歴史研究(西洋史)の「コスト」と研究の辞めどき

歴史研究とコスト 途中からジャーナリズムと歴史学知の問題 そして、研究っていつやめますかというさらにダークな話題に
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Tetsuya Nagamoto @saisenreiha

@nob_de 要するに研究には時間と金が掛かるにもかかわらず市場で資金調達するのは無理なので、研究成果を出すには、それが国や関連団体からであれ、民間の財団からであれ、自腹であれ、どこかからかお金を引っ張ってこないと無理だという、ごく当たり前のことを書いていたのでした。

2010-05-02 18:39:28
Tetsuya Nagamoto @saisenreiha

@fkngkch そういう方がいらっしゃらないと、社会は回りませんので、よろしくお願いします。

2010-05-02 18:40:42
岡田智博 「あきがわアートストリーム」開催中! OKADA Tomohiro PhD @OKADATOMOHIRO

涙最中… RT @saisenreiha 論文というのは書いても原稿料が出ないが、実際のところ原稿料が出ようが出まいが誤差の範囲内というくらい金がかかる。西洋史で査読誌に載るような論文を書く場合、1年で書けるのは事前に文献や史料を大半読んでいる場合で、普通は数年掛かる。

2010-05-02 21:45:19
いち🌻STEAM.fm @kanaya

打率=論文本数/研究費.1/100万円を切るとまずい,らしい.RT @saisenreiha: 超がつくほど優秀な人でも、査読論文を毎年出せる人はほとんどいない。そうすると、文献費だけで数十万円はかかるのに、さらにその間の生活費も必要。査読論文一本に掛かる費用は最低数十万円、

2010-05-02 21:52:40
noby @nob_de

@saisenreiha 説明ありがとうございます。しかし、それでもこの一文はどうも理解できない。ズバリ「新しい知見」とは何?>他人の研究をまとめるようなジャーナリスティックな文章なら安く仕上げられるけど、これは既存の知識をまとめ直すもので新しい知見は生まない。...(略)

2010-05-02 22:53:11
noby @nob_de

@saisenreiha 他人の研究をまとめるようなジャーナリスティックな文章が「安く」できるなら、金のない現況下で日本の院生はそれに従事すべきではないですか(柔らかくいうともっとしてもいいんでは?)。それこそ学問全体の下支えになるんではないかと思うのですが。

2010-05-02 23:00:34
noby @nob_de

@saisenreiha そして私の知人(サラリーマンとか、もしかしたらフォロワーさんも)はこう言うかもしれません。「(歴史)研究には金が要るのは認めるけども、それを選んだのはあなたでしょ?」と。じゃあ、必死で工夫するしかない。たとえ二次文献のまとめでも創意工夫で。甘いですか?

2010-05-02 23:04:54
noby @nob_de

@saisenreiha さんに詰問するのは釈迦に説法だとわかっています。しかし、釈迦ゆえに聞きたいこと議論したいこと言いたいこともあるわけです。どうかご理解下さい。つまり、Twitter上なので何かの動きなれば、という希望的観測もあるのです。

2010-05-02 23:13:21
Tetsuya Nagamoto @saisenreiha

「新しい知見」というのは、所謂「学術的な研究成果」を想定しています。つまり、これまで誰も明らかにしてないことを発見し、それを論証したものということです。 RT @nob_de @saisenreiha しかし、それでもこの一文はどうも理解できない。ズバリ「新しい知見」とは何?

2010-05-02 23:23:51
Tetsuya Nagamoto @saisenreiha

@nob_de もちろん二次文献をまとめる研究でも新しい視点を提示することは可能ですが、これも誰かが研究成果を出していることが前提となります。その意味で、どこかで採算度外視で行われた研究がないと、ジャーナリスティックなまとめも成り立たないことになると言えます。

2010-05-02 23:27:21
noby @nob_de

ご返答感謝。ただ「歴史学」を特別視しすぎです。哲学・文学etc「まとめかた」と着想・切り口で学術成果を出してますRT @saisenreiha 「新しい知見」というのは、所謂「学術的な研究成果」を想定しています。つまり、これまで誰も明らかにしてないことを発見し、それを論証...

2010-05-02 23:28:46
Tetsuya Nagamoto @saisenreiha

@nob_de 私としては、ジャーナリスティックな文章を院生が書かせてもらえるなら、ぜひそうなれば良いと思います。私も仕事が欲しいですし(笑)でも、実際にはそういう仕事は、既に成果を上げた先生方に回るのが普通だろうと思います。いや、私は原稿料の出る仕事超ほしいですよ!

2010-05-02 23:29:42
Cervisia @belhaven0829

概説・まとめって、それなりに力のある人じゃないと無理だと思う。

2010-05-02 23:31:51
noby @nob_de

交錯。この回答は簡潔。余裕のある人が採算度外視研究をして、ない人は採算と研究の狭間でやるRT @saisenreiha もちろん二次文献をまとめる研究でも新しい視点を提示することは可能ですが、これも誰かが研究成果を出していることが前提となります。その意味で、どこかで採算度...

2010-05-02 23:33:42
Tetsuya Nagamoto @saisenreiha

@nob_de 研究にお金が掛かるが、市場からその資金を調達するのは難しいというのは、歴史に関する新しい知見を得るためには必要という事実の話で、個人の問題ではありません。採算が取れないものに税金を使う必要はないと多くの人が思うならば、当然お金は回らなくなるでしょう。逆も然りです。

2010-05-02 23:38:10
noby @nob_de

だから変えるように努力するんです。ちなみに今度、古代史の院生と仕事します。これこそ詰問ですが「ジャーナリスティックも成果だ」と名言できますか?(笑) RT @saisenreiha 私としては、ジャーナリスティックな文章を院生が書かせてもらえるなら、ぜひそうなれば良いと思い...

2010-05-02 23:39:53
Tetsuya Nagamoto @saisenreiha

基本的に想定しているのが西洋史なもので、研究に必要なお金は分野によって様々だと言うことは理解しております。 RT @nob_de ご返答感謝。ただ「歴史学」を特別視しすぎです。哲学・文学etc「まとめかた」と着想・切り口で学術成果を出してます

2010-05-02 23:40:06
noby @nob_de

交錯中。同意です。そして回すように試みるということですよねRT @saisenreiha 研究にお金が掛かるが、市場からその資金を調達するのは難しいというのは、歴史に関する新しい知見を得るためには必要という事実の話で、個人の問題ではありません。採算が取れないものに税金...

2010-05-02 23:42:13
Cervisia @belhaven0829

わかりやすくするのと、なめくさったことをするのは違うと言うこと。「君たちには難しくて分からないだろうから簡単にした」という雰囲気が伝わってしまうと、かえって反発され、拒絶される。

2010-05-02 23:44:35
Tetsuya Nagamoto @saisenreiha

私は明言したいところですが、これも慣習の問題なので、気長にがんばるしかないと思います。。 RT @nob_de だから変えるように努力するんです。ちなみに今度、古代史の院生と仕事します。これこそ詰問ですが「ジャーナリスティックも成果だ」と名言できますか?(笑)

2010-05-02 23:44:49
noby @nob_de

交錯中。だから、金なくても工夫して(ズレても、ジャーナリスティックといわれようと)やっちゃおうよ、という意見ですRT @saisenreiha 基本的に想定しているのが西洋史なもので、研究に必要なお金は分野によって様々だと... @nob_de ...「歴史学」を特別視...

2010-05-02 23:45:40
Tetsuya Nagamoto @saisenreiha

@nob_de 状況は厳しいですが、できるかぎりのことはやってみないと仕方がありませんね。

2010-05-02 23:48:24
noby @nob_de

交錯。その慣習を守る間にどんどん学は面白くなくなると思いますが、色々と伺えたので感謝ですRT @saisenreiha 私は明言したいところですが、これも慣習の問題なので、気長にがんばるしかないと思います。。 @nob_de ...詰問ですが「ジャーナリスティックも成果だ」...

2010-05-02 23:49:16
Cervisia @belhaven0829

一般受けする事だけを狙っても、多分駄目だと思う。専門家としてのすごみと一般受けの両方がないとね。「これだったら誰でも出来るじゃん」というレベルじゃ駄目でしょう。

2010-05-02 23:52:18
Tetsuya Nagamoto @saisenreiha

@nob_de とりあえず、人文系でもアウトリーチ活動の重要性がもっと認識されないことには何も始まらない気はします。サイエンスコミュニケーションとか、私ももう少し学ぶ必要があるなと思っています。

2010-05-02 23:52:57