2015年度図書館学セミナー 「視覚障害者等の情報保障に係る著作権法改正の動向」 #NAL2015Semi
#NAL2015Semi 野村氏: 利用対象者は視覚・聴覚障害者だけでなくディスレクシアを抱える人も。 DAISY化だけでなく翻訳等も可能に(←ちょっと聞き取りがあいまい)
2015-10-24 15:05:13野村:マーケットで流通している場合には、作ってはいけないことになった。2010年から考えてもマーケット流通は進んでいない。#NAL2015Semi
2015-10-24 15:05:37図書館サービスにおける障害サービス ・図書館主体による複製拡大 ・作成資料の用途拡大 #NAL2015Semi
2015-10-24 15:06:05#NAL2015Semi 図書館の障害者サービスにおける著作権法第37条第3項に基づく著作物の複製等に関するガイドライン jla.or.jp/portals/0/html…
2015-10-24 15:07:14野村:著作権法第37条第3項の穴を埋めるのが、「37条3項ガイドライン」。同項では、肢体不自由の人は入っていないが、ガイドラインでは入ってしまっていた。#NAL2015Semi
2015-10-24 15:07:33本のページをめくる、文字を読む、という行動すら、一部のユーザーにとっては非常に難しいものであることに、図書館員は思いを巡らせないといかんわいね。 当事者や家族にならない限り判らないことかもしれんけど、努力することはできるはず。 #NAL2015Semi
2015-10-24 15:09:13野村:この37条3項ガイドラインを使ってサービスをしていただければ。ガイドラインでは別表があり、様々な障害種が書かれている。#NAL2015Semi
2015-10-24 15:09:26#NAL2015Semi 「図書館の障害者サービスにおける著作権法第37条第3項に基づく著作物の複製等に関するガイドライン」jla.or.jp/portals/0/html… 2009年法改正では落ちていた部分も補完。サービス対象に肢体不自由者も含むなど。図書館でのサービスの参考に。
2015-10-24 15:10:29野村:種類としては様々。音声デイジーのほか、マルチメディアデイジー、大活字、テキストデータ、リライトなども。JLA障害者サービス委員会で私も関わった。#NAL2015Semi
2015-10-24 15:10:32野村:世界の動向について。当事者が出て行って、サミットの声明文に載せてほしいと運動。チャリティではなく平等実現であること、ユニバーサルサービスにおいて貢献できると訴えかけた。#NAL2015Semi
2015-10-24 15:12:34#NAL2015Semi 野村氏:当事者が議論の場に出ていくことは非常に大事。ユニバーサルデザインは、障害者向けに作られたものはみんなにとって使いやすかった例。
2015-10-24 15:13:21「図書館の障害者サービスにおける著作権法第37条第3項に基づく著作物の複製等に関するガイドライン」jla.or.jp/portals/0/html… … #NAL2015Semi #accessibility
2015-10-24 15:14:12野村:法改正は世界で行われている。2001年のEU指令。指令は強力。指令の中でもっと対象者を広げるべきとか、ネット配信等に向けた法改正が。ただDRMを掛けることに。日本のデイジー教科書ではDRM導入していない。セキュリティ上問題ないということになったため。#NAL2015Semi
2015-10-24 15:15:10野村:インターネット配信が必要と主張したおかげで、2005年にスウェーデンで法改正が。視覚障害者以外の人にもサービスしようとしていたので、とても有効な法改正であった。#NAL2015Semi
2015-10-24 15:16:05野村:そういうところが影響してきて2009年の法改正につながったと思うが、2006年の障害者権利条約が大きいとも考える。#NAL2015Semi
2015-10-24 15:17:22野村:WIPOのマラケシュ条約制定の動き。アクセシブルな資料の交換が目的。世界盲人連合がキャンペーン「本の飢餓」を2000年に開始。特に英国の盲人連合が世界にある本の5%しかアクセシブルではないと発表。途上国だと1%になるのでは。#NAL2015Semi
2015-10-24 15:19:06世界盲人連合。本の飢餓への取り組み。本のアクセビリティ率は5%。特に途上国では1%にすぎない #NAL2015Semi
2015-10-24 15:20:17野村:WIPOにロビーをして、SCCRで検討。議事録をみていくと、WIPOもやろうかなというようになったが、そのきっかけが2006年の障害者権利条約かと。2008年に条約草案作り始めたが、他の方法もあるだろうと、ステークホルダープラットフォームが立ち上げ。#NAL2015Semi
2015-10-24 15:20:44野村:権利者と関係団体で3つのプロジェクトが。TIGARプロジェクト。国と国が互いに契約をして交換をするパイロットプロジェクトが始まった。また、引き受けるには能力が必要なので、キャパシティビルディングプロジェクトが。#NAL2015Semi
2015-10-24 15:22:22#NAL2015Semi 野村氏:権利者側から、デジタルデータ化する場合「DRMをつけて」という要望は多い。
2015-10-24 15:22:472009年よりステークホルダープラットフォームの立ち上げと3つのプロジェクトの開始 (1) Tigerプロジェクト (2) キャパシティビルディングプロジェクト (3) インクルーシブな出版(なるべくたくさん翻訳してる)プロジェクト #NAL2015Semi
2015-10-24 15:23:00野村:2009年から新条約が必要だということで、WBUは、突如プロジェクトから撤退。新条約が必要だから他のものは拒否すると。米でキャンペーンをしてオバマ大統領にも面会。#NAL2015Semi
2015-10-24 15:24:06野村:そうすると条約案策定の動きが始まった。歓迎するのは途上国。お金も点字図書館もない。逆に、米はとても懸念が。お互いに交渉しあうということで、モロッコの外交会議でマラケシュ条約が採択された。#NAL2015Semi
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