ふぁぼった分だけ媚薬レベルが上がる咲アリ

ハチ🐾 @hachisu716

レベル５０： その一瞬。時間が消失する。 気が付けば縺れ合うように互いの腕を絡め、脚を絡め。深い口付けを重ねていた。咲夜が時を止めたのかとちらりと片隅で思うが、自分も動いて求めているのだから単に記憶が飛んでいるらしい。もう、追い付いていないのだ。意識が。

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レベル５１： まずい。とアリスは思う。これではキスだけで、終わりが来てしまいそう。 いつのまにか上になってちゅ、ちゅ、とアリスの良いところを丁寧に吸い上げて快楽を仕掛けてくる咲夜の腰を捉えて、隙を見て入れかわる。 口づけを飽きもせず重ねながら、焦れるように互いの着衣に指をかけた。

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レベル５２： 咲「……ン、……っン…………ぁ、……りす」 ありす。 キスの最中に、とろりと呟きを零す咲夜が陶然と自分の名前を象るのを、熟れてゆく甘い舌や身体ごと、呑み込むようにアリスが吸い上げる。 一糸纏わぬ姿になって祈りのように重ね合う指が、相手のそれを寝台へと縫い止めた。

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レベル５３： こつり、と当たる指の金属の感触に、一瞬気をやっていた咲夜のおぼろ気な意識の光が、ふいに戻る。と、また快楽の毒に溺れているとは思えない巧みさで、するりと身体を抜き入れ換え、アリスの上を取った。 咲「……する……前に、ひと……こと」 アリ「……なあに」

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レベル５４： 抜けるように白い肌に目も綾な紅を咲かせてこちらを見下ろす咲夜の首から、銀の鎖に繋がれた指輪が下がって揺れる 咲「……苺のシロップの味がした」 アリ「分かっているわよ」 くすくすと笑いながらアリスが引き寄せて抱き締める アリ「自分で誘っておいて、当たるなんて……莫迦ね」

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レベル５５： 咲「……さあ。これも、……嘘かもしれないから」 アリ「……嘘つき」 そっと咲夜の指輪を探り当て、指で触れながら、アリスがほんのりと染まった耳に囁き返す。 自分の指輪を相手のそれに触れるように重ね合わせてから、咲夜の指輪に口付けた。自分の指輪は、既に薬指に嵌め直している。

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レベル５６： 結婚と指輪は、咲夜にとっては大切に扱いたい、大きな約束だ。 それはアリスにとっても概ね同じなのだけど、どうやら咲夜は雑だと思うらしい。何故だろう……タイミング？ 変わる事はそう多くないだろうし、負担がかかるとすれば先立たれる自分の方だが、縛られるならそれでもいいのだ

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もうちょっと媚薬の主導権についてつけたいオチがないこともないので、また増えたら足すかもしれないけど、疲れたからやらないかもしれない……