予防接種による死亡率の例から、第1種の過誤と第2種の過誤の違いについて
「その予防接種をしないと1000人に1人が病気で死ぬが、予防接種の副作用によって1万人に1人が死ぬ」という場合「予防接種をしたほうが相対的に安全だから予防接種をすべき」というのが科学。
2012-10-19 11:01:38病気で死ぬのは相対的に遠い未来なのに対して副作用で死ぬのは近い未来、病気で死ぬのは親の意思によらないが予防接種をするかどうかは親の意思、など様々な要因が実際の意思決定に影響する。
2012-10-19 11:04:31.@ynabe39 「その予防接種をしないと1000人に1人が病気で死ぬが、予防接種の副作用によって1万人に1人が死ぬ」ことを見つけるのは科学だけど「予防接種をしたほうが相対的に安全だから予防接種をすべき」というのは政治や思想なのだと思います。
2012-10-19 11:05:10予防接種の普及によってほとんど起きなくなっている病気のリアリティと予防接種の副作用のリアリティとでは後者のほうが大きくなってしまっているのも問題。
2012-10-19 11:07:04こういう命題も心理学の研究対象でしょうか? RT @ynabe39: 予防接種の普及によってほとんど起きなくなっている病気のリアリティと予防接種の副作用のリアリティとでは後者のほうが大きくなってしまっているのも問題。
2012-10-19 11:09:34@ynabe39 予防接種を受けた副作用で死ぬ確率(的なもの)の方が、受けないで病気にかかって死んだり、ついでに周りに病原体をまき散らして他人まで巻き添えにしてしまう確率(的なもの)より低いと判断して「受けさせたくない」と思うのなら非科学的ですよね。というか数学音痴
2012-10-19 11:16:47現在の親の多くが「予防接種をしない場合との相対的な危険度の比較」で予防接種をするかどうかを決めているわけではない、ということは(接種を推進したい)保険行政が強く意識すべきことだと思う。
2012-10-19 11:18:31@ynabe39 子どもが病気で死ぬのも嫌だが予防接種を受けさせて子どもを死なせてしまうのは悔やんでも悔やみきれないのでもっと嫌だ、という親の気持ちは科学的な確率論でも政治でも理解できないかもしれませんね。
2012-10-19 11:19:02科学的な見方からは「間違った判断を生み出す認知的バイアス」にみえるようなものも進化の過程で実際に適応的だったから人類に残っている可能性はつねに否定できないです。
2012-10-19 11:27:28人の認識は「客観的に正しく見るため」でなく「自分が生き残るため」に進化してきたわけです。「客観的に正しく見るため」にはわざわざ「科学という道具」を導入する必要があった。
2012-10-19 11:32:31その点では「常識的な認識とは一致しない事実を発見する」ことこそ科学の面目躍如だといえるし、その意味では心理学が人の行動や心理について積み上げてきた「常識と対立する知識」は「科学」だといえるだろう。
2012-10-19 11:42:31@sankakutyuu 学者になるような人の多くは「ギャンブルなど不合理だからやらない」というようなタイプなのでそこになかなか注目がいかないですね。ゲーム理論などはそこに注目したのがすごかったわけです。
2012-10-19 11:51:19@sankakutyuu じっさい経済学はどんどん心理学になっているし、政治学でも「ニューロ政治学」みたいなのが出てきてるんだそうです。
2012-10-19 12:00:37@ynabe39 @sankakutyuu 科学的には「今すぐ手に入る10万円と、一ヶ月我慢すれば手に入る100万円なら、我慢している間に90万円以上の損失を出さない限りは我慢するほうが合理的」ですが、大抵の人は我慢できずに前者を選びますからね
2012-10-19 12:03:55