東浩紀著「動物化するポストモダン」批判的考察 第一章
- L_O_Nihilum
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そんな人たちのために論壇の価値が出てくるの?それってある意味では「儲け促進の立場」にでもなろうっていうんじゃないよな?それが、中立的なオタクへの視点とでもいうのだろうか。
2012-01-02 16:54:24話ちょっとずらして、2chの話をしてみます。2chはとても特別なところで、「便所の落書き」とも言われています。で、2chは周りからはそのように汚名高く言われていながら、一方で本地の人たちが「泣ける2ch」や「まおゆう」「電車男」等、そこでの内情の話をしています。
2012-01-02 16:57:21東流の立場で言えば、「2chが最悪で、価値全くない!!悪人のたまり場だぜ!!」でもなく「2chにいる人にしか、2chの本当は分からないよ」という立場でもない、第3の立場(つまり、"立場③”)に立って話せるチャンスを作ろう、っていう事らしい。でも、彼自身はどの立場なの?
2012-01-02 16:59:02で、その立場から「批評」のメスが入ったとして、どのような公益が?「利益のための話をしてんのか。」っていう論壇側からの矛は無意味だぞオイ。だって、それを語らせるからには何らかの必要性があるはずですもの。
2012-01-02 17:00:29その必要性って、なんなんだろう。純粋に考えれば、「2chがあって、それがどういうところで、これからこの2chのためにどうできるか」「2chのために、どういう倫理ができるか」=「2chのようなところができたら、そこでどうすべきか(2chはどうするべきか)」こそ、価値ある話では。
2012-01-02 17:02:52今のはほんの一例。2chを語りたいんじゃなくて、そうじゃなくて、オタクのようなマイノリティを語るという事はどういう事かと言えば、そのマイノリティの可能性とか、それを差別する目に関する問題点や、マイノリティの在り方とか、そっちの方のはずなんだけど。
2012-01-02 17:04:09つまり、「其処にいる人たちのために」語られるべきなのに、その利便先は「IT企業」やそれと同じ経営をする人たち、ないしは「論壇」のためにある、という書かれ方をこの本ではされているのです。
2012-01-02 17:06:00折角オタクが自身を語っているのに、それを虚構と言い、東浩紀はそれ以外の場のためにオタクの話題の場所をオタク自身、その倫理、から離して日本社会として語ろうとする。「オタクとしての日本」として、オタクを参考に倫理や哲学するならまだしも,オタクを現状を知る材料にするのはどうかと?
2012-01-02 17:07:16次、東先生の奇妙な一言其の2.「オタク文化のような奇妙なサブカルを抱えてしまった私たちの社会とはどのような社会なのか」。
2012-01-02 17:08:27えっと、一言いい?オタク文化って、『奇妙』なんだ?奇妙な文化だと、一応認めちゃうんだ?いやはや、先生、このように僕が訊いたことで、「いや、だってそう思ってる人のための表現だから!」って逃げないでくださいね?そもそも、中立的に客観的に見るのに、「奇妙」って言ってから始めるんですね。
2012-01-02 17:09:53で、日本全体まで話を繋げるとなる。「オタク文化はその一例」というなら、日本全体がその奇妙で一様である、と言おうとしているようにも聞こえます。でも、Jpopほどの広がりはないのですよね?あなたはどちらの立場なの?
2012-01-02 17:11:21(こうして疑問符いっぱい並べてるのは、エフヤマダ氏のように論壇一般を『論壇の飯の種でしかない』という決めつけをしないためです)
2012-01-02 17:12:51あと、1ページ前に戻って、彼の一言。「出自的にはサブカルチャーの世界から遠い筆者は」…へぇ。遠いんだぁ。あなたはサブカルの出自の人じゃないんだ?つまり、オタクからは程遠い、と?
2012-01-02 17:14:04僕は先生に会うために、巨大な図書館を抱える黄金の王様と話をして、その幼少時代に指摘されたのを憶えているんですよ、「東浩紀はオタクですよ」と。違うんだ?むしろ、これを書いた後(もしくは書くため)にいろいろ知って、それでオタク「になった」タチなんですね?
2012-01-02 17:15:27もう「オタ側の立場ではない」って、他者の払い落しをしてる。第一章の地点で、何をやりたいんだこの人、って警戒されかねないよぉ。
2012-01-02 17:16:21そもそもいいですか。『オタクから見た日本社会』って言っているのに、そもそもすでに(以上のことから)オタクから日本社会を見てないと言っているし、オタクから見るなら、オタクから見ることによる日本の問題などを語れるはずが、そういう語りがテーマでは無いような感じもするよ。
2012-01-02 17:18:04なぜ「オタク系文化」という言い方をするか。「オタとは何か」を考えることができないから、その「オタク」を大雑把にとらえようよ。というメッセージだよ(東浩紀)。(そのおかげでオタクがオタ-モラトリアムになったと思われ)
2012-01-02 17:20:29彼曰くの世代分け:①ヤマト・ガンダム世代、②①を10代に享受した第二世代、③エヴァ世代。まぁ、今の論壇を言うなら、④ポストエヴァ世代、⑤ハルヒ世代、という事になるのかな?今「第五世代」という言葉が訊かれてるから。
2012-01-02 17:22:17曰く、オタの関心は時代ごとに変化している。「動ポモ」は、第三世代の新しい動きを焦点にあてている。(ということは、1,2世代オタクの動きは半ば見捨てるんですね、ちょうど宮崎事件の頃だったはずですがwww)
2012-01-02 17:24:33「2.オタク達の疑似日本」へ移ります。まず、ポストモダンという言葉の定義の話。しかし、「その話は別の本でよろしく」。彼曰くどうやらこの本を理解する上では「70年代以降の文化的世界」のことととらえればいいらしいが。
2012-01-02 17:26:58で、この「ポストモダン」を軸に、「どうしてオタクが生まれるか」が東浩紀の議論ですね。つまり”東版オタク起源論”とでも名付けときましょうw。僕のオタク起源論とは区別しなければなりませんから。
2012-01-02 17:28:25:オタク文化については、大塚英志、村上隆、岡田斗司夫らが日本の伝統とくっつけて『粋』だと主張している。このような主張は日本的イメージへのオタクたちの愛着だ、と。「その愛着こそオタクの条件」ってのは…どうなの?それは東先生側のイメージではないのかなぁ。
2012-01-02 17:32:54というのは、今先生が列挙なさったオタク論だけど、これが「愛着を条件にしている」とは一言も言っていないうえに、例えば日本の戦前、江戸からそれ以前の文化創作者たちも、自分の伝統への愛着が条件だと思って創作なんてしてないと思うからです。
2012-01-02 17:34:03