2016年2月8日、早野龍五先生と福島高校・小野寺悠さんの日本外国特派員協会記者会見質疑応答和訳まとめ

2016年2月8日に行われた早野龍五先生と福島高校・小野寺悠さんの日本外国特派員協会での記者会見(英語)の質疑応答部分の和訳を@hirokiharoki さんがつぶやいてくださいました。 会見動画 https://www.youtube.com/watch?v=DBWOP7qj8zM BuzFeed Newsの石戸諭記者の記事(2016年2月8日付) http://www.buzzfeed.com/satoruishido/fukujima-no-gaibu-hibaku-senryou-ha-taka-ku-na-i-koukousei-s#.aydLw4gLYa 続きを読む
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hiroki @hirokiharoki

あなたは、そっちの方で、あのあたりで、被曝したと。人々は、測定値により、(その時その場所での)被曝に対して、色々できます。生活を、改善できるのです。私はそれがリスクコミュニケーションだと思います。

2016-02-11 22:01:21
hiroki @hirokiharoki

A:(早野先生 の補足説明)この個人線量計を使えば私達は、示せるのです。例えば誰かの個人線量計のデータがこういう風だった場合(画面を指さしながら)。ほら、ここに高くなってるピークがあります。そういう時に、その人に質問します。

2016-02-11 22:02:05
hiroki @hirokiharoki

「(この日この時間)あなたはどこに行ってましたか?」と。そうすることで、その人は「ああ~! そうだった。そうかぁ。この時は、あの場所に行ってたんだ。(だからここ高いのかぁ)」と、得心がいき、その時の状況について、よく理解できるのです。

2016-02-11 22:02:51
hiroki @hirokiharoki

A:(小野寺さん)つまり、この研究調査により、実際の測定値と、客観的、科学的な事実を使い、リスクの大小を検証することがとても大事だと分かりました。私は、そのことを心にとめて、続けます。人々に伝え続けたいです。実際に測ってみて、客観的な事実に基づいて判断することの大切さを。

2016-02-11 22:03:08
hiroki @hirokiharoki

Q7の方:ちょっと脇道に逸れる質問ですが、CERNの研究について。反物質がご専門のことですが、ダークマターはいつごろ生成可能になると思いますか? A:(早野先生)はい。(反物質だけでなく)私は、ダークマターにも興味があります。最近のCERNでのリサーチ状況についてお話します。

2016-02-11 22:03:36
hiroki @hirokiharoki

今現在行われているのは、プロトンと反プロトンの質量を測定することです。わずかでも質量に違いがあるのかどうか。それが分かればノーベル賞ものですね。我々の見解、いや私のダークマターに対する見解は…そうですね。

2016-02-11 22:03:58
hiroki @hirokiharoki

あまりよく分かりません。何故ならCERNに所属しているので、少しバイアスが掛かっているというか。つまりCERNでは、遠い将来ではなくて、数年後にも見つけたいと皆熱望しているんですよ。ダークマターを作るための、候補となる物質、スーパー・シンメトリック・パーティクルをですね。

2016-02-11 22:04:36
hiroki @hirokiharoki

見つけられるかどうか、我々にはまだちょっと分からないですね。でも、もしもそのような、スーパー・シンメトリック・パーティクルが存在し、LHCのエネルギーレンジ内にあれば数日以内に、あ、いや数年後には、我々の前に姿を見せてくれるのではないかと思います。私達はそのように期待しています。

2016-02-11 22:05:17
hiroki @hirokiharoki

ついに発見できることを。

2016-02-11 22:05:40
hiroki @hirokiharoki

Q8の方:とても素晴らしい研究だと思います。なぜなら福島に住んでいる人達を安心させるために必要な研究だからです。しかしながら一方では、こういう報告もあるということを指摘しなければなりません。

2016-02-11 22:06:03
hiroki @hirokiharoki

前総理大臣の鳩山由紀夫氏と菅直人氏のお二方が最近になって、「福島はアンダーコントロール」状態にはなっていないと、そのことをはっきり否定しています。そのことには、世界的な重要なインパクトがありました。あなた方は楽観的な姿勢であると指摘しなくてはなりません。

2016-02-11 22:06:23
hiroki @hirokiharoki

これから将来にかけて起こることへの見通しについてです。福島では全く何も解決していないからです。溶けた核燃料棒が地下のどこにあるのか誰も知りません。ですから、どんなことでも起こり得ます。クリティカルなことが起こり得ます。水素爆発や、蒸気爆発など。

2016-02-11 22:07:12
hiroki @hirokiharoki

そして、このような深刻な状態で必要なことは、(今は極限状態なのだという)危機意識を持つことです。実のところ私は、日本は、国全体として深刻で危機的な状況にあると私は思います。単なる、(この部分、よく聞き取れず)電力会社の(どうにかできるような?)危機、ではありません。

2016-02-11 22:07:32
hiroki @hirokiharoki

そういうわけで私は、これから将来の見通しについて、あなた方の研究は限定的で、楽観的な姿勢のものにすぎない、と指摘させていただきます。 A:(早野先生)今のはご質問ではないですよね。コメント、ということでよろしいでしょうか。

2016-02-11 22:08:17
hiroki @hirokiharoki

司会:そうですね。しかし彼は質問していると言えるような気もします。もし可能であれば、福島や、将来についてなど、何かしら、お答えいただけますか?

2016-02-11 22:09:02
hiroki @hirokiharoki

A:(早野先生)とても、とても、残念です。(事故を起こした)原子力発電所の名前が「福島」を含むことが。あなたが「福島」とおっしゃった時、それは、福島『第一原子力発電所』という意味ですよね。それは断じて、福島『高校』でも、福島『県』でも、福島『市』でも、ない。

2016-02-11 22:09:29
hiroki @hirokiharoki

「福島」とおっしゃる時は、その言葉を注意してお使いいただきたい。必ずきっちりと、何を指しているのか明確にしてお使いいただきたい。福島『第一原子力発電所』なのか、福島『県』なのか、福島『市』なのか。そこだけは、ぜひお願いします。

2016-02-11 22:09:53
hiroki @hirokiharoki

Q9の方:私は、早野先生(と高校生の方々)のこの研究をかなり前から知っていて、情報を追いかけていました。質問が2つあります。この研究のような比較は、「その何かが普通と変わらないのかどうか」を人々が理解するために非常に重要だと考えます。

2016-02-11 22:10:28
hiroki @hirokiharoki

1つは、早野先生あなたは、同じような比較研究を、今度は(外部被曝ではなく)内部被曝に対して、世界中で行う考えはありますか? 可能と思いますか? 2つ目は、小野寺さんへ、この研究は本当に印象的な素晴らしいものです。

2016-02-11 22:10:43
hiroki @hirokiharoki

何というか、私達の世代が、苦労をあなた方の世代へ押し付けているようで、心苦しいです。私は、福島県で多くの若い人達を見ました。会いました。

2016-02-11 22:11:42
hiroki @hirokiharoki

小野寺さん、あなたのように、敗北し打ちひしがれるのを潔しとせず、負けてなるものかと、測定方法を学び、(困難でも)状況を自分の力でコントロールする方法を学ぶ人達です。

2016-02-11 22:11:59
hiroki @hirokiharoki

質問は、被曝の「量」の問題への考え方、「リスク」についての考え方、福島でどうやって暮らしていくかについて、人々に伝え理解してもらうため、前へ未来へ進むためには、どのような方法がベストだと考えますか? 小野寺さん、あなたの個人的な考えが聞きたいです。

2016-02-11 22:12:27
hiroki @hirokiharoki

A:(小野寺さん)私達高校生同士でも、様々に異なった考え方があります。どのように調査を行うかについてとか、色々な意見があります。けれど1つ、重要なポイントとして共有していることがあります。それは前の質問でもお答えしたように、客観的な事実に基づいて判断する、ということです。

2016-02-11 22:12:50
hiroki @hirokiharoki

すべての人々が、そういった方法で、誰もがリスクを判断すること。この地域で、検証する、的確な方法で正確に測定して、科学的な事実、データに基づいて判断する。現在の状況を改善していくためには、そういうことが大切だと私は思います。

2016-02-11 22:13:08
hiroki @hirokiharoki

A:(早野先生)内部被曝に関しても、ワールドワイドで比較してみる件について。面白いとは思いますが、多分、あまり意味はない、と考えます。なぜならば、我々は食事をして、そのたびに放射性物質も取り入れています。毎日ですね。食品中の放射性物質カリウム40などですね。

2016-02-11 22:13:25
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