日本語をしゃべる時は,英語を話すときよりも声のトーンが高くなるという話

日本語をしゃべる時は,英語を話すときよりも声のトーンがナチュラルに高くなるという話。 いろんな具体例とその理由,様々な専門家の視点から見た考察など,興味深いです。 そしてこの話がどうして出てきたのかということも。
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佐々野ささき 🇨🇦メロスピ制作VTuber @sasanosasaki

これ、男女問わず日本語で話す時は声が高くなって、英語で話す時は声が低くなる。両言語喋る人は大体理解できる感覚だと思う。そう、重要なのは『女性だけじゃなくて男性の声も高くなる』って事。 で、なんでそうなるかってのは個人的な仮説でしかないんだけど(続く) x.com/buenoerico_/st…

2024-03-25 14:12:31
eriko @ 多言語学習🇯🇵🇺🇸🇰🇷🇪🇸🇫🇷 @buenoerico_

ディスってるとかじゃなくて、なぜ日本の女性は声を高く、子供みたいな話し方するのか?あとキャハキャハよく笑ってる?ってずっと不思議に思ってて、友達に聞いたらそういうことを研究している人がいるらしい。論文か本があるみたいだからスペイン語だけど今度読んでみる。

2024-03-24 06:04:52
佐々野ささき 🇨🇦メロスピ制作VTuber @sasanosasaki

英語の場合アクセントをつける関係上、上方向に音域のマージンが必要になる。だからデフォルトは低い音域。 対して日本語は末尾のアクセントが下がるか平たく伸びるかで語意が変わる言葉が多い(箸と端みたいな)つまりデフォルトは高めが具合がいい。 だから発音の都合で必然的にそうなるのかなと。

2024-03-25 14:16:27
佐々野ささき 🇨🇦メロスピ制作VTuber @sasanosasaki

引用元の人マルチリンガルみたいだし、一旦『同じ男性が英語と日本語をしゃべる時のトーンの違い』を思い出してほしい。だいたい女性と同じぐらい日本語で話してる時の方が甲高いから。 そう、声が高くなるのは女性だけじゃないんですよ。だからフェミニズム的発想につなげる前によく考えた方がいい。

2024-03-25 14:19:25
佐々野ささき 🇨🇦メロスピ制作VTuber @sasanosasaki

日本語ネイティブの人が英語話す時はドスの効いた低音ボイスになるし、英語ネイティブの人が日本語話す時はびっくりするぐらい元の声とかけ離れた優しい高音ボイスになる。『男女問わず』。 英語圏に住んだ事のある人ならわかるはず。

2024-03-25 14:25:06
ぽち子@鼻中隔シールド工法 @yaku_no_fue

@sasanosasaki おぎやはぎ矢作さんがアイクさんに英語を教わる動画で「なんでアイクは英語になるとそんなイケボになるの?w」って面白がる場面がありましたが、謎が解けて嬉しいです

2024-03-25 21:57:11
寝る子 @kejd_cjwk_4729

@sasanosasaki 日本語の他に2ヶ国語話せるけど、特に英語話す時は日本語を話す時より声が低くなるのすごい分かる😂😂 元々声が低いこともあってそのまま話すと大抵聞き返されるから、意識して声を高くしてるしそれが子供っぽい話し方かと言われるとどうなのかなとは思うけど、、🤔

2024-03-26 03:12:45
Sun太💉× 5 @SunSun_fine

「札幌に行ってスープカレーを食べました」 「I went to Sapporo and ate soup curry.」 ホントだ。英語で喋ると,ナチュラルに声が低いトーンになる

2024-03-26 13:15:55
🐾 @sh__244_

@sasanosasaki 韓国アイドルが日本語で話しているのを母国ファンに「何でそんな喋り方になるのかw」と突っ込まれて「日本語喋ってみたらわかる。同じようになるから!」って答えてた…こういうところなんだなと腑に落ちた..

2024-03-26 04:11:19
Smᝰ・ @sooyill

@sasanosasaki 日本語みたいな漢字派生の言葉は一語一語はっきり喋んないといけないから腹から声出してる暇なくて少し高い位置で喋ってる感覚わかる 逆にやる気のない「っしゃーせぇ」ってリンキングするような言い方は男女問わず高い声では聞いたことないかも。

2024-03-26 00:39:10

様々な人の体験からも,どうやらそうらしい

Risa @l3iqoe

@sasanosasaki 洋画の吹き替えでも、元の俳優さんの声に比べると、男女とも日本の声優さんは声が高く感じますもんね。

2024-03-26 00:31:53
みゃおみゃお @sfcoleqytsjakil

@sasanosasaki 鹿児島弁喋るときは東京訛りのときより声低くなるんだけど、原因これ説ある 鹿児島訛りだと語尾寄りにアクセントがくるからベースは低めスタートの方が話しやすい

2024-03-26 06:33:55
🐾 @sh__244_

@sasanosasaki バイリンガルの弟は1オクターブくらい差があるので毎回切り替えに笑う

2024-03-26 03:57:06
ੈ ᴰᴬᴿᴱᴱᴺ @SDDi_

@sasanosasaki 英語ほぼネイティブな男友達と歩いててアンケートか寄付のお願いだかで英語で話しかけられたとき、受け答えしてる友達の声がいきなり低くなっててびっくりした😳 私も英語仏語だと声低くなる…というか、日本語と同じ高さでしゃべれない。日本語で遠くに聞こえやすく話そうとするとなんか高めになる。

2024-03-26 03:17:31

ボイストレーニングの専門家からも,こんなコメントが

なぎぃ@通話ボイトレの人 @Voice_Tac

ボイストレーナーです。 長くなってしまいますが、観点のひとつとして参考にしていただければと。 言語によるアクセントの違いで声の高さが変わることも関係しております。 ただ、 ・日本人は海外の方に比べ首が短く低い音が響きにくい人体構造だった事 ・木造家屋により響く声で話す習慣が根付かなかった事 ・日本語の母音が日本人の人体に最適化されているため低い響きが強いとこもる事 こう言った関係があり、日本語は様々な国の言語に比べて低い音を使いづらい言語である事が、声が高くなる原因につながっていると思われます。 欧米の方は日本人よりも首が長く、咽頭空間(喉の中で音が響く空間)が大きいため低い音がよく響きます。 リラックスした状態で声を出すとどうしても低い音が主軸となるため、その発声に適応した言語であれば低い声が主軸になるのは必然と言えます。 日本人もリラックス出来れば低い音にはなるのですが、ここで言語の発音という違いが出てきます。 日本語は口を縦に開く言語なのに対して、英語は口を横に開く言語です。 この縦、横の母音の響きに、先ほどの咽頭空間の響きが関わってきます。 咽頭の響きがある前提で考えると、横に開く場合は顎の縦の動きが小さいので咽頭空間の形に大きな変化はないのですが、日本語で縦に開く(あ、え)場合咽頭空間の形が変わります。 この母音の歪みが日本語特有と言っていいほど独特に作用し、そのくせ歪みすぎると聞き取りづらくなる子音の弱い発声であるため、音声自体を高めにして母音の歪みを減らして聞き取りやすくするメカニズムになっていると思われます。 海外の方では咽頭空間を横から狭める事で母音の歪みを減らして日本語を流暢に話す方もいて、その場合は英語と日本語で音の低さは変わらないのに低い音の響き方が変わり綺麗に聞こえます。 この母音の歪みをどんどん消してきたのが今のアニメ声優業界で、可愛らしい声となると声が高くなり低い響きがなく母音の歪みがないスッキリとした声がつい最近まで主流でした。 今はだいぶ低い音を求める傾向が流れを取り戻してきていますが、それでも欧米の方ほどの低い音は、日本人の骨格では「自然には」出せませんので、あそこまで低くなる事はありません。 洋画の吹き替えなどでは演者の声を聞きながらアフレコをするため、俳優の声に近い響きを出して話すことがメインとなり、おそらく「外画の吹き替えで役者が話している音域」が、日本人が英語を話すときに出すべき音域だと思われます。 発音の他に骨格、体格、言語の発音を形成する子音と母音が複雑に絡まり合った結果、各国独自の発声にチューニングされており、とりわけ日本語は「浮いている」と言ってもいいほど異色である、という事です。 各国の方々が日本語は難しいと仰るのは、その言葉の多さにとどまらず、発声自体が根本から違う事もあるのでしょうね。 そして日本人は英語を勉強するとき、咽頭を使って発声する、なんて事は学ばないため声が高いまま、縦に開く発声で英語を話そうとして「声が高いまま英語を話す日本人」が完成するのです。 耳で覚える方はこの点をクリアしていると思います。 低い音の方が話しやすいわけですから。 発音、発声を音ではない何かで結びつけてしまった方々は、おそらく声の高い英語で話そうとしてしまうのも仕方がないと思いますが、英語圏の人たちからすると必要な低い音がないわけですから気持ち悪いでしょうね。 話があちこち行ってしまいましたが、ボイストレーナーとしての視点から見るとこんな違いがありますよ、というお話でした。 長々と失礼いたしました。 最後までお読みいただいた方はありがとうございました。 使っていただいた時間に見合う「へぇ〜」であれば幸いです。

2024-03-26 01:06:36
Riri/えまりー @ririemari1537

@Voice_Tac 面白かったです!母が海外の人に日本語を教える仕事を始めるにあたって発声の仕方も勉強していました。その時はそんな勉強もいるのかーくらいに思ってたのですが、そもそも発声の仕方を学ばないと発音が難しい言語だったんですね。発声という視点で言語を見れて面白かったです!ありがとうございました

2024-03-26 01:36:07
なぎぃ@通話ボイトレの人 @Voice_Tac

長いのにお読みいただきありがとうございます! しかも知らぬ方へのリプライで長々と綴ってしまったのに…💦 日本語って世界で一番難しい言語とされていて、それは「生」だけでも読み方が数種類あることに加え声自体を変えるのがどれだけ大変なことかと… もうひとつ面白い話をすると、海外にも声優という仕事はありますが(ボイスアクター)向こうは日本の声優ほど声を変えません。 人によって、相手によって声のトーンが変わることはあるでしょうけど、お芝居で声を変えるという認識がないんです。 今、日本国外で生まれ、日本の声優に憧れて日本語を学び、お芝居を学んで「日本語で」声優として活動していらっしゃる方もいまして。 とんでもない努力の結果なのだろうな、と、日本語で生活している身としては嬉しく思ったりするのです。

2024-03-26 01:45:14
坂本くん @sakamotokun_xxx

@Voice_Tac とても参考になりました そう言えば昔俳優の北野さんが海外での映画の撮影の時にセリフの練習より先にアルファベットの発音の練習をひたすらさせられたって話を聞いたことあります 英語のできない日本人の役なの作り込んでるなぁと当時は思ってましたが少しでも違和感を無くすためだったんでしょうね

2024-03-26 07:46:26
なぎぃ@通話ボイトレの人 @Voice_Tac

お読みいただきありがとうございます! そうですね、自分はボイストレーニングを教える身でありつつ元役者で、お芝居も教えているのですが、「世界観」という話を良くします。 北野さんの場合、明らかに浮いている役であればその練習は逆効果になりますが、違和感なく見ることができる「その世界観に馴染む」という意味では必要な練習ですね。 そうでなければ、英語が標準の人たちが見たときに「日本人が喋るたびに現実に引き戻されて集中できない」という事態に繋がります。 ある種、アニメなどで関西弁などを「聞きやすく調整する事で世界観に馴染ませる」工程に通じるものがありますね。 世界観に馴染ませているせいで、関西の方が聞くと「関西訛りはこんなんじゃない」になってしまうのですが、標準語のイントネーションで耳が慣れている人たちからすると聞きやすいから世界観が壊れないんですよね。 没頭させるための努力。 人間って面白いもんです。

2024-03-26 12:09:13
ぴーなっつ @peanut_ai

@Voice_Tac とても面白い考察です 逆に洋画吹き替えの日本語が妙に不思議な発音に聞こえるのもここにあるのかな?と腑に落ちました 言語や体格が複雑に絡み合ってチューニングされた言語故の難しさも海外の方から見るとありそうですね

2024-03-26 14:38:59
なぎぃ@通話ボイトレの人 @Voice_Tac

お読みいただきありがとうございます! 実は、外画の吹き替えに関しては音をヘッドホンで聞きながら、イントネーションの大切なところを合わせながら、口の開きを俳優になるべく合わせて発音し、視覚情報と聴覚情報のズレをなくす、という収録方法がとられています。 英語に関しては「日本語と母音の構成が似ている部分がある」ため 「I LOVE YOU」 の母音の構成と唇の開きを合わせて 「好きよ」「愛してる」「大事なんだ」など、劇中に合わせた翻訳でアフレコされるため、母音が歪み「音として聞くと不自然」だけど「映像と見ると違和感がない」音声に仕上がるんです。 逆に、韓国映画、韓国ドラマを日本語吹き替え版とする時には、この母音の類似性がなく、どう頑張っても口を合わせることができないと苦戦した結果 「合わないんだからしょうがない、口は合わせずに行こう」 となった、と言う話を聞いたことがあります。 以前入院した時に病院のテレビで韓国ドラマの日本語吹き替え版があったんですが、尺は合わせてたと思いますけど、口パクが合わず「これかぁ〜!」と痛みに震えながら感動した覚えがあります。 入院しながらすることじゃない。 体格、生活様式、メインのコミュニケーション、そして言語。 様々絡み合って「その国の文化に根付く発音、発声」が出来上がっているので、例えばフランス語からドイツ語を学ぶなどでも難しさはあるのだと思います。 日本が頭おかしいくらい似ている言葉や同じ言葉で意味が違うものが多すぎるだけで… 日本語を新たに勉強して、特に漢字の意味を理解したての頃だと、「同音異義語」と「異口同音」は「異・同」という漢字が入ってるのに何が違うの?違う言葉なの? となるんじゃないでしょうか…

2024-03-26 16:09:48

そもそも何でこんな話が出てきたのかというと…

佐藤トシオ @sugarpot001

カチンときたので書く。 それぞれの声の高さは声帯の長さによって決まります。声帯は身長によって長短が決まりやすくなっています。 ちょっと真面目に。 声帯は喉の前方にある甲状軟骨、後ろにある披裂軟骨との枠のような中にあります。 身長の伸び、特に第二次性徴時に軟骨も成長して声帯も長く厚くなります。 声の高さは声帯の「振動数」で決まりますが声帯が長く厚くなると振動数が下がり声が低くなります。 輪ゴムで想像してもらうとわかりやすいかも。 短い輪ゴムと長い輪ゴムを「同じ長さ」に引っ張れば短い方が弾いたら高い音が出る。これが身長の低い人ほど高い声が出やすい仕組み。 つまり背の高い人は「背の低い人より低い声が出しやすい」だけであって高い声は出そうと思えば訓練次第でかなり高い所まで「出せるようになります」 逆に声帯が薄く短い人はどう頑張っても「低い声が出せない」んです。 細い輪ゴムが元の形よりも太くならないのと同じ。 そして身長の伸びと比例して声道もほぼ同じ比率で伸びていきます。 赤ん坊から子供と大体同じ比率で伸びて女性はそのまま同じような比率のまま。 男性は第二次性徴で喉仏が発達し声帯が伸びる(※いわゆる声変わり)しかも個人差がかなり大きい。 幼い頃に身長が高く比較的早くに第二次性徴を迎えた女性は声が低くなりがちなのも短期間に声帯が大きな変化を起こして太く長くなりがちな為。 つまり男性の方が「特殊」なだけ!! 女性は声の纏足だとかバカな事を垂れ流すんじゃあない。 私なんかより専門性の高い全国のボイストレーナーさん達!ちゃんと発信しないと「政争の道具」にされてしまったら嘘八百をねじ込まれてしまいますよー!!

2024-03-26 01:56:25