- rouillewrite
- 1261
- 2
- 0
- 0
UP A Mystery【完結】
@C_UP_A_Mystery
…デアダームが遺体を回収したあと、ギルがなにやらベッドから回収していたが、それも目端に彼はキセルを持っていった。
2022-04-28 21:04:39
UP A Mystery【完結】
@C_UP_A_Mystery
相棒の少女はどうやら疲れていたらしく、部屋に戻る前に眠ってしまっていたため、マリンとアシュリーが食堂のベッドまで連れていくと行って去っていった。
2022-04-28 21:06:37
UP A Mystery【完結】
@C_UP_A_Mystery
花の中の美しい遺体を思い返して、むせ返るものを喉元で留める。 呼吸ができず、苦しげに口を抑えた。
2022-04-28 21:08:30
UP A Mystery【完結】
@C_UP_A_Mystery
必死に口元を抑えて、それでも止まらない笑い声。 彼の遺体を目の前にした時には、どこかぼんやりしていた思考が徐々に戻ってきて、現実味を帯びてきて。
2022-04-28 21:12:25
UP A Mystery【完結】
@C_UP_A_Mystery
そのうち、息を吸いすぎたのか笑い声すら途切れ途切れになっていった。 プツリプツリと糸が切れるように反響する部屋は、酷く冷たくて。
2022-04-28 21:18:13
UP A Mystery【完結】
@C_UP_A_Mystery
どうしようもない虚無感に襲われる。 あの子の光が消えた時に、気づくべきだったのに。 どうするべきだったんだと、何時間考えても答えなんて出てこなかった。
2022-04-28 21:19:59
UP A Mystery【完結】
@C_UP_A_Mystery
翌日の朝、その日はいつもよりデアダームが慌ただしくしていた。 改めて見ても、この広い館を彼一人で管理するのは到底無理なように思えるのだが、他に使用人はいないのだろうか。
2022-04-28 21:24:53
UP A Mystery【完結】
@C_UP_A_Mystery
そんなことを考えながらアシュリーが朝食の席に着くと、ふと隣の金髪の少女が居ないことに気がついた。 昨晩は、全員固まって寝るのは疲れが取れないだろう、ということで細心の注意を払うことを約束しつつ各々部屋に戻ったのだが。
2022-04-28 21:26:27
UP A Mystery【完結】
@C_UP_A_Mystery
よく見ると、親友の姿もない。 礼拝堂で叱咤したきり姿を見せていないが、部屋に帰ったのだろうか。
2022-04-28 21:26:54
UP A Mystery【完結】
@C_UP_A_Mystery
朝食が終わったら様子を見に行こう、とやんわりため息を吐く。 あの様子で持ち直しているといいが、突拍子もない思考に飛ばれるともう打つ手がない。
2022-04-28 21:28:00