海外文学の古めの翻訳で「ようかん色」っていうのが出てきてどっちらけになった。ようかんはその地域に存在しないものだから

70年代の翻訳小説は旧字体の難しい漢字が多かった
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森人 @al4ou

日本語だと「最も高貴なるインド帝国騎士団」になる。つまりアイルランド人が大英帝国を揶揄するような名前で徒党を組んでいる。実際アイルランド系アメリカ人が本国の独立運動を援助していた例もあるので、当然ながら当局に目をつけられる。そこでピンカートン探偵社から密偵が送り込まれるわけだ。

2022-10-12 11:04:11
じゃりねこ @jyaricat

当時の読者に「解る」ことを最優先したんでしょうねえ。昭和30年代の村岡訳「赤毛のアン」では パッチワークキルト→刺し子細工の布団 ポプリ→薫香 ショートブレッド→白く軽く焼けたビスケット SFの「20億の針」では シャーペン→機械仕掛けの軽い鉛筆 …などなど。 twitter.com/Cristoforou/st…

2022-10-12 09:45:28
saebou @Cristoforou

海外文学の古めの翻訳で「ようかん色」っていうのが出てきてどっちらけになった。前に宝塚のアメリカが舞台の作品で「入籍」っていう台詞が出てきた時もかなりしらけましたが、こういうのはやめてほしいと思いますね。ようかんや入籍はその地域に存在しないもん。

2022-10-11 14:14:32
マ+フェリ=サモエド @Masha_Samoyed

@Cristoforou かの村岡花子の訳でシュークリームを軽焼き饅頭と訳したりもありました。

2022-10-12 09:57:57
こうげつ @segawakougetsu

アメリカ映画なのに「結婚して糠味噌臭くなりたくない」という台詞があったことを思い出しました。 twitter.com/Cristoforou/st…

2022-10-12 12:46:07
K.T/groove @RaiseHightheRB

「その場に存在するものを読者がイメージ出来ない」と推測される場合、理解できる近いものに置き換えるのは知恵では? 「ライオンと魔女」でエドマンドが貰ったお菓子を「ターキッシュディライト」と書かれても、私が読んだ当時の時代と年齢だと理解出来なかったと思う。「プリン」だから共感できた。 twitter.com/Cristoforou/st…

2022-10-12 13:46:15
K.T/groove @RaiseHightheRB

この場面で重要なのは、お菓子の正確な描写ではなくエドマンドが引き寄せられる気持ちだから。 「それは…それは仕方ないな!」って思わせないと最後までひびくから。 ネットでサラッと調べて「美味しそー」がない時代、プリンは秀逸だったと思うのよ。 頑丈なプリンだとは思ったけどそれでもね。

2022-10-12 13:52:03
MSX研究所長 @yoshimatsuTUQ

翻訳ではないが、ゲーム「零の軌跡」のセリフに出てきた「トランジスタグラマー」の衝撃が忘れられない。半導体とは別の技術体系を構築している世界観なのに…。しかも当時(2010年)ですら死語であった。 twitter.com/Cristoforou/st…

2022-10-12 14:12:08
強炭酸水 @KYO_TAN3SUI

@Cristoforou 明治時代、赤毛同盟が当時赤毛に日本人に馴染みが無いので禿頭倶楽部と訳されたそうです。読者の地域がイメージしやすい様に変えちゃうのは翻訳者の才能&醍醐味じゃないですかね。 今でこそ何でも調べられますけどね。 昔はそうも行かなかった。 読者が楽しめないとね。

2022-10-12 14:59:45
さんぷる。 @mcu_simple

これ、映画ロードオブザリングとかのファンタジーでマイル・フィートが翻訳でメートル法基準にさせられるのも嫌なんだよね。確かにメートルの方が具体的な数値のイメージしやすさはあるのかも知れないが、その語彙が使われることによって感じられる雰囲気みたいなものは失われていると思う。

2022-10-12 17:49:36
yn @avocadobanan

「ようかん色」という訳語について議論があるようだけど、忘れもしないドリトル先生航海記で、トミー少年が勧められた食べ物が「あんぱんと牛乳」だったので子供心におかしいなと思ったんですよ。外国なのに。ってことを思い出した。今は新訳になったのかしら

2022-10-12 18:43:03
yn @avocadobanan

でも、美味しそう、食べたいなーと思ったという意味では誤訳ではない

2022-10-12 18:43:26
fuhito@盲目の決闘者 @fuhito82

古い翻訳だと、トランプのことをかるたって翻訳してるのがあって気になるよな。

2022-10-12 19:03:06
おとないやいやえん @8Wpu8KDLRCtYWsq

サマセット・モームの読書会で古い翻訳には「驕る平家は久しからず」となっていたけど原文は何?現在ではどう訳されているのかで盛り上がったことを思い出した。 翻訳の日本語を時代による変化は比較研究すると面白そうだとも思う。 twitter.com/Cristoforou/st…

2022-10-12 19:48:35
化学史たん @ph109iston

翻訳と言えば「白足袋」をwhite socksとせずwhite grovesにした話がすごく有名だと思うけど、今回は誰もその話をしていなかった…(サーチすると去年まではその翻訳のツイートがたくさんあった) twitter.com/Cristoforou/st…

2022-10-13 12:31:20
名も無き時代の通行人 @NIKOLAI12345556

@Cristoforou 昔TVで観た宝塚の『ベルばら』で、「釈迦に説法」という台詞が出た時はショッキングでしたね(笑)。アニメ『紅の豚』で、ピッコロ親父がポルコに「そういうのを、アジアじゃ仏陀に法を説くっていうんだ」と言う場面がありましたが、前者に比べ、西洋が舞台であることを念頭に置いたところが巧い!

2022-10-12 20:42:03
凱聖ツブアンスキー @shake_egg

昔の翻訳だと英米の登場人物が平気で「南無三!」とか言ったりするけどニュアンスの伝え方としては確かに間違ってないのよねw この問題、あまり厳密にツッコミすぎるとウェストミンスター寺院の「寺院」もダメだとかそういう話になりかねないしな…

2022-10-13 06:05:29
パウル @paul1895h

オランダの児童文学に「よせ鍋」が出てきたときもびっくりしました twitter.com/cristoforou/st…

2022-10-13 11:50:06

翻訳の努力を後から腐すものじゃない

芦辺 拓 @ashibetaku

『ドグラ・マグラ』に「正木博士は羊羹色の紋付羽織(略)という村長然たる扮装」」とあるように、これは服地の色として使われてきた表現。微妙な色彩の訳語として使ったのは先人の知恵で、むげに排除するのは、日本語の連続性を断ち切ることになるし、「西洋にない」から排除というのは狭量では。 twitter.com/Cristoforou/st…

2022-10-12 03:40:01
芦辺 拓 @ashibetaku

こういう小理屈で、日本語からものすごい勢いで語彙が消されてゆく。街角の素人臭かったり素人はだしだったりした絵看板などが「いらすとや」一色になったようなことを日本語でやられてはたまったものではない。これに迎合する翻訳者らしき人間がいるのも不愉快。

2022-10-12 03:43:36
縦溝狭史 @Semasi_Tatemizo

@ashibetaku 当時の日本語には存在しない言葉を、当時の日本人に如何に分かりやすく表現するか苦心惨憺された先人の智慧を無下にする発言ですね。 こういう人には是非とも黒岩涙香を読んでもらいたい。乱歩をも魅了したあの文章は今では難解だが素晴らしいものです。

2022-10-12 06:21:34
K子@だいたいいつも働きたくない @travelholic_k

今でこそ実際の「西洋」の知識があるからそのままの言葉でイメージできるかもしんないけど、こう言う訳って「当時の日本の読者がイメージしやすいように」しているのだと思う。 わたしは古い訳版読むときはそう言うところの妙も好きですね…… twitter.com/cristoforou/st…

2022-10-12 10:35:13
K子@だいたいいつも働きたくない @travelholic_k

文学とか娯楽のひとつなので、文章からスイスイイメージができやすいのがだいじだと思うんですよ。 とは言え読書のスタンスはいろいろなので、それがシラけちゃう場合はなるべく新しい訳を探して読めば、少なくとも現代の日本人に馴染みのない言葉は出て来ないと思う。

2022-10-12 10:36:40
aslan @LomherAslan

@ashibetaku 想像力の無さを感じる。「ようかん色」も「入籍」も翻訳当時の読者に伝わるリアルさがあったはず。現代の翻訳ならいざ知らず、古めの翻訳の言葉遣いにケチをつける人は、いま自分が"クール"だと感じている言葉が、あっという間に未来の"あなた"に嗤われると知っているのだろうか。

2022-10-12 12:34:12

古い翻訳文の味わいが好き

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