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ハンナ・アレント『政治の約束』読書メモ集

ハンナ・アレント『政治の約束』(ジェローム・コーン編、高橋勇夫訳、ちくま学芸文庫、2018)の読書メモをまとめました。Hannah Arendt, The Promise of Politics, 2005.
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荒木優太 @arishima_takeo

「偏見はバスタブのお湯と一緒に赤ん坊を流してしまい、政治と政治を終わらせるものとを混同させて、紛れもない破局をあたかも物事の本質に内在するもので避け難いことのように思わせるのである」(アレント『政治の約束』)。なんだかよく分からん比喩だな。

2018-03-19 15:36:09
吉良貴之|T. Kira 🗼 @tkira26

@arishima_takeo bathwater の直訳でしょうけど、普通は産湯とか盥の湯ですね。

2018-03-19 17:02:57
荒木優太 @arishima_takeo

@tkira26 あれ、もしかして、ソクラテスのこと意識したセンテンスなんですかね?

2018-03-19 17:08:18
吉良貴之|T. Kira 🗼 @tkira26

@arishima_takeo あー。それはどうなんでしょうかね。よくある言い回しではあるんですが。 en.wikipedia.org/wiki/Don%27t_t…

2018-03-19 17:14:25
荒木優太 @arishima_takeo

@tkira26 なるほど。前後を見る限り明示的には関連なさそうですが、読みの可能性としてはちょっと面白いです。

2018-03-19 17:21:46
荒木優太 @arishima_takeo

「というのも第一次世界大戦以来、私たちが飲まざるをえなかったスープはすべて、いかなる料理人といえども出したがらぬほど熱いものだったからである」(アレント『政治の約束』)。これはカッケー。「やれやれ、どうやら熱すぎるスープだったようだね(ドヤ)」とか私も言いたい。

2018-03-19 15:39:21
荒木優太 @arishima_takeo

必然=必要は――空腹や愛など、人間の本性による不可避の必要という意味であれ、人間の共同生活のための不可欠な組織という意味であれ――はっきり言って政治とは無関係である。実際、政治は物質的必要と身体的獣性の世界が終わるところに始まるのだ。byアレント『政治の約束』

2018-03-19 15:41:31
荒木優太 @arishima_takeo

誰も偏見なしでは生きてゆけない。なぜなら偏見から完全に自由になった生は、まるで毎日が世界創造の初日や最終日であるかのように、刻々と現実世界の全体に立ち向かったり立ち向かわせられたりするための、人間離れした注意力と不断の心構えを要求されるからである。byアレント『政治の約束』

2018-03-19 15:44:01
荒木優太 @arishima_takeo

アレント『政治の約束』読了。新殲滅戦論が読み処か。基本的なアレント語を知りたいのならば『人間の条件』の方が読みやすい。説得と弁証法を区別して、前者が多数者への語りかけであるのに対して、後者は対話としてのみ可能で、こちらの方が複数性に開かれているのでは、という所が面白かった。

2018-03-19 16:52:34
荒木優太 @arishima_takeo

アリストテレスにとって、友情は正義よりも重要なのである。なぜなら、友人たちにはもはや正義など必要ないからである。byアレント『政治の約束』

2018-03-19 16:54:39
荒木優太 @arishima_takeo

あと、ギリシャ的哲学を開始させるタウマゼイン(驚異の念)を、言葉を喪失する経験、パトスを耐え抜くことと理解し、哲学特有の(おそらくは非アクション的な)引きこもり性を読み込むところも興奮した。

2018-03-19 16:58:37

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