ふぁぼった分だけ媚薬レベルが上がる咲アリ

#ふぁぼった分だけ咲アリに効いてる媚薬のレベルがあがる というタグをやったものをまとめました。 いいねして頂いたみなさん、ありがとうございました。 マリアリver.まとめ⇒https://togetter.com/li/1179921 咲マリver.まとめ⇒https://togetter.com/li/1220364 他の媚薬CPまとめ⇒https://togetter.com/li/1179935
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ハチ🐾 @hachisu716

レベル25: 舌先でするりと口唇を割って、アリスの舌を慣れた仕種で絡め取る咲夜 アリ「……、ん」 それは馴染んだ感覚だけれど、今日は触れ合った場処から甘い痺れが起こる 咲「……割ったわ」 アリ「……お口が減らないわね」 咲「さあ、口を割ってお話しましょう」 アリ「腹を割りなさい、腹を」

2018-03-29 20:14:36
ハチ🐾 @hachisu716

レベル26: 咲「……まだ、通常運転ね」 冷静に訂正してくるアリスを、吐息が触れ合うほどの間近から銀青の眸が覗き込みながら、咲夜がそっと濡れた口唇を親指でなぞる アリ「おかげさまでね」 その眸を受け止めて、視線を返すアリス。相手の視線を真正面から捉えて話すのが、いつも彼女の習い性だ。

2018-03-30 11:58:23
ハチ🐾 @hachisu716

レベル27: 咲「……でも、眸はヴァイオレット」 アリスの眸の色を見ながら、少し嬉しげに微笑む咲夜。 アリスの眸は普段はカシミールサファイアで、矢車菊の冴えた青色をしているけれど、血色が良くなったときだけ仄かな紅が差して、菫色(ヴァイオレット)になる。

2018-03-30 12:20:31
ハチ🐾 @hachisu716

レベル28: アリ「……そりゃあね、真顔でキスするほど、朴念仁ではないわ」 アリスのいらえには答えずに、ちゅ、と小鳥が啄むようなキスを再び贈りながら、ついていた膝を離して、今度は横向きにアリスの膝の上に尻をのせる咲夜。 咲「抱きたくなったでしょう」

2018-03-30 13:11:46
ハチ🐾 @hachisu716

レベル29: 年相応の無邪気さで笑って、自分の背を支えるように自然に手を回してくれるアリスに身体を預ける アリ「……まったく」 情事の気配の中でしか見せない屈託のなさを見せているのは、咲夜も同じだというのに。小さな溜め息をつこうとして、その吐息すら、咲夜の口唇に掠めとられる

2018-03-30 13:24:14
ハチ🐾 @hachisu716

レベル30: 咲「抱きたいって言って」 口唇を離す間際に繰り返す咲夜に、 アリ「……まだ厭」 と微笑んでキスを返すアリス。 さらさらと捉えどころのない水のような咲夜の舌をようやく捉えて、宥めすかして仔犬を撫でるような舌をのせる。

2018-03-30 19:55:02
ハチ🐾 @hachisu716

レベル31: するりと相手の歯列を抜けて、互いの粘膜を辿り合い、高め合うやりとりは、今回のような我慢大会でなくとも行われることだ。 既に知っている気持ちのよいところを探り合い、まだ知らない良い場処を見つけては、感覚を引き出し合う戯れにふたりして溺れる。

2018-03-30 20:02:21
ハチ🐾 @hachisu716

レベル32: 結局、煽り煽られるのはいつものことなのだと、キスと媚薬に溺れながらふたりして思うところは、実は同じだった。 咲「──ん、……」 アリ「……ぁ、……っ……ん、……さく────」 つと悪戯な指が伸びて、着衣の上から柔らかな稜線の上を滑る。

2018-03-30 20:12:35
ハチ🐾 @hachisu716

レベル33: アリ「ちょ、……っと……ぁ、……────莫迦、」 わざと頂きを掠めていく指先に、キスをほどいて抗議をするアリスに、 咲「いい? ……いつもより」 ちゅ、と咽喉にキスを落としながら、咲夜が莫迦な問いかけをする。 アリ「……抱きたいのは、そっちでしょうに」

2018-03-30 20:54:09
ハチ🐾 @hachisu716

レベル34: 咲「私は今、抱かれる側だから」 満足しているわ、と言い終わらない内に、また口唇を重ねてくる。 どうやら余裕があるようでない今の自分の状況は、あまり隠すつもりもないらしい。気紛れ猫なんだから、とアリスはキスを返しながらその呟きを相手の舌に絡めてのせる。

2018-04-01 22:32:02
ハチ🐾 @hachisu716

レベル35: 咲「……────っ……ん…………ア、……リス……」 少し仕返しがしたくなって、咲夜の背を支えていた手を、首筋へとずらしていく。さらさらと冷えた銀髪を指でより分けて、うなじをそっと辿りあがった。アリスから与えられる新しい刺激に、敏感になっている身体がふるりと反応する。

2018-04-01 22:44:53
ハチ🐾 @hachisu716

レベル36: アリ「……もう、触られるだけで、そんななの? ……仔猫ちゃんは」 自分にも決して余裕があるわけではないけれど、キスの合間を縫ってアリスはそう問い掛ける。 浅い息をつきながら呼吸を整える咲夜は、少し着崩れてはだけた襟元から甘い匂いをさせながら、濡れた口唇で微笑む。

2018-04-01 22:53:00
ハチ🐾 @hachisu716

レベル37: 咲「……仔猫、ちゃんだって……へんなの」 ぺろりと小さく出した舌で自分の口唇を嘗め取りながら笑うのは、それがアリスにとって媚態であると知っているからだ。 媚薬にもはや飴のような理性を熔かされつつある筈なのに、誘惑を忘れないところはさすがの小憎らしさというべきだろうか。

2018-04-01 23:03:27
ハチ🐾 @hachisu716

レベル38: とはいえ呼吸はやはり、あえかな痛々しさだ。 器用な筈が今日はうまく繋げないらしい呼吸が整うのを待って、柔らかな目蓋や鼻先に、アリスはキスを散らした。 咲「ふふ、……きもちいい、それ」 少しくすぐったげに咲夜が笑って身をよじる。

2018-04-01 23:14:13
ハチ🐾 @hachisu716

レベル39: アリ「……あなたもして」 云いながら、咲夜の口唇に自分の目蓋を当てる。本当はもっと続けてやりたいけれど、背中がひりつくような、触れられたい情に勝てない。 乞われた咲夜は、未だ浅い呼吸を繰り返しながらも、素直にアリスの顔にキスを散らし返す。

2018-04-01 23:21:00
ハチ🐾 @hachisu716

レベル40: その内に、ふるり、とまた背筋が震えた。 アリ「……だい、じょうぶなの」 咲「……なんとか」 アリ「……人間なのに、無理するから」 媚薬の強弱がどうであれ、人間である咲夜には時間が経つ程に酷な筈だ。

2018-04-01 23:28:53
ハチ🐾 @hachisu716

レベル41: 朦朧として揺れる銀青の眸の端に、熱に浮かされたぬるい涙が浮かぶのを、アリスは舌で拭い取った。 咲「…………おたがいさま、でしょ」 ……苦しいのは。 声もなく囁く口唇の動きにまた欲の火がうずく内に、首筋に回された縋るような腕にそっと抱き締められる。

2018-04-01 23:50:20
ハチ🐾 @hachisu716

レベル42: 咲「ねえ、……アリス……」 ぎこちない動きで寄せられた口唇が、熱く濡れた柔らかな感触を耳殻に押し付ける。 甘い香りが、いっそう強くアリスの鼻腔に入り込み、脳の芯を揺らした。 咲「……ベッドに……いきましょう……?」

2018-04-01 23:55:15
ハチ🐾 @hachisu716

レベル43: ────ね? 切迫して余裕のない声が、甘く切ない声でもっと深い先をねだる。 痺れるように駆け上がる背筋の甘さに耐えながら、アリスが縋る咲夜の腕に頬を寄せた。 アリ「…………お互い、まだ……立てたら……の、……話」

2018-04-02 00:05:42
ハチ🐾 @hachisu716

レベル44: 皮肉めいた笑みを浮かべるくらいしか、出来ることがない。 それくらいにはもう、残された余裕はなかった。 咲「……がんばるわ」 何処か健気な子供のような調子で頷く咲夜の気配を感じながら、彼女の背を今一度支え、そっとその膝を零すように地面へと降り立たせる。

2018-04-02 00:42:29
ハチ🐾 @hachisu716

レベル45: ふわふわと危うげな咲夜の背を支えるように。あるいは、その自分こそがその身体をよすがとして、寄りかかるように。何とか二人分の足だけが、接地している状態になった。 アリスは黄金の睫毛を伏せ、菫(ヴァイオレット)の眸に、ほんの僅かにさやかな青を取り戻してから、目蓋をあげる。

2018-04-02 20:28:55
ハチ🐾 @hachisu716

レベル46: 意識を蚕の糸のように細く伸ばせば、指環から幾体もの人形に繋がる魔法の糸を繰って、人形(むすめ)たちに薄いブランケットを広げさせると、ふわりとふたりを包んだ。そのまま、ドレスの裾を引いて導く小鳥のように、ベッドまでふたりの背中を運ばせる。

2018-04-02 20:37:04
ハチ🐾 @hachisu716

レベル47: こうしなければ、ベッドにも行けないのだ。 咲夜を腕に抱き、人形たちに運ばれながら、アリスは半ば観念に似たような気持ちで思う。 ああ。もう……ほら。 キスだけで、ふたりしてこんなに覚束ない。 その事実は、情けないような、いっそ愉しいような。自然と口唇からは笑みが漏れる。

2018-04-02 20:50:31
ハチ🐾 @hachisu716

レベル48: 頭の中はとっくに焦げてキャラメリゼされているのに、咽喉の奥から口唇までを伝って、出来立てのメレンゲのようにふわふわとした笑い声が漏れた。 咲夜が少しだけ眉をひそめるけれど、何か口にする前に、口唇にそっと指で触れて塞ぐ。

2018-04-02 20:55:30
ハチ🐾 @hachisu716

レベル49: ひどく酔ったような心地で、寝台へとふたりして倒れ込む。 いつもなら、もっと春の綿毛が舞うように運ぶことが出来るのだけど、今日は乱暴にならない程度に沈み込むので精一杯だ。はふ、と、しどけなく甘い息をついた咲夜が、こちらを見て猫のように眸の銀青を細めるのを捉えた。

2018-04-03 21:36:39