橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』に対する批判4

橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)に対する批判 http://togetter.com/li/150577 橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)批判2 http://togetter.com/li/270222 橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)批判3 続きを読む
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secilia2010@猫のお守り @secilia2010

歴史学は進化するものだからちゃんと追っていかないと。いつまでもプロ倫や古代ユダヤ教頼みではいかん。

2012-03-22 23:14:37
ラスキンの犬 @DogRuskin

@secilia2010 私もプロ倫は前時代の名著であって今更使えない、というのがスタンダードな評価だと思っていました

2012-03-22 23:24:58
ラスキンの犬 @DogRuskin

たとえば『金枝編』は名著だけど、あれだけを用いて神話学とか民俗学を論じたら笑われるように思います。プロ倫も然り

2012-03-22 23:26:22
secilia2010@猫のお守り @secilia2010

@DogRuskin ねぇ(^_−)−☆橋爪宇宙は時間軸が違うのでせう

2012-03-22 23:31:17
ラスキンの犬 @DogRuskin

いまだにプロ倫と古代ユダヤ教だけで数千年の西洋の歴史を単純化して語り、でたらめを並べてキリスト教の2000年の歴史も20億人の信徒や教派の多様性も無視して十派一からげで適当に談じ、そして断じる。ずいぶん楽な商売だこと

2012-03-22 23:31:46
ラスキンの犬 @DogRuskin

@secilia2010 おら、でかんしょさ読むだー! ・・・って、旧制高校とかでもプロ倫は読まれていたような・・・?

2012-03-22 23:32:47

-橋爪氏のキリスト論
「同害報復」でキリストの贖罪を語るなら、そこには論理の破綻がある

ラスキンの犬 @DogRuskin

橋爪大三郎のキリスト論がどうも信仰のある人のものではないのは置いておくとして、「同害報復」でキリストの贖罪を語るなら、そこには論理の破綻がある。もしアダムの罪が、神を殺したことならキリストの磔刑は「同害報復」だっただろう。でも違うわけで

2012-03-22 23:37:11
ラスキンの犬 @DogRuskin

「罪のないものが罪を代わりに背負って死ぬ」、だから同害報復だ、と『ふしぎなキリスト教』p. 200-05で長々と述べてあるけど、論理の運びがおかしい。橋爪は「刑法ですから、『罪があるから罰がある、罪がなければ罰がない』という刑法の原則」といきなり刑法を出してきています。あれれ?

2012-03-22 23:41:08
ラスキンの犬 @DogRuskin

さんざん、宗教法と世俗法を無理やり分けて論じたくせに、ここでは世俗法の「刑法」という語と概念をユダヤ教の律法に適応。だから概念を混ぜるな、と。しかもそれが「同害報復」(目には目を)で、それがキリストの贖罪とは、びっくりの新説です

2012-03-22 23:44:27
ラスキンの犬 @DogRuskin

でも、新説を出すってことは、当然、今までの理論を踏まえているんでしょうね?ルターの法的義認論とか、カルヴァンの転嫁された義とか、カトリックの注入される義とか、アルミニアン・メソジストの先行の恵みとか。。。。当然ですよね?大学者ですものね?

2012-03-22 23:46:09
ラスキンの犬 @DogRuskin

古代イスラエルの宗教の同害報復には(古い理論に基づいて)触れるのに、「スケープゴート」(レビ記16章など)とかは知らないっぽいですよね。おかしいなぁ・・・。ひょっとして、新約の「神の子羊」という概念も知らないのかも?まさかね・・・

2012-03-22 23:52:45
ラスキンの犬 @DogRuskin

「その神の子が、あえて、人間の身代わりを買って出てくれた。ということは、人間の義兄弟となってくれたということです」『ふしぎなキリスト教』p. 203) 「義兄弟」?いやいや私たちも神の子として招いてくれたんでしょ?そして義兄弟ってことは女性は無視ですか?いや古代の言葉遣いの模倣?

2012-03-22 23:57:31
ラスキンの犬 @DogRuskin

ルターの義認論 と 正教の神の肖と像の回復 個人ブログですが、いかがでしょう?よく噛み砕いてはあると思います http://t.co/YL8Hw6hv

2012-03-23 00:03:59
ラスキンの犬 @DogRuskin

そもそもキリストの磔刑と贖罪を「目には目を」の同害報復と同一視している時点で、神の受肉による歴史への介入と、あの磔刑による無限の恵みをこれっぽっちも理解していないのは明白なわけで・・・。このへんになると、信仰の問題になるので触れたくないけど・・・

2012-03-23 00:22:29

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ちょっと余談

涼月(Κλήμης) @suzutuki1980

@DogRuskin ルターについては私は素人同然でありますが…正教については「サタン云々」以外はあまり違和感は感じない、といったところでしょうか。「人間にではなくサタンに怒りが向けられている」というのには、違和感を感じます。そもそも「愛」と「怒り」を正教は切り離しません。(続

2012-03-23 00:15:58
涼月(Κλήμης) @suzutuki1980

@DogRuskin 「人への愛、サタンへの怒り」という解釈は、「我等を痛く怒る勿れ、我等の不法を想ふ勿れ」と祈る姿と矛盾します(つい6時間前にも大聖堂で晩堂大課に歌われた聖歌の一部です)。神の愛が善人にとって恩寵となり、悪人には業火となる。

2012-03-23 00:19:01
涼月(Κλήμης) @suzutuki1980

@DogRuskin 神に愛されない場所も人も無い、神の愛が善人にとって喜びとなり、悪人にとっては鞭になる…というのがシリアのイサアクによる回答例です。ちなみに「ではサタンも愛されているのか」については、「判らない」というのが一応危なくない回答になります。

2012-03-23 00:22:08
涼月(Κλήμης) @suzutuki1980

@DogRuskin である以上、「自分は善人ではない」という痛悔・回心に生き続ける正教徒としては、「我等を痛く怒る勿れ」と歌うのは必然になりますね。「像と肖」は「全的堕落じゃないから自分達は怒られないんだ」と解釈していい論理じゃないです

2012-03-23 00:26:50
  • その他のトンデモ解説いろいろ

ユダヤ教に関するトンデモ

サラオ書房 @syobosarasa

『ふしぎなキリスト教』の「知」に対する不誠実な態度というのは、放射能汚染の危険を語る早川氏や武田氏の「知」に対する不誠実さとよく似ている。語り口が面白いだけ。

2012-03-23 00:30:54
ラスキンの犬 @DogRuskin

ページ数わかんないけど、ざっと目に入ったページ、16ページあたりから始まるユダヤ教の解説について。トンデモな「預言者」の解説はあるけど、それで終わり。ユダヤ教における「祭司」の重要性もまったく無視してますね、橋爪大三郎

2012-03-23 00:38:34
サラオ書房 @syobosarasa

もう、ツッコミは出尽くしてるので特に追記はないけれど、宗教社会学者なのにキリスト教側からユダヤ教を語りすぎている点が気になる。とくにイエスの磔刑のくだりとか。これではなぜキリスト教がユダヤ教を迫害したのかという「ふしぎ」は本書を読んでもちっともわからない。

2012-03-23 00:39:38
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