2019.7.8 第35回「県民健康調査」検討委員会 関連ツイートまとめ #記者会見強制打ち切り #東京電力福島第一原発事故

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岩波『科学』 @IwanamiKagaku

…100mSvより高い可能性もあります。1万3000cpmを100mSvとしたとき、10万cpmは769mSv(甲状腺等価線量)であり、1万3000cpmが250mSvであれば、10万cpmは1923mSv(甲状腺等価線量)ということになります。

2019-07-09 19:59:47
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

第三に、ヨウ素/セシウム比については、新たな研究が現在もなお進行中です。ヨウ素/セシウム比が数百となるプルームの存在が示されています。したがって、セシウム沈着量にもとづく現在の推定は大幅な過小評価となる場合があります。

2019-07-09 19:59:48
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

なお、鈴木部会長が、UNSCEAR2013レポートの推計が、ソースタームと大気拡散シミュレーションによるからセシウム沈着量とは関係がないかのように受け取れる応答をしましたが、そのレポートの記述は、本誌特別公開記事iwanami.co.jp/kagaku/Kagaku_…にあるように次のとおりです。

2019-07-09 19:59:49
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

(パラグラフ70)大気中の放射性核種の濃度の測定はその評価には不十分なものだったので,委員会は値を推定する必要があった。そのような推定は,ソースタームと,大気中の放射性物質の輸送のATDMによるシミュレーションからも得られた。しかし,これらの推定は,時刻と場所によっては…

2019-07-09 19:59:50
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

大きな不確実性がある。これは,放出された放射性核種の量と,それが時間と場所でどう変化したかについての知識が不完全であるためだけではなく,大気中に放出された物質の伝搬をシミュレーションするのに用いられたモデルの不確実性のためでもある。…

2019-07-09 19:59:51
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

…これらの不確実性のため,委員会は地上に降下した放射性物質の測定を使って,ATDM解析によって得られた大気中の濃度推定を調整した。(unscear.org/docs/reports/2…の48〜49ページのパラグラフ70より) 実際、セシウム沈着量と推計には、基本的に直線的比例関係がみられます(前記公開記事参照)。

2019-07-09 19:59:52
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

【第35回「県民健康調査」検討委員会後の記者会見より】 ◎“捨てられた”地域差: 鈴木部会長は、有意差が明確となった4地域区分での解析を「捨てました、諦めました」と答えました。これはこれまでの評価を否定する重大な発言です。

2019-07-09 20:30:18
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

もともと4地域区分での解析には、差が見出しにくくなる問題がありましたが、それにもかかわらず、地域差が見られていたのです。地域差は、被曝影響以外は考えにくい重大な指標です。それを「調整ができない」ので「捨てた」というのです。

2019-07-09 20:30:19
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

影響のみえにくい解析で差がみられなくても、差がないとは言えません。逆に、差がみえるのに、それを「捨てる」のは科学ではありません。 地域差を無視したまま、根拠不明の「線量が低い」をもとに、現実の患者の存在を直視しないのは、不可解を通り越した、暴挙というほかありません。

2019-07-09 20:30:21
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

◎議論の“密室化”: 検討委員会に先立つ甲状腺検査評価部会では、2月22日の第12回に突如としてUNSCEAR2013レポートの線量推計を用いた解析がでてきました。 その解析には本誌連載で指摘されたように深刻な誤りがありました。その修正版が6月3日第13回に出されましたが、…

2019-07-09 20:30:22
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

…示されたのは解析結果のグラフのみで、数字や解析手法の内容は示されないままでした。まとめ案が立脚するこの解析は、医大の内部グループと、鈴木部会長と2人の部会員(祖父江氏・片野田氏)によるワーキンググループでしか確認されていません。実数を示さないことは、祖父江氏すら疑問視しました。

2019-07-09 20:30:23
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

記者会見では、福島県立医科大学の大平教授が、解析に用いた実数を出さなかったのは、「曲解されるおそれがある」ために「(鈴木)部会長の判断」で出さなかったと明らかにしました。鈴木部会長による統制であったわけです。

2019-07-09 20:30:24
岩波『科学』 @IwanamiKagaku

かつて秘密会議の批判にさらされ公開を旨として再出発したはずの検討委員会ですが、密室化が進んでいるといわざるをえません。まとめが立脚する解析は、公開の場で検討されたものではなく、また検討委員会としてのとりまとめも、公開されない意見集約と座長の判断により月末までに行われる見込みです。

2019-07-09 20:30:25
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