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2010年5月26日

日本における消化不良の出版文化

東さんが出版の現状について興味深い内容のPostをしていたので、関連するPostが無いか検索をかけたところ、永江氏の講義をTsudaっている人を発見。全引用してみました。
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@hazuma

そういえば昨日某社の編集者に聞いて驚愕したのだが。

2010-05-26 11:32:12
@hazuma

この10年間で新書の出版点数は10倍になったらしい。2倍でも3倍でもなく 1 0 倍。

2010-05-26 11:33:10
@hazuma

そりゃあ新書の質も下がるわけだ。動ポモ(2001)のころの新書といまの新書では、置かれている環境がまったく違う。いやはや。

2010-05-26 11:35:02
@hazuma

この10年、ぼくがどんどん本屋に行かなくなった理由のひとつに、新刊しか置いてなくてつまらなくなったことがある。一瞬だけ本屋に並び、翌月には忘れ去られる本は原則電子書籍化して、物理的な本屋こそがもういちど良書のストックの場として復活することを望むが、そうはうまくいかないだろうな。

2010-05-26 11:37:58
@hazuma

しかし10倍ってすごいよ。月20点だったのがいまや200点w どこにそんなに新書並べる空間があるのだ、と。結果として既刊の良書も置かれなくなる。

2010-05-26 11:39:13
@hazuma

話は変わるけど、人文書は圧倒的に東京で売れている。ぼくはいちど思想地図の売り上げデータを見せてもらったことがあるのだが、東京と神奈川が圧倒的で、それからかなり落ちて京都と大阪、ほかほとんど売れていない状況だった。あのグラフはすごかった。

2010-05-26 11:55:19
@khiguchi0205

今から永江朗先生の講義です。

2010-05-24 14:41:08
@khiguchi0205

本日のテーマは「新刊大洪水と消化不良の出版文化」です。

2010-05-24 14:50:38
@khiguchi0205

永江「先週講談社から京極夏彦の新作『死ねばいいのに』が電子出版でも売るということで『出版業界では』大ニュースになりましたが、それは現在の出版業界の『ガラパゴス状態』の象徴である」

2010-05-24 14:52:46
@khiguchi0205

永江「電子出版なんてアメリカでは当たり前。日本の出版業界はアメリカに比べて2年から4年遅れている」

2010-05-24 14:53:40
@khiguchi0205

永江「日本の出版状況は言わば『本の下痢』状態。大量に摂取しては十分に吸収されないまま排泄されている

2010-05-24 14:54:54
@khiguchi0205

永江「現在、毎日300点もの新刊が出ている。知らないところで生まれ、知らないところで消えていく」

2010-05-24 14:55:55
@khiguchi0205

永江「さらに月末や休日などは、給料日などに被せることで点数はさらに増える」

2010-05-24 14:56:50
@khiguchi0205

永江「しかし私達読者の多くはそれを知らない」

2010-05-24 14:57:47
@khiguchi0205

永江「具体的な新刊点数推移としては、69年が1万8487点、89年が3万8千57点、そして09年が7万8555点である」

2010-05-24 15:01:25
@khiguchi0205

永江「ソース出せ、とか言われるとうるさいので明示しておくと、このデータは『出版文化研究所』のもの。これは取り次ぎを通した出版点数なのでミニコミは入っていない。ですから実際の出版点数はもっと多いと言える」

2010-05-24 15:05:40
@khiguchi0205

(パワーポイントでの折れ線グラフを使っての1959年から2009年にかけての出版点数を表示。1989年以降急激に伸びている)

2010-05-24 15:08:21
@khiguchi0205

永江「出版点数は増えている。では販売冊数はどうか」

2010-05-24 15:09:36
@khiguchi0205

永江「69年の販売冊数は4億1873万冊、89年は9億4127万、09年は7億1781万冊である」

2010-05-24 15:11:19
@khiguchi0205

永江「これを見ると、団塊の世代よりもロスジェネ世代の方が読んでいると分かる。販売冊数のデータから言えば『活字離れ』は嘘臭い言説」

2010-05-24 15:13:02
@khiguchi0205

永江「一度高度経済成長の頃に、日本の経済的・文化的成長とともに販売冊数は爆発的に伸びている。その後も徐々に伸びていき、1989年にピークを迎え、その後落ちていく」

2010-05-24 15:18:49
@khiguchi0205

永江「販売金額の話。69年は20092億円、89年は8483億円、09年は8491億円。販売金額に関しては89年と09年はほぼ同じである

2010-05-24 15:21:22
@khiguchi0205

永江「販売金額は69年から79年に爆発的に伸び、徐々に緩やかに伸び続け、96年にピークを迎え、現在は落ちている」

2010-05-24 15:23:19
@khiguchi0205

永江「しかし販売金額は伸び悩んでいるといっても、データの上では現在は90とほぼ同じくらいであり、ここでも『活字離れ』の嘘臭さは明らかである」

2010-05-24 15:24:44
@khiguchi0205

永江「返品率に関して。59年から89年にかけては本の返品率はほぼ横ばい。89年から09年にかけて少しずつ高まってきている。89年でそれまでの構造の何かが変わっている。ここから出版業界の構造的不況が読み取れるのではないでしょうか」

2010-05-24 15:27:31
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