「JGP+人材派遣業→さらなる労働待遇悪化」という説を検討する

あわせてBIとの比較も。 関連まとめ→ 「ジョブ・ギャランティ vs ベーシック・インカム」https://togetter.com/li/1475456
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望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

この長谷川先生のかねてからの 「JGP+パソナ→悪化」論 の理論的構造がよく分からないですよね。 現状は、JGという”首の鈴”が付いてないから、パソナほか人材派遣業がやりたい放題の底なし沼になっている、というのが実情だと思うので、 労働待遇の悪化に働くのはどっちかというとBIでは。 twitter.com/myfavoritescen…

2020-04-19 13:30:48
koji hasegawa @myfavoritescene

@2dim_papa 御意です。低賃金カルテルを進んで作りかねないので、やるなら自宅警備員ぐらいかなと思ったり、政治次第すぎてパソナ丸投げで今より悪化しかねないとか。。

2020-04-18 23:58:40
K.K @kkay

BIの場合、パソナが嫌なら辞めれば済むと思うけど。 twitter.com/motidukinoyoru…

2020-04-19 13:35:59
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@kkay BIが”やりがい搾取”構造を増強してしまって、トータルで見た労働者の交渉力はあまり変わらないか、場合によっては下がるかも、という話は togetter.com/li/1475456 の超長いまとめでやったところです。(いつの日か [未定] 記事としてまとめようという気持ちはそこはかとなくあるんですが)

2020-04-19 13:40:48
K.K @kkay

@motidukinoyoru 以前も言ったのですが、その「やりがい搾取」はJGの方が起こると思うのですけどね。BIなら仕事を辞めるという選択があるので、交渉力は辞めるという分、強いかと。

2020-04-19 13:57:12
サンタ @I_may_be_santa

@motidukinoyoru 労基法という"首の鈴"がついてるはずなのにブラック企業がなくなってないのだから悪化論も言い出したくなるのではと思います。

2020-04-19 14:25:46
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@kkay JGPは労働供給価格を底上げする一方で、BIはそうした構造を持たない(”やりがい搾取”を通じてむしろ引き下げ得る)というところがミソですね。 労働と一言で括っても色々あるので、効果が均一にはならないのが重要なポイントです。(実際、『BI貰って自己実現』はBI論の十八番となっている)

2020-04-19 14:52:39
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@I_may_be_santa 現行の労働法制は、条件を民間企業に投げつけるだけ投げつけて、政府はケツを持たない(何なら緊縮財政で足を引っ張る)という状態なので、企業側は「そもそも雇わない」か、「抜け道を使って安くこき使う」のいずれかに必然的に向かう構図になっています。 その点JGは「自然に」bad jobを淘汰する。

2020-04-19 14:55:39
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@I_may_be_santa 例えるなら、現行の労働法制が「北風」、JGが「太陽」の構造になっているわけです。 twitter.com/motidukinoyoru…

2020-04-19 14:56:47
サンタ @I_may_be_santa

@motidukinoyoru 望月さんの著書のJGP部分を読みましたが、雇用保険と生活保護を統合して各種の制限を無くしたもののように感じました。 既存制度との住み分けについて論考されているのでしょうか? 実際にどの様に運用されるのかが著書からイメージできていません。

2020-04-19 20:16:55
K.K @kkay

@motidukinoyoru 価格を底上げできる理由がJGPで労働者が企業で勤めないかどうかを選べるからだとすると、BIでも同じかと思いますが。 繰り返しますがそのやりがい搾取というのはJGPで起こりそうに思いますけどね。

2020-04-19 21:38:02
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@I_may_be_santa 生活保護や雇用保険とは、守備範囲や役割が異なりはしますね。 キモは「希望者を全員”雇う”」というところなので、保障や給付などとは根本的に発想が違います。 基本的には、既存制度とオーバーラップして運用させることが前提とされるのが一般的と思います。

2020-04-19 23:07:58
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@kkay JGPは、労働単価の最低価格が決定されてしまいますし、能力や需要に応じて待遇の分布が”底上げ”される構造になります。 一方BIは、労働単価の最低価格が底なしという状況は変わりません。報酬が発生し得るプロジェクトすら、ボランティア同然になるような圧力がかかりやすくなる。

2020-04-19 23:10:34
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@kkay BIなら、「金が貰えなければやらないような仕事」への労働供給は減りますが、「報酬が安いor無いが好きな仕事」への労働供給はむしろ増えやすくなるので、トータルで見た時の労働者の交渉力は変わらないか、場合によっては減少し得るというのがJGに比した大きなデメリット。 twitter.com/motidukinoyoru…

2020-04-19 23:12:59
サンタ @I_may_be_santa

@motidukinoyoru 個人的にはJGPをやれば良いとは思うものの、 -企業が賄うべき社員教育に公金が利用される -雇用の流動化が促進されて労働者の立場が弱くなる -人材派遣会社を想定して民業が圧迫される といった批判が想定できます。 実現へのハードルの高さがMMTを説明する際にJGPが省略されがちな一因かと思います。

2020-04-20 00:18:30
K.K @kkay

@motidukinoyoru BIの収入があることで企業に魅力がなければ働かない人が多くなり、企業は労働条件を良くするでしょう。その一つは賃金を上げることです。 一方でJGPの仕事が嫌なら企業で働くしか収入を得ることができず、労働供給が増えて賃金が下がることだってあるでしょう。

2020-04-20 00:36:40
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@kkay BIが労働条件改善に働くのか、「BIがあるから安くても働けるよね」(やりがい搾取)で労働条件悪化に向かうのかは、業種や各職種の需給の問題となり、ケースバイケースですね。 全体で見れば、企業に対する雇用補助金のように働いて、企業の賃金分配を抑制するように働くのではないかと私は見てます。

2020-04-20 07:09:56
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@kkay 「JGの仕事が嫌なら」というのが具体的にどういう状況を想定しているのかが分かりませんが、JGは全ての労働待遇の”底”になるので、企業は少なくともそれ以上の待遇の保障が求められます。(裏を返せば、現行の雇用政策では、そうした”底”が事実上なく、底抜けしている状態といえる)

2020-04-20 07:11:38
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@kkay むしろJGで問題になるのは、雇用の予算制約がなく(*雇用者無制限雇用のため)、利益を上げるインセンティブもないので、過度に労働強度が緩みすぎないかというところですね。緩みすぎると普通に民業圧迫となってしまうので、どちらかというとそっちの方が問題になる。 twitter.com/motidukinoyoru…

2020-04-20 07:13:14
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@kkay JGの労働条件が良くなりすぎて、全体での労働者交渉力を上げすぎてしまう(労働者層の待遇を過剰に向上させすぎてしまう)という問題は、賃金、待遇、労務管理、労働態度に応じた謹慎・減給などの制度をどうするかという問題に繋がり、現場ベースで微修正していくしか。 twitter.com/motidukinoyoru…

2020-04-20 07:15:40
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@I_may_be_santa >『企業が賄うべき社員教育に公金が利用される』 社員教育とスキル訓練は別次元なので、一緒にすると議論が混乱するかと。 現状でも資格取得等は、就労に先んじて労働者層が半ば自腹で取り組むものとなっており、労働者層のスキルアップに外部経済性があるなら、公費拠出の積極的適応という理解。

2020-04-20 07:33:02
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@I_may_be_santa >『雇用の流動化が促進されて労働者の立場が弱くなる』 現行制度に対して追加的にJGが施行される場合、労働者側の立場は、強くなることはあっても弱くなることはないかと。 現行だと、放り出されたら本当に仕事はないか、Bad Jobしかない可能性があるので、足元を見られて低賃金になる構造。

2020-04-20 07:34:30
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@I_may_be_santa >『人材派遣会社を想定して民業が圧迫される』 現在派遣で賄われている公共雇用については、ある程度この構造はあるでしょうね。 というか、『Bad Jobの駆逐』という政策理念上、その結果としてのある程度の民間企業利益圧縮というのは必然的に伴ってくるものではあります。

2020-04-20 07:36:18
K.K @kkay

@motidukinoyoru ケースバイケースと言うのなら、「やりがい搾取」が起こることが必然かのような言い方はおかしいと思いますよ。 「JGの仕事が嫌なら」は、JGで用意された仕事がしたくないので、企業で働くことを選択しなければならなくなり、賃金が下がるということです。

2020-04-21 01:30:16
K.K @kkay

@motidukinoyoru 労働対偶というのは賃金だけでなく、労働の内容にもよるでしょう。JGのやりがい搾取は、例えば、「JGなんだから人が嫌がる仕事でもよいよね」で労働条件が悪くないということです。以前話した極端な例は徴兵です。今だと、コロナ対策に動員させられることもあるかも知れません。

2020-04-21 01:31:17
K.K @kkay

@motidukinoyoru 「JGの労働条件が良くなりすぎて」これはBIにも起こる懸念で、給付が多くなるにつれて企業に勤める人が減り、賃金は上がっていくでしょうが、やがて何も生産できなくなってしまうかも知れません。

2020-04-21 01:33:39