都市民の社会契約としての社会保障とそこからハブられる人たち(村落共同体的大衆)の話

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m_um_u @m_um_u

「中世日本の借金は借り手保護的社会の絆を強めるものだった」ってのっけからおもろそうですね >日本借金事情 @知る楽

2009-10-15 08:03:27
m_um_u @m_um_u

自分的なポイントは徳政令との関係、市井だけで借金→金融ができてたのか(それは贈与的なものからの流れか)ってことだけど、さてさて

2009-10-15 08:05:29
m_um_u @m_um_u

「無尽」は仲間内でお金回す「講」的な感じだからちょっと贈与っぽいな

2009-10-15 08:08:53
m_um_u @m_um_u

歴史の教科書だとこれぐらいしか教わらんからなぁ。しかも単に「借金でした」みたいな感じ(ひどい場合はもっと記号的 Browsing: 出挙 - Wikipedia http://bit.ly/4mEMJy

2009-10-15 08:11:39
m_um_u @m_um_u

「(「米で返済」などという)多様な借金が生まれた背景には当時の銭の不足という事情がありました。中国からの輸入品である銭は量が限られていた」

2009-10-15 08:17:37
m_um_u @m_um_u

徳政令も「借りて保護」的な意識に乗っかったものなんかの。つまり先に「借り手保護」的意識があってその大義を守る名目で国家が金融に立ち入ってきた、とか。 ベヒーモスに対するリヴァイアサン

2009-10-15 08:20:40
m_um_u @m_um_u

あ、やっぱ朝廷が間にはいって借り手保護してる。しかしこれをもとに「国家が金融を統べるきっかけとなった」というのも少し性急だろうけど

2009-10-15 08:25:41
m_um_u @m_um_u

生活保護とかも社会契約の原則的には守られるべきものだったように思うけど国家との契約の場合タイムラグあるし、だいたいのひとが「契約した」って意識もないので権利要求できないのでわ?

2009-10-15 08:27:12
m_um_u @m_um_u

そういう流れがあったとして、そういう契約がなぜ忘れられていったのかというのがおもろいのかな。「文」と「聖」、「武」を後ろ盾にした公の委譲によるものだろうけど

2009-10-15 08:30:40
m_um_u @m_um_u

なんかこのセンセの説明だと「借金でしぼりすぎて領民が死に絶えてしまうと領主も困るので領主が守った」っていってるんだけど、それだと借金(≠金融)において国家(あるいはそれに類する統治者)デフォって考えになるのか?

2009-10-15 08:36:22
@nomurayamansuke

@m_um_u 社会権てのは財産権とトレードオフの関係にあるから、財産権が法律でなければ制限できないのとパラレルに社会権も法律を作らなければ実現できない。

2009-10-15 08:34:32
m_um_u @m_um_u

@nomurayamansuke それだったら最初から税金はらわずに国家の庇護に入らなければいいのかなぁとか思いますが(弱者は無理だろうけど

2009-10-15 08:40:51
@nomurayamansuke

@m_um_u 実は俺なんか社会契約説を放棄しちゃってんだけど、社会契約説の内容の中には社会権は含まれてなかったはずなんだ。何せ18世紀の思想だから。

2009-10-15 08:38:03
m_um_u @m_um_u

@nomurayamansuke オラはルソーとかロックとかの社会契約説をちゃんとみてないのでなんとなくおーざっぱにいってるだけなんですが、たぶんそういうのの中には含まれてないでしょうね >社会権

2009-10-15 08:43:06
m_um_u @m_um_u

てか、中世の場合は弱者(隷属民)のほうが多いわけだから誰しも自由に国家との契約関係を選べたわけでもないのか。反対に自由に選べる人の場合ある程度の財力(≠武力)を有していたと思えるわけだけど

2009-10-15 08:46:55
@nomurayamansuke

@m_um_u 18世紀的な感覚だと、精神的自由権と平等、財産権が核でさ、社会権を必要としていた層は政治から疎外されてたからね。

2009-10-15 08:44:58
@nomurayamansuke

@m_um_u プロレタリアートも含めて国民とされ普通選挙権を付与されたのはごく最近だからね。社会契約の内容じゃないんだよ。

2009-10-15 08:47:04
m_um_u @m_um_u

@nomurayamansuke ああ、やっぱ「都市民の自由」って感じだったんですね

2009-10-15 08:47:45
m_um_u @m_um_u

「都市民の自由」→「すべての人は自由をもってる」というのは国民国家幻想以前の幻想であり擬制のもとなんだろな

2009-10-15 08:48:57
m_um_u @m_um_u

@nomurayamansuke そうすっと原理的には保護受給できるのはお金持ちってことになるのか。まぁそういうの人たちはお金的な保護はいらないだろうけど

2009-10-15 08:50:48
@nomurayamansuke

@m_um_u そう言い切っていいよ。日本の徳政は農村保護だけど、社会権は農村解体の結果でしょ。

2009-10-15 10:28:37
@nomurayamansuke

@m_um_u 「大衆」が現れるまでは社会権の概念は現れる余地無かったと思うよ。そこがアジアの経世の枠組みとの違い。

2009-10-15 08:50:18
m_um_u @m_um_u

@nomurayamansuke んじゃやっぱ高度資本主義的なマーケットの完成との関係ですかねぇ

2009-10-15 08:52:08
@nomurayamansuke

@m_um_u ある一定規模の社会における貧困の飽和問題という点では同じだろうけどね。

2009-10-15 10:30:24
m_um_u @m_um_u

個人単位だと力がなかった人々が、「大衆」としてまとまることによって無視できない購買力をもった、って感じなんかな。文芸市場の誕生とかの時期とリンクかちょっとあとぐらいか

2009-10-15 08:54:44