@goyou ありがとうございます。パ・ダンパ・サンギェという方とゲロンマ・パルモ(吉祥比丘尼)という方の伝承については、チベット仏教の派を問わず共有されているのでしょうか?@ooo157
2011-10-03 23:32:18@goyou ありがとうございます。あとパ・ダンパ・サンギェという方の推定生歿年はどのくらいでしょうか?ボーディ・ダルマと同質の禅か、異質なのかという推定は可能なのでしょうか?@ooo157
2011-10-03 23:36:53@jiei_yushi @ooo157 パ・ダンパ・サンギェを特定の人物とするのはなかなか難しそうです。11-12世紀頃にシチェとよばれる般若思想の秘密釈をもとにしたヨーガ伝えた人物の伝承がもとになっていますが、8世紀ごろに四川省の禅宗との交流に貢献したと読める伝承もあるのです。
2011-10-03 23:57:00@jiei_yushi @ooo157 パ・ダンパ・サンギェとかギャガル・ダンパという名前も「父なるインド人の仏教の教師」くらいの意味で、ほとんど匿名ともいえますし。
2011-10-03 23:58:15@goyou 現在の我々の感性でいえば、禅と密教には断絶感、簡単に言えば徹底した合理主義と徹底した神秘主義というミゾがあるように思えるのですが、そういう類いの禅なのでしょうか?或いは心理主義的考察が強いとか?>パ・ダンパ・サンギェとかギャガル・ダンパ@ooo157
2011-10-04 00:02:28@goyou 禅の立場だと、サムエ寺の宗論以降に断絶したように伝えられますから、8世紀頃には禅はチベットから離れたような印象があります。もっと後代ということでしょうか?この宗論がヴェトナム、韓国等にもどれだけ影響を与えたのかも興味があるところでありますね。@ooo157
2011-10-04 00:16:54@jiei_yushi @ooo157 チベット仏教からみていると、禅が密教と断絶を深めていったのは比較的後代になってからではないかと感じるんですよ。
2011-10-04 00:09:42@jiei_yushi @ooo157 今あるような禅宗というスタイルではないですが、チベットでは中国禅からの影響をゾクチェンとかマハームドラーと呼ばれる密教の再奥義の中に内包していく作業が継続して行われていました。
2011-10-04 00:31:46@jiei_yushi @ooo157 一般化すると、マンダラの儀礼体系をもつ密教というものが、国家権力との関わりを持ちやすい性質を持っているため禅と密教の断絶に繋がったように思うんですが、モンゴル帝国が強大化するまではそれほど深刻な対立は起こっていないようにも見えるんです。
2011-10-04 00:33:47なるほど、その時代が大きなターニングポイントということですね。@goyou モンゴル帝国が強大化するまではそれほど深刻な対立は起こっていないようにも見えるんです。@ooo157
2011-10-04 00:41:29恐らくはこのあたりになるのではないかと。『華厳経』『楞伽経』 (現代語訳大乗仏典) 中村 元 http://t.co/PdMf1D0V RT:@goyou 入楞伽経を口語でよむためのオススメの訳はありますか?
2011-10-04 02:27:24@goyou 英訳をくっつけときます。→http://t.co/w6tjhdq9 QT:恐らくはこのあたりになるのではないかと。『華厳経』『楞伽経』 (現代語訳大乗仏典) 中村 元 http://t.co/PdMf1D0V
2011-10-04 02:34:28@jiei_yushi アダムスピークのあたり、大乗仏教、密教に関わる遺物や遺跡の調査は行われているんでしょうか?古い建造物にハスの花や金剛をモチーフとした意匠が見られるっていうような話を聞いたような気がします。
2011-10-06 02:46:17@jiei_yushi また、入楞伽経が、釈尊とスリランカの土着神ラーヴァナの対話で出来ていることが大変に興味深いと思っています。ヒンドゥー教のパンテオンへのラーヴァナの取り込まれ方を歴史と照らし合わせても何かが見えてきそうです。
2011-10-04 03:20:47@goyou なんと、ラーヴァナ(漢訳:羅婆那王)というのは土着神なのですか!これは面白いですね。RT:@jiei_yushi また、入楞伽経が、釈尊とスリランカの土着神ラーヴァナの対話で出来ていることが大変に興味深いと思っています。ヒンドゥー教のパンテオンへのラーヴァナの...
2011-10-04 03:42:41@jiei_yushi はい。そういう説明を聞いたことがあります。スリランカの仏教徒の説明や、対岸のケララ〜カルナータカあたりの説明などをいろいろ比べてみると面白いでしょうね。
2011-10-04 03:47:05@jiei_yushi 入楞伽経の支持層は無畏山派で、ビルマからテーラヴァーダを導入した人々はマハーヴィハーラ派の系統の人々だと見ていいんでしょうか?
2011-10-04 18:17:10@goyou 入楞伽経の支持層は無畏山派ということは可能性はありますが、根拠が薄弱なのです。実はこれが、他の大乗経典同様、スリランカで説かれた経典であることを真に受けていない学者が多いのです。よくある大乗経典の解説同様、単なる設定ではないかとする考えが主流ではないでしょうか。
2011-10-04 19:32:49