福岡市美術館の鳥獣戯画展で起きたスケッチ（模写）のトラブルに対する反応や意見

福岡市美術館／Fukuoka Art Museum @fukuoka_fam

【本日開幕しました！】 「国宝　鳥獣戯画と愛らしき日本の美術」が本日より始まりました。 9/25(日)までは、「甲・丁巻」をご覧いただけます。 9/27(火)～10/16(日)は「乙・丙巻」を展示 土･日･祝日は日時指定チケットの事前予約が必要です。 #福岡市美術館 #FukuokaArtMuseum #鳥獣戯画 pic.twitter.com/GRy1hYxevb

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Saya Kubota @sayakubota

福岡市美術館鳥獣戯画展にて鉛筆を借りメモ張とともに鎌倉時代の木彫像「神鹿」を小さくスケッチしていたら「模写をやめてください」と。理由を聞くと著作権(作者70年後で著作は切れるはず)で難しいと。納得がいかず更に聞くと立ち止まってはいけないからとのことだ。人数制限もしていて空いている

Saya Kubota @sayakubota

著作権は70年で切れるはずと指摘したところ、高円寺が模写を禁止しているとのこと。(私はまだ確認していない)グッズでは鳥獣戯画をなぞってみるグッズがある中、立体彫刻の鉛筆のメモスケッチすら許されないのは、なんのための美術館かと怒りが湧いてしまった

Saya Kubota @sayakubota

海外と比べるのはどうかともおもうが、ロンドンの修復の学校で、V&A美術館では一つの彫刻を叩き込むように20日間毎日描いた。その学生の姿を見ながら鑑賞者も頑張れ、とエールをくれた。真似て、「まねぶ」ことで形の美しさを体に刷り込んで学生たちは文化継承をした彫塑に挑む。

Saya Kubota @sayakubota

そういった学びの場としてどうお考えか伺うと、学芸員さんはお写真が撮れる展示や海外ではご自由にスケッチなさって頂いて大丈夫ですが、当展は違いますので、とのこと。本当にスケッチが駄目な理由に個人的に納得がいかず、市の美術館にも関わらず本物を肉眼でみて模写することが禁止なのには驚きだ

Saya Kubota @sayakubota

美術館でメモをとる人は少ない。受付で鉛筆を借り、メモもポケットサイズ、他の鑑賞者の邪魔にならないよう配慮した場所でスケッチしたつもりだ。通る鑑賞者は「本物みたい」「鎌倉だって」と話しガラスケースを去っていく。模写して怒られた彫刻がフィギュアになって売店で売っている。何だろう。

Saya Kubota @sayakubota

こんなスケッチすら許されない展示なんて悲しいし、本当にそこで何かを得たい気持ちでくる人もいるのだから、もう少し美術館側も鑑賞者を育てる視点を持ち、なにが良くて、なにがなぜダメなのか、携わる一人一人が主体性を持って考えられないものだろうか。変なクレーマーのように扱われて辛かった。 pic.twitter.com/xJgVMv8rBS

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福岡市美術館　国宝鳥獣戯画と愛らしき日本の美術展は10/16まで1800。土日祝は事前予約が必要。高山寺が所蔵品の立体を模写禁止にしている理由もいずれ伺おうと思っている。「どれも美しい玉眼の木彫」とメモしました。文字なら良いなら文字の形を使って動物を描いてみようか。「かく」って何？

Saya Kubota @sayakubota

飛び交う「かわいい〜」「すごい〜」「きれい〜」「古い〜」という声だけで、この展示は、本当にいいのか？

Saya Kubota @sayakubota

これらは作者不明だ。これを鎌倉時代につくった無名の作者たちは、美術館のガラスの外で、だれかが作品に感動しスケッチをはじめるのを止められるのをどんな気持ちで見るだろう。文字情報だけしか書き写せない手帳片手に、インターネットで得れるような情報を書き写す。可愛い、可愛い、の声の中で。

Saya Kubota @sayakubota

この展示にはやっと、コンセプトやら概念やら情報やらコンテクストやらを超えた生々しい日本の持つ本来の「美術」があるかもしれないのに。それを情報まみれの私たちがいま捉えなおせたら実直な美がまた生まれるかもしれないのに。ガラスの奥の馬が泣く。

Saya Kubota @sayakubota

馬の彫刻は古来の絵馬と同じく神への奉納物だったそうだ。はじめは本物の馬が捧げられたが、代わりに木彫になり絵馬となったと聞く。生物→立体→平面にならざるを得なかったギリギリの姿を目の前にスケッチできたなら、生きた馬を捧げる気持ちで絵馬を描いた絵師たちの気持ちにもなれたかもしれない

Saya Kubota @sayakubota

そういう一人一人の体験こそがこれからの日本人の美意識にとって、アートにとって、暮らしにとって、文化にとって、一番大事なことだと思うのだけれど。残念な美術館体験でした。

Saya Kubota @sayakubota

インターネットより、目の前にある高山寺、重要文化財「馬」。 pic.twitter.com/nd06PCx4cO

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Saya Kubota @sayakubota

スケッチ禁止された「子犬」鎌倉時代、京都高山寺より(インターネット画像）、売店の「子犬」たち。不思議な気持ち。形ってなんだろうか pic.twitter.com/NbaI8fEu5a

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Saya Kubota @sayakubota

従業員の方何度も行ったり来たりさせて申し訳なかったな。学芸員さん呼んで頂いた時、できたら本当は何がベストなんですかねぇ、なんて話を同業者同士お話し出来たらと思っていたけれど、先方は私を完全にクレーマーとしていて対話をする気がなかったのが切ない。もっと柔らかい聞き方があったかもな。

Saya Kubota @sayakubota

高円寺じゃなくて高山寺でした、しつれい

Saya Kubota @sayakubota

学芸員さんが、こちらも良い美術館体験にしたいので話がしたい、とこれまでのそういった関連資料をメールしてくださいました。私が認識不足なところが多くある中で、丁寧語で対等にお話ができる機会が出来て嬉しいです。ありがとうございます

タケ @take_all_a

>RT　福岡市美術館は自前で所蔵する古美術品は基本的に撮影OKだから（1階の古美術展示室はそうなっている）、裏付けは取っていないが鳥獣戯画展のスケッチ・撮影禁止はおそらく高円寺側が出した条件だと思う。 pic.twitter.com/gNfsIFVnx4

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タケ @take_all_a

ただ、撮影OKの展示室でスケッチもOKなのかは確認していない。福岡市美でスケッチしている人は今まで見たことないな。

タケ @take_all_a

@sayakubota 福岡市美術館は自前で所蔵する古美術品は撮影OKなので（1階の古美術展示室はそうなっている）、裏付けは取っていませんが鳥獣戯画展のスケッチ・撮影禁止はおそらく高円寺が出した条件かと思います。ただ、撮影OKの場合でスケッチもOKなのかは分かりません。

タケ @take_all_a

久保田さんに対して福岡市美術館 @fukuoka_fam が最初に著作権を持ち出したのはよくないね。自館が所蔵する古美術品を撮影OKとしていることと明らかに矛盾する。 twitter.com/sayakubota/sta…

タケ @take_all_a

福岡市美は自前で所蔵する日本・東洋系古美術品のみ撮影OK（現代や西洋はダメ）という方針に対して、同じ福岡市立のアジア美術館では所蔵品は国・年代を問わず全て撮影OKで、さらによそから借りた作品もOKの場合がある。この差はなぜだろう？ 写真はアジ美で開催中の「エモーショナル・アジア」展。 pic.twitter.com/Lbv6hCz35T

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passerby @tokyopasserby

模写なのかスケッチなのかメモなのか。 監視さんも注意するなら、理由について納得できるものを共有しておいてもらいたいところ。　＞RT 所蔵者の意向で撮影禁止は分かるけれども、スケッチ禁止は館の都合でしょうね。

passerby @tokyopasserby

この程度のスケッチで禁止を言われるのは納得いかないと思う。文章でメモを取るのとさしてかわらない。 twitter.com/sayakubota/sta…