほぼ大丈夫。 RT @kotono8:
喜多野土竜『通潤橋物語』発売中 @mogura2001
いちおう、三年間重版がかからないと、ひとつの目安になります。出版社も契約維持のためだけにアリバイ的に少部数を刷るメリットは、あまりないですから(少部数だと単価が高くなる)。 RT @kotono8: なるほど。では、重版もかからないまま契約解除もされずに塩漬けになっている本があ
@liar_Badger
@mogura2001 僕は今17で漫画家志望なんですが…な、なんか読んでて僕は全く何も知らないんだとちょっと怖くなりました…´`;
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コメント

よもぎもち21 @yomogimochi21 2011年1月8日
前タイトル「没ネームでも原稿料は請求できる!? 漫画家の権利と立場とは」→新タイトル「没原稿・没ネームでも原稿料は請求できる!? 漫画家の権利と立場とは」と改題しました。
よもぎもち21 @yomogimochi21 2011年1月8日
RT元となっている方々のつぶやきを引用して追加しました。これでだいぶ読みやすくなったかな?
よもぎもち21 @yomogimochi21 2011年1月8日
前タイトル「没原稿・没ネームでも原稿料は請求できる!? 漫画家の権利と立場とは」→「ボツ原稿・ボツネームでも原稿料は請求できる!? 漫画家の権利と立場とは」と改題しました。 カナの方が読みやすくてインパクトあるからこっちのほうがいいかな、と思いました。
まったれ/片目主査/雪ヶ谷れいる @mattare 2011年1月10日
漫画家は基本的にアーティストであり、プロデューサー肌の人は結局少ないんだろうなぁ。そして、アーティストを守るための手段整備が雷句訴訟事件だったり、Jコミだったりする。って印象
しいさいど @seasideother 2011年1月10日
こういったことを個人が弁護士に相談したり、一人で勉強しようとしてもなかなかなので、簡単なQ&Aで見れるようなサイトでもあればいいのになあ。
@rin20101215 2011年1月10日
その弁護士さんの見解が正しければ、マンガってのは請負じゃなくて準委任契約になるってことでしょうか。著作権も絡んできてるせい?他業界は良く分からないですね。http://togetter.com/li/86910
@rau1117com 2011年1月10日
「共犯関係」なんてところは非常に耳が痛いのと同時に、自分自身や自分の周りの人たち(家族やアシさん)を守るためにも、こういったことはちゃんと勉強しとかないとなあ。当然、出版社側を悪し様に言いたいわけじゃないんだけど。
よもぎもち21 @yomogimochi21 2011年1月12日
rin20101215さんの「その弁護士さんの見解が正しければ、マンガってのは請負じゃなくて準委任契約になるってことでしょうか」のツィートを引用して追加致しました。
hylom @hylom 2011年1月19日
もしマンガが請負ではなくて準委任契約なら確かに原稿が完成しなくても対価を求められるけど、いっぽうでその著作権は(特に取り決めがない限り)完全に出版社側のものになってしまうはずでは? どちらにしても、明確な契約がないというのがトラブルの元になっているのは確か。
思兼 @y_omoikane 2012年11月14日
結局「その出版社と二度と仕事しない覚悟があるなら」ってのが一番のネックなんだよね。。。  
ティルティンティノントゥン @tiltintninontun 2014年6月14日
ルポルタージュとか写真集のような、何ヶ月もかけた原稿だったら没になってもお金は貰えると聞いています。人脈から機材から、全部作家側負担で、それで出版社からお金が貰えなかったら目も当てられない。
島田ひろかず・天月るり・冬コミ3日目委託&BOOTH通販中 @yatengetu 2016年5月19日
2011年のまとめだけど色々アクシデント聞くにつけ再考。
玉藻さん@地球 @Roseate_Rosy 2016年5月20日
社会は個人間の信用だけでまわしてはいけない、いざというときにこそひどいことになるから
Hikichin ⋈ @hikichin 2016年7月17日
誰か契約書のテンプレートを作って、クリエイティブコモンズライセンスで自由に使えるようにして、デファクトスタンダードにできないかなー(妄想)
小書会 ティアM16a/C97日西O29b @kosyokai 2016年10月2日
働くという行為がどうしても明白にならないから漫画家の立場が弱くなってしまうんだ…
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