世界史b わいぽんによるまとめ

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わいぽん @Y0PON

・宗教戦争 宗教改革によってカトリックとプロテスタントに分かれたが、それによってカトリックとプロテスタントの戦争、宗教戦争(内戦)が勃発。 その結果王が国教を定める事になり、それにより宗教的一体感が発生し、ナショナリズムが生まれた。

2012-12-03 18:28:27
わいぽん @Y0PON

しかし一方で宗教戦争に負けた側は ①宗教を変える ②自分の宗教を選択した国へ逃げる ③殺される のいずれかしか選択がなくなってしまった。 また、宗教戦争により俗側である王(主権国家)が聖側である宗教を国民を一つに団結させ、国境を広げるための道具として利用するという状況になった。

2012-12-03 18:29:06
わいぽん @Y0PON

・俗語の発展 また、この頃から俗語が盛んに使われるようになり、聖書の翻訳と本の印刷の際の文字に使われた。 本の販売では多くの人が使っている俗語の方が多くの人が買うためそのような俗語で出版されるものが多かった。 また国家は国語をつくり、文法や語彙が生まれた。

2012-12-03 18:29:52
わいぽん @Y0PON

宗教戦争の話に戻ろう。 宗教戦争の結果プロテスタントと国教と定めた国は教会、教皇などの聖職者がいらないために土地と財産を王が取り上げ、王は財産を入手することができた。

2012-12-03 18:30:38
わいぽん @Y0PON

また、カトリックを選択した場合は、教会組織を利用し、出生、結婚、葬式等の個人情報を王が掌握することによって徴兵や兵役などを確実に行うことができた。

2012-12-03 18:30:58
わいぽん @Y0PON

カトリック、プロテスタント共に17世紀科学革命の影響を受け、大量のデータを記録、保持し、国家が独占することによってそれらから事実を確認し、やるべきことを決めている。

2012-12-03 18:31:24
わいぽん @Y0PON

・ドイツの宗教改革 ドイツ(神聖ローマ帝国)の当時の皇帝、カールⅤ世(ハプスブルク家)の野望はキリスト教帝国を作り出すことで、フランスやイスラームなどの異教徒との争いがあまりにも忙しい過ぎたためプロテスタント潰しに集中できず、宗教改革が発生。

2012-12-03 18:32:08
わいぽん @Y0PON

しかしドイツは領主、都市毎にカトリックかプロテスタントかの選択権を与えることによって宗教戦争を起こらせなかった。 しかしこれによってさらに分裂をしたドイツはキリスト教帝国を達成できず、カールⅤ世はその後に退位した。

2012-12-03 18:32:34
わいぽん @Y0PON

・フランスの宗教改革 1598年にアンリⅣ世によりナントの勅令が出され、カトリックを国教としつつ、制限付きではあるがプロテスタントを容認することによってカトリックとプロテスタントが共存。 これによって王権は強化され、フランスは安定した。

2012-12-03 18:33:18
わいぽん @Y0PON

・イングランドの宗教改革 当時のイングランド王、ヘンリーⅦ世は男子供に恵まれない事に悩まされており、このままでは後継者が生まれず国が滅びてしまうので離婚をしようとした。 ※カトリックは離婚を認めてなく、離婚ではなく結婚をなかった事とする『婚姻無効』という形をとっていた。

2012-12-03 18:34:39
わいぽん @Y0PON

しかし、教皇はスペインと繋がりが強く、カールⅤ世の命令によって婚姻無効をせず、ヘンリーは国の維持のため改宗、プロテスタントとなる。 その後、六人と結婚するも、男は一人しか生まれなかった。

2012-12-03 18:35:03
わいぽん @Y0PON

・連合王国の成立 イングランドはプロテスタントとなったため、修道院を廃止し土地を回収。 外交的リスクは高いが、王権を高める事に成功する。 一方、イングランドの隣国のスコットランドで宗教戦争が発生。

2012-12-03 18:35:52
わいぽん @Y0PON

カトリック側の方が数も多く圧倒的優勢だったが、プロテスタント側のイングランドの支援の結果プロテスタント側の勝利となる。 それにより、共にプロテスタントが国教のスコットランドとイングランドが合体し、連合王国が生まれる。

2012-12-03 18:36:08
わいぽん @Y0PON

・スペインの宗教改革 ハプスブルク家のカールⅤ世が退位した後、フェリペⅡ世が王となった。 フェリペは国教であるカトリック以外のプロテスタント、イスラーム、ユダヤ教をレコンキスタ、十字軍によって徹底した弾圧、排除を行う。

2012-12-03 18:36:49
わいぽん @Y0PON

これによって宗教戦争を回避する事に成功するが、優秀で経済力のあるユダヤ人を殺してしまったちめ、スペインの国力は大きく低下してしまう。

2012-12-03 18:37:04
わいぽん @Y0PON

・オランダの宗教改革 当時フェリペⅡ世に支配されていたネーデルランドだが、フェリペによる徹底したカトリック化に対して反感を抱き、ネーデルランド全17州のプロテスタントが反乱、しかし最終的に北部の7州しか残なかった。 それらは連邦共和国(オランダ)として独立。

2012-12-03 18:37:52
わいぽん @Y0PON

※連邦は地方分権、共和国は王がいない事を表しており、これから各州が身分制議会によってほぼ独立していたということがわかる。

2012-12-03 18:38:08
わいぽん @Y0PON

・オランダの発達 オランダは当時としては稀な他宗派に対して比較的寛容な国となっており、そのため他国からの亡命者が集まった。 そのため、地方分権の国家権力が弱い国でありながらも人の行き来が激しい国となった。

2012-12-03 18:38:58
わいぽん @Y0PON

それによってネットワークが形成、交易による商業の発展と経済関連や、軍事関連における情報力の向上が起きた。 そして、オランダは金、情報、軍事力を持ち、自由な社会と出版業も発達した大国へと変わって行くのだった。

2012-12-03 18:39:17
わいぽん @Y0PON

現在のチェコの首都のプラハでプロテスタントが反乱。 前々から打倒神聖ローマ帝国を掲げてきたカトリック系のフランスが宗教が同じでありながらもハプスブルク家に対抗した。

2012-12-03 18:42:58
わいぽん @Y0PON

しかし、スペイン系とオーストリア系のハプスブルク家に挟み撃ちにされ、フランスは絶体絶命の状況となるが、この時プロテスタント系の国のスウェーデンと国教が違いながらも互いの国益のために同盟。 そして30年にもおよぶ大戦が勃発。 これにはヨーロッパ中のほぼ全ての国が参戦した。

2012-12-03 18:43:57
わいぽん @Y0PON

結果、ハプスブルク家は敗北し、フランス、スウェーデンの連合軍が勝利するが、この大戦で各国は反省。 宗教戦争の特性となっている異教徒を絶対悪として行う『殲滅戦』 を今後しないようにする『ウェストファリア条約』を組んだ。

2012-12-03 18:44:28
わいぽん @Y0PON

また、この際今まではラテン語でされていた会議であったが、この時は各国の国語で行った。 これから、これらの国々は互いに対等な立場であるという事がわかる。

2012-12-03 18:44:51
わいぽん @Y0PON

・戦争のゲーム化 ウェストファリア体制によってどんな大国であってもどんな小国であっても全て主権国家であり、互いの宗教、国語、正義などの立場を尊重しあう状態となった。 またウェストファリア体制によって戦争の目的も変わり宗教戦争から国家理性に基づいて国益を追求する戦いへと変わった。

2012-12-03 18:48:28
わいぽん @Y0PON

戦争の形自体も変わり、戦時国際法というものが生まれた。 その中で有名な物は宣戦布告や捕虜の扱いで、宣戦布告をしなければ戦争を開始してはならない、また捕虜は互いの恨みを減らし、殲滅戦を発生させないために丁寧に扱う、などである。

2012-12-03 18:48:48