民間の信用創造と政府支出による通貨創造は根本的に別物
- motidukinoyoru
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@motidukinoyoru @hiralin41 ? 中央銀行が政府短期証券を直接購入するケースに限れば確かにそうでしょうけれど、日米ではそれはほとんどなく、民間銀行保有の準備預金で賄われているわけで、その準備預金は中央銀行が元々供給したというのであれば、私が子供に千円あげた場合、千円をあげたのは日銀だというようなものでは?
2019-12-01 17:35:16@shavetail @hiralin41 政府から事前に直接国債購入しようが、あるいは民間銀行から(現先取引で)事前に買いオペしようが、結局、政府支出に先立って中央銀行が流動性調達を行っている構造に変わりはありません。 このことをランディ・レイは 「手を縛っても足を縛ってもやっていることは一緒」 と表現したわけです。
2019-12-01 17:59:33@shavetail @hiralin41 政府は(中央銀行と協同する)通貨の発行者なので、政府支出は、貨幣利用者である民間部門の信用創造支出とはかなり異なった、全くの別物である、というのは、MMTの中でもかなりベーシックな議論だと思うのですが。
2019-12-01 18:01:39@shavetail @hiralin41 ベースマネー需要と全く無関係にベースマネー供給を増やす、量的緩和という異常な政策が原因で乖離が起きたわけで、そこは例外として扱うべきかと。
2019-12-01 18:05:55@shavetail @hiralin41 ちなみに、ビル・ミッチェルは量的緩和政策を量と金利の分離主義として整理していて、量的緩和政策と金利政策の矛盾を解消するためには、目標金利をそもそもゼロにするか、準備預金付利を行うかのどちらかしかないと指摘しています。 この場合、付利のある準備預金は、国債の類似物となります。
2019-12-01 18:08:22@shavetail @hiralin41 私もMMTを知る前は、国債発行支出は民間の信用創造支出と同じようなものだと思っていたのですが、両者を別物として区別するMMTの方が説得力を感じたので、今はMMTビューへと修正しています。
2019-12-01 18:13:57@motidukinoyoru @hiralin41 そう考えるのであれば、今後子供にお年玉をあげる時には、裏に「日銀より」と書かねばなりませんね。 政府短期証券を中銀が購入した場合以外は現実に購入される資金は中銀が発行したものであっても銀行が出していますから。 統合政府モデルで間違えやすいのはまさにこのあたりでしょう。
2019-12-01 18:14:49@motidukinoyoru @hiralin41 この財政支出の会計を素直にみれば、この過程には準備預金は使われていても、中銀の信用創造はどこにもないですよ。 pic.twitter.com/2hMT9EDokt
2019-12-01 18:17:01@motidukinoyoru @hiralin41 >政府から事前に直接国債購入しようが、あるいは民間銀行から(現先取引で)事前に買いオペしようが そのふたつではMECEではなく民間銀行がすでに過剰準備を持っているケースを除外していますよね。民間銀行が普通に持ちうる過剰準備に対応するマネーストックは過去の財政支出で支払い済みですよ。
2019-12-01 18:21:00@shavetail @hiralin41 MMTビューでは、政府支出はいついかなるときも通貨発行であり、金利調節の目的から、事後的に国債へと「変換」されるというだけに過ぎません。 民間の信用創造と根本的に異なるのは、準備預金創造があらかじめ必要とされる点ですね。政府が通貨発行部門なので。
2019-12-01 18:35:27@shavetail @hiralin41 事後的に国債へと変換されるのも、そもそも国債発行が行われることそれ自体も、金利調節目的であって、資金調達目的ではない、とMMT的には整理されます。
2019-12-01 18:36:31@shavetail @hiralin41 統合政府部門で整理しないと、政府支出が本質的に通貨発行である(ベースマネーとマネーサプライの同時追加となる)ということが理解できないので、むしろ統合政府で考えないと誤解する危険がありますね。 慣れない内は統合政府で常に考えた方がいいですよ。
2019-12-01 18:39:50@shavetail @hiralin41 ゼロ金利政策あるいは準備預金付利政策を通じて、量と金利の分離主義政策を取っているケースはあくまで例外ですが、通常の金融調節を行う範囲では、政府支出の度に流動性調節を行っています。 そうしないと、短期金利が乱高下したり、最悪国債不達になるので当たり前ですけど。
2019-12-01 18:48:02@motidukinoyoru @hiralin41 望月さんの考え方によるならば、マネーストック発行とマネタリーベース発行が1対1に対応するかのような観点ですね。かなり貨幣数量説に近いというのか。 中銀の事後的な金融調節を考慮しなければ、民間銀行が国債を購入するケースのどこにもマネタリーベース発行は対応していませんよ。
2019-12-01 18:48:22@motidukinoyoru @hiralin41 現実に多い政府短期証券の民間銀行消化でマネタリーベース発行を位置づけるならば、触媒のようなもので、たしかにそれがなければ反応は進行しませんが、だからといって、毎度毎度その触媒の製造が必要かといえばそんなことはないでしょう。
2019-12-01 18:50:05@motidukinoyoru @hiralin41 そうでなければ、マネーストック増加にはそのたびに必ずマネタリーベース増加が伴うということとなり、緊縮派の一部がいうように、MMT=リフレ派になってしまいますね。現実にはマネーストック増加と中銀によるマネタリーベース増加は独立してますよ。
2019-12-01 18:53:39@shavetail @hiralin41 マネーストック量とベースマネー量が一致しないのは、中央銀行が事後的に国債を出し入れしてインターバンクレートを調節するからであって、そのことと、「政府支出は常に通貨発行である」という手続き上の事実は、問題なく両立しますよ。(どっちも事実なので、両立して当たり前ではありますが)
2019-12-01 19:11:12@shavetail @hiralin41 リフレ派は、ベースマネーが増えればマネーストックも自動的に増えるといったから誤りなのであって、それが誤りであることと、政府支出がBMとMSのパラレルな増加を伴うという事実は、特に矛盾しませんよ。
2019-12-01 19:12:18@shavetail @hiralin41 とりあえず、シェイブさんは、 ・政府支出≡通貨発行 ・国債は資金調達手段ではない ・国債は金利調節のために存在するに過ぎない という、MMTのアイデアの核の部分を理解されていないことは分かりました。 そのレベルでMMT本を書くのは流石に酷すぎると思います。
2019-12-01 19:14:02@motidukinoyoru @hiralin41 それらは望月さんの藁人形によらずすべて正しいと思います。ただ、望月さんが統合政府モデルが唯一正しい財政支出モデルだと信じているのは正しくないと指摘しているだけですよ。
2019-12-01 19:42:42@motidukinoyoru @hiralin41 繰り返し言いますが、 >マネーストック量とベースマネー量が一致しないのは、中央銀行が事後的に国債を出し入れしてインターバンクレートを調節するから これは中央銀行が政府短期証券を購入するモデルに限った話ですよ。通常通りに短期証券を市中消化するなら、MSだけ増えMBは増えないので、 続
2019-12-01 19:44:46@motidukinoyoru @hiralin41 逆向きの調節、つまり中銀によるMB供給が必要になります。 繰り返しますが、政府支出に先行してまずMSと同量のMB供給があるのは、政府短期証券を買わせる相手自身がMBを供給している場合、つまり中銀が引受けるだけで、市中消化にまでそれを一般化できませんよ。
2019-12-01 19:51:05@shavetail @hiralin41 財政システムの順序として、まず ①財政支出による通貨供給があって、 ②それを国債に取り替えることでインターバンクレートを調節する。 という順番であることに注意してください。(国債購入は通貨によってのみ可能なので、これは当たり前といえば当たり前なのですが)。
2019-12-01 19:59:17@shavetail @hiralin41 ここで、国債でベースマネーを部分的に吸収する措置が、市中消化とシェイブさんが呼ぶ現象の正体なのですが、その量と価格(国債金利)は中央銀行の胸三寸で決定するのであって、これを民間の債券発行と同一視するのは端的に誤りです。
2019-12-01 20:01:22@motidukinoyoru @hiralin41 このスレを読み返してみると、 >準備預金創造があらかじめ必要とされる点ですね。政府が通貨発行部門なので ここの理解が望月さんと私で違うようですね。 望月説では通貨発行者=通貨供給者ですが、私はMSを供給するのはあくまでも民間銀行であり、続
2019-12-01 20:04:33