文章が「書けない」若い衆問題。語彙力がないとかそういう問題以前にそもそもまず「正解」しか出せない/出してはいけない、という縛りがあって、それはどこか外部に存在しているもので、それをなぞるような「書く」しかしたことがない、というケースが実は少なくないらしいことが何となく見えてきた。
2019-01-25 07:50:27だから、自分の考えをまとめて文章にすることを求められても、その「自分の考え」というのを形にして表現すること自体がまず禁忌になってるらしく、文字どころか口頭でもそれができない。しゃべるにせよ書くにせよ、何か外に向かって表現する時はあらかじめなぞる雛型がないとフリーズしてしまうらし。
2019-01-25 07:56:35問いかけても無反応で固まっているから、それを「書く」で求められたら本当に困惑するらしく、試験なんかだと試験時間いっぱいとにかく机に座って頑張っているように見えるんだが、提出されたものを見るとほんとに数行だけ、それも箇条書きのような断片で一文同士のつながりも見えなかったりする代物。
2019-01-25 08:02:00自分は自筆ノート持ち込み可という形式の試験を割とするんだが、それでも同じ。要は何か「正解」的なお墨付きの雛型なり見本がないと、安心して外に形にして表現することができないんじゃないか、と。そこに昨今は「コミュ力」だの何だのとさらなる抑圧がかかってくるわけで、そりゃ地獄だろうな、と。
2019-01-25 08:05:26で、そういう症状になるのはマジメな子。一方、普段ロクに出席せず出てきても寝てるような子がさらさら書いてて、へえ、と思ってると、提出したもの見たら一応まとまってて文章にもなってる、でも要は広義のコピー&ペーストの切り貼りだったりするようなことも。これはおにゃのこなどに多いかも。
2019-01-25 08:09:41そりゃ持ち込み可だから事前にある程度「使える」材料なりフレーズなりをパーツとして集めてノートにしておく、そういう対応はありだし、そういう対処の仕方考えるのはまだ知恵があるっちゃあるんだろうが、そしてそういうのを「賢い」とか評価してたりするんだろうが、でもそれもそれで問題なわけで。
2019-01-25 08:13:02自分の外側に「正解」が転がっている、だからどんな手を使ってもそれを他人より早く拾いに行く、それが「学校」での「合理的」な身の処し方で「勉強」ってのはそういうこと、的な理解の広まり具合。で、社会に出て生きてゆくのも基本そういう対処の延長線上にあるらしい、という理解。鬱にもなるわな。
2019-01-25 08:17:32こういう状況で「キャリア教育」だの「実務教育」だのやって、入試も入試でAOだの学校推薦だので「面接重視」で「人柄を見る」とかで、それら全ての機会で「正解」探しをさせられている八方塞がりというのがいまどき高校生くらいのその他おおぜい若い衆のある〈リアル〉なのかも知れん、と割と本気で。
2019-01-25 08:20:24前々からあった症状ではあるのかも知れんけれども、いつ頃からここまで広まったのかと振り返ってみると、どうもここ3、4年くらい、脱ゆとり教育の号令がかかって以降のこと、という印象はある。半径身の丈ご当地弊社級環境前提ではあるが。
2019-01-25 08:23:29@kingbiscuitSIU どこかにある正解だけでなく、問い→解答(自分の)→論拠と言う設定を教えられて無いんです。教育の欠陥です。
2019-01-25 08:07:02@akitakenhachi @kingbiscuitSIU 論点から外れるが: 英文法の説明中で解った事ですが、文法・いわゆる点の部分が線に出来ない子供達が多かった。 例として: 形容詞は名詞の前後に付きますが、長い形容詞(文章など)は名詞の後ろで、短い形容詞は名詞の前に来るという事の全体が見えていない。 文の構成を学校で教えていない気がする。
2019-01-25 08:44:54@akitakenhachi @kingbiscuitSIU 又々外れますが: 英文法の必要性は高い。 (中学生レベルの英語の話です) ①文法で、慣例文が話せなくても、文法に則っていれば、ちょっとおかしい言い方でも通じる、外国人はネイティブではない事を見た目で判る場合もあるのだから極めて有効。 ②英文が読める(解読可能)、解らない単語は調べればいい
2019-01-25 12:29:04@kingbiscuitSIU コミュニケーション能力が極端に高すぎて、あらゆることを裏読みしてる可能性もありそうです。ダブルバインドてして。 例: 就職できた新卒「労働組合って、会社の一部なんでしょ?」
2019-01-25 10:15:12@kingbiscuitSIU 正解しか出してはいけない縛り、この言葉にふと思い出しました。 小学校の算数では計算の順序が模範解答で書かれてる順序と一致してないと、最後の答えが合ってても×がつくという話。 小学校でこんなこと経験として刷り込まれたら、その先は想像するのも辛い話ばかりになりそうです
2019-01-25 12:05:31@kingbiscuitSIU これ、大人世代が受けた昔の学校教育の話をしてませんか? こういう批判を受けて、いわゆる「ゆとり教育」では逆のアプローチをしました。「正解は無い」。教師は子どもが何を書いても否定しない。否定・批判されたことが無いので「まともな文章が書けない」という具合に反対方向に振りきっています。
2019-01-25 13:50:28@kingbiscuitSIU ちなみに現在は、この失敗(文科省は「失敗」なんて口が裂けても言いませんが)を受けて更に別のアプローチ(「主体的・対話的で深い学び」)に移行しています。 つまり、「正解探求」は2世代前の話です。
2019-01-25 13:57:00@dorompa3 @kingbiscuitSIU 今でも一通りだけの正解(別解などない!!)の被害にあったお子さんの親御さんの愚痴ツイートがひんぱんにツイッターには流れてますよ
2019-01-25 14:45:39@a_saitoh @dorompa3 「正解はない」を初等中等教育でやる場合の注意点その他考えてなかったんですかね。「正解はない」というのがそのまま「批判はしない/できない」に直結するのがそもそも理解不能です。
2019-01-25 14:50:31@kingbiscuitSIU @a_saitoh これは正に文科省の「画に描いた餅」だと思います。 文科省は注意点をすっ飛ばしてコンセプトだけを伝えるので現場が曲解して失敗するというのがお決まりのパターンです。 ゆとり教育もできる子どもを伸ばすというコンセプトでしたが、現場では全体のレベルを下げるような解釈がされました。
2019-01-25 14:54:40@kingbiscuitSIU こんにちは、現大学生のものです。特に、小中学校では正解を書くことを重視した指導が多かったように自分は記憶してます。また、授業や作文において考えを発表するときにも、先生に忖度し、答えて欲しそうなものを選ぶ傾向にありました。そういった過程も原因の一つかと思います。
2019-01-25 14:25:42@wahhahha396 やはりそういう教え方をするようにはなっていたんですねぇ、一般的にそうなのかどうかはともかく。初等中等教育の現場のセンセ方の資質や世代的バイアスなども関わってきそうには思いますが、いずれにせよ難儀な話ではあり、大学が最後の尻拭いさせられている感、は正直あります。
2019-01-25 14:48:30@kingbiscuitSIU 高校や大学で初めて「自分の意見は?」と聞かれたときには、正直少し困りました。その感覚を脱し始めたのは、やはり大学だったように思います。しかし、やはり小中と培われてきた感覚は簡単には抜けず、先生の意見を切り貼りしてしまう人もいるのではないかと思われます。
2019-01-25 15:04:29@kingbiscuitSIU はじめまして。現在、大学4年生で卒論を書いています。逐一先輩の卒論や参考文献などで文章の体裁を確認しながらじゃないと執筆が進まず、大変苦戦しておりました。「正解」をなぞりながら、これまで試験やレポートをこなしてきたんだと、自覚させられました、、、
2019-01-25 15:19:29