MMTの実証(?)と財政インフレの理論と実際に関するショーンKY氏との議論
- motidukinoyoru
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一応ですが、この前書いたこれはMMTに向けた言葉ではあります twitter.com/kyslog/status/…
2018-10-25 11:09:07前から言ってますが、独自の理論を立てるなら論文書いて同じ土俵でディフェンスするのが筋。批判オンリー、矛盾点の指摘はオープンで構わない。
2018-10-22 19:08:41@kyslog MMTって基本、「現実の金融財政システムの説明」の域を越えないから、『独自の理論』(例えば行動経済学とか比較制度分析とか)と呼ぶこと自体、的を外している気がします。
2018-10-27 20:18:09@kyslog ステファニー・ケルトンなんかも似た趣旨で、「これを"Theory"と呼ぶのは確かに語弊があるかも」みたいな話はしてましたね。
2018-10-27 20:20:42@kyslog とはいえ、各種ジャーナルへの投稿はあるようなので、関心あればそこに目を通してみるのも良いのではないでしょうか。 L. Randall Wray scholar.google.com/citations?user… Mathew Forstater scholar.google.com/citations?user… Scott Fullwiler scholar.google.com/citations?user…
2018-10-27 20:22:47@kyslog Warren Mosler scholar.google.com/scholar?hl=en&… Alain Parguez scholar.google.com/scholar?hl=en&… Stock-Flow Consistent Modelの関連論文は以下です。 scholar.google.com/scholar?hl=en&… まあ、KYさんもこういったものには目を通した上で、「私が見たいのは"こういう論文"ではない」と言いたいのかもしれませんが。
2018-10-27 20:24:15@motidukinoyoru stock flow consistent modelの検索1ページ目にあるものはeconstorにあるものは見られますが、モデルにショックを与えたときの応答しか書いていなくて、これは以前に中田大悟先生が年金のトイモデル出して「政策提案を検討するには根拠薄弱」と突っ込まれまくっていたのとあまり変わらない気がしますね
2018-10-27 20:38:25@motidukinoyoru 財政指標なり利率なりMMTの関心事である指標を交差検証で評価してほしいとは思います。モデル上のパラメタをある時点までのデータでフィットして決めて、そのパラメタと時間発展の漸化式等(ここはモデルの要請により決める)でそれ以降のデータとの誤差を取り、従来のモデルと誤差の大小を比べる等。
2018-10-27 21:29:27@kyslog 財政指標を評価する、とはどういうことですか? ある時点での政府債務GDP比などといった財政指標は、むしろMMTにとって「最も関心のないところ」だと思うのですが。 KYさんは、MMTがどんな主張をしていると認識しているのでしょうか。
2018-10-27 21:36:52@kyslog あと、「モデルにショックを与えたときの応答しかない」から、「根拠薄弱」というのも、論理飛躍がある思うのでもっと丁寧に説明していただけると助かります。 大きなカテゴリーではマクロ計量モデルであり、ミクロ的基礎が基本的にないという批判はあるようです↓ en.m.wikipedia.org/wiki/Stock-Flo…
2018-10-27 21:43:20@motidukinoyoru うーん、先ほどKFさんから「MMTは景気には興味がないから予測しない」という旨の話を聞かされたのと、論文中の関心事=グラフの縦軸に Share of bank profits in total profitsなどが挙げられていますので……実際どのようなことが関心事でしょうか?
2018-10-27 21:44:17@motidukinoyoru モデルに政策(を想定したショック)を入れたときの挙動と、実際に政策を実行した時の挙動の誤差が明らかになっていないと、ある政策を実行するか否かの判断基準とするエビデンスレベルは低くせざるを得ない、ということです。in vitroでしか確かめていないものを投薬できないのと同じことですね
2018-10-27 21:49:22@kyslog まずは既に訳されているMMTの記事に一通り目を通されてはいかがでしょうか。 econ101.jp/category/trans…と、econdays.net/?cat=101など。
2018-10-27 21:50:35@kyslog 言いたいことは何となくわかりました。応答だけでなく、応答と実測値の比較をしてみろってことですかね。モデルの構造自体の話ではなく。
2018-10-27 21:52:32@motidukinoyoru 私の読み方の問題かもしれないので確認の質問をしますが、いま日本を含む多くの政府は(雇用拡大等を目的とする)財政拡張をするべきだと思いますか、そうではないと思いますか?またその理由づけにMMTは入りますか?
2018-10-27 21:58:23@kyslog MMTはさらなる財政支出が(通貨発行権を持つ政府において)デフォルトを懸念することなく可能であるということは教えてくれます。 財政支出が必要かどうかは、MMTそれ自体から出てくる議論ではないと思います。
2018-10-27 22:04:21@motidukinoyoru 「さらなる財政支出が(通貨発行権を持つ政府において)もデフォルトの懸念がある」という予期に対して、そうではないという反対の予期をしているので、その人たちを説得するには、やはりなんからの形で実証が必要だと思いますよ。モデルの予測力勝負は避けれないと思います。
2018-10-27 22:06:17@motidukinoyoru 少なく度も「財政拡張による高インフレとそれによる弊害に対する懸念」を言う人はいますが(ワイマール共和国をはじめとした実例があるので)、それに対する回答はどうされますか?
2018-10-27 22:12:48@kyslog そうですよね、議論としてデフォルトではなく、インフレの話になるべきですよね。 MMTは、国家財政に存在する問題はデフォルトではなくインフレだということは教えてくれます。 具体的にどれだけの支出がどれだけのインフレを起こすかという定量的な話は基本的にしてません。
2018-10-27 22:15:20@kyslog せいぜい、「インフレが起きていない以上、財政支出過大とは言えないだろう」ということが言えるくらいですかね。まあそれで必要十分だろうという話もあるわけですが。 財政政策の立て方次第では完全雇用になる前にインフレになってしまうのでは? みたいな細かい話もありますけど。
2018-10-27 22:18:16@motidukinoyoru 分かりました。今まで話をした限りでは主流派マクロで緊縮派の人も「ハイパーインフレが懸念される(ので財政拡張的政策を採用しない)」が基本のディフェンスラインになっていますが、(続く)
2018-10-27 22:20:45@motidukinoyoru ビル・ミッチェルは最新記事では反緊縮よりの意見で、反緊縮を主張するのは良いとして、では「インフレが懸念される」というチャレンジに対してビル・ミッチェルはインフレについて定量的評価をしていないMMTを根拠にディフェンスしているのか?というあたりが気になりました econ101.jp/category/trans…
2018-10-27 22:22:22@kyslog 正直、本場のMMTerがそこに(横断性条件というか、NPGというか)フォーカスして議論しているのは見たことないですね。 まあ、当たる気配のないインフレ予測なんて、「ぷっ、それ、マジでいってる?」で終わりそうなんであれなんですが。
2018-10-27 22:29:27@kyslog ミッチェル先生的には多分、「実際に財政支出≡通貨発行が過大かどうかなんて、現実にインフレが起こるか起こらないかでしか分からない、ってところまで後退しろよ」って感じのなるのではないですか? 憶測ですが。
2018-10-27 22:32:24