@dmburg氏の記事で分かる、「信頼されるための言動」の重要性

私が最初に@dmburg氏のtogetterまとめを読んだのはこれからでした。 『我が子に予防接種をさせる前に(8) 「ワクチンが天然痘を撲滅した」は嘘です。ワクチンさえなければ、天然痘の流行はもっと早くに収束していた。』 (http://togetter.com/li/649711)  本文のまとめを「ふむふむ……」と思いながら読んでいたのですが、衝撃を受けたのはそのコメント欄です。 『コメントは受け付けないことにしました。過去のものは全て削除しました。以後、いかなるコメントも全て削除します。』 続きを読む
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このツイートは権利者によって削除されています。

http://togetter.com/li/376332#c1068210
 こちらも現代科学では「否定」もしくは「肯定的な結果がほとんど出ていない」ものであり、それを信仰する者による事故も複数報告されています
http://web.archive.org/web/20100711054643/http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100709-OYS1T00214.htm
http://web.archive.org/web/20100815043356/http://www.asahi.com/health/news/TKY201008100476.html

 このことから、まとめを読む者に「彼女は論理的な思考に欠けているのではないか」といった疑念を起こさせかねない不適切な論法を彼女はしばしば用いているのではないかと思いました。


結論

 このまとめは、「@dmburg氏の主張がことごとく的はずれである」などと言いたいわけではありません。ある主張を信じるということはそれに足るソースがあるはずであり、主張の中には正しいものも実際含まれています(「ワクチン接種によってまれに重篤な副作用が起きることがある」など)。
 しかし、相手に自己の主張を通すためには、その主張が論理的である必要があります。そうでないと、反論を受けた際に正しく対応できず、その主張の信頼性自体下がってしまうからです。その意味では、彼女の論理展開は適切なものと言えず、むしろ信用が落ちてしまうと危惧されます
 ゆえに、いたずらに投稿数を増やすのではなく、一度自らの論理展開を振り返ってみることを強く薦めます。