【シューニャリアーナ哲学】日本人というエートスはいかにしてN次的か
- L_O_Nihilum
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@L_O_Nihilum http://t.co/eZHIBVMu ドタキャンしてしまったお詫びです。人であるならば絶対に楽しめる映画なので、どうか御覧になって下さいな。
2013-02-07 01:27:30ゾンビ無双 Part1 (34:32) #sm4138899 http://t.co/F8moMHys なんだこのあきらかにてらったような分かり易さwwある意味痛快? …でもグロいよ!気をつけて
2013-02-07 01:46:56@kou11lunatic 制作年1992年。当時って感じがするねえ、あの中途半端さ(?)といい、分かりやすさ(?)といい。キッチュで良いw。グロいが。
2013-02-07 02:00:42@L_O_Nihilum ラジオと場面の進行が絡み合うシーンとか、内臓だけが勝手に動し、主人公は鼻に注射するし、精神分析をそのまま使用していたり、パロディーも上手いし、何と言ってもお腹を抱えて笑える。
2013-02-07 17:25:06@L_O_Nihilum あと、もう1本おすすめのゾンビ映画を紹介しよう。演出や画面構成が極めて上手い。現代社会に対する皮肉も効いてる。ゾンビとは無気力な人をいうのだからゾンビ映画としてはそれは必然なのかな?http://t.co/hGfMfTm8
2013-02-07 17:27:28@kou11lunatic 日本と海外のリアリティの差異、「グロテスク」(猟奇性)への考え方がこういう極端な作品ほど顕著に表れるよねぇ。日本のグロチシズムの代表である地獄絵図や妖怪絵図とは明らかに違う。結局どこか「身近さ」というか、「棲みつく」身近さが日本のグロチシズムにはある。
2013-02-07 18:10:51@kou11lunatic 一方西洋の気味悪さ、グロチシズムにあるものはその棲みつきを拒否している獰猛さというか、狂気ってものだと思うのね。「BrainDead」では、そういう「住めない」モノを人が飼ってる、っていう異例の展開が起こるから尚更キッチュさが目立って笑えるという。
2013-02-07 18:12:17Braindeadは調べてみたらのちのちこの監督「ロードオブザリング」作っちゃってる才人だそうじゃん。ていうかこのB級スプラッターはそれに至るまでの所謂「下積み」作品として考えることができるだろうなあ。
2013-02-07 18:15:54で、インターナショナルムービーデータベース(IMDB,世界レベルで映画を記録してる所謂映画Wiki世界版)でソレ調べてみたら10点中7.6点と高得点の評価。おもいきってやってみるもんです。
2013-02-07 18:17:04西洋の「恐れられる妖怪」の多くは非定住だよね。ていうか簡単に言うと「野良犬みたい」。
2013-02-07 18:22:52アメ公的とまでは言いませんが、
現代の生活は済むことを重視した定住のやり方で、それを発達させたのは主に西洋文化だと言うのは異論無いはずです。
日本の妖怪は人のクラスタやコミュニティに関わる形で所謂「おばけ」的にいるやつが多くて、それ故に身近になりやすい…それは神道の影響もあるが多分に入ってるのはきっと仏教だろうなあ。仏教と、あと「鬼」。
2013-02-07 18:23:38大体妖怪の多くが「まつろわぬ神」つまり、体制に反対した側や平定された先住の人々の信仰してた土着神だったりとかあるからなあ。
2013-02-07 18:24:47日本の妖怪はこう、引きこもりというか、やはり「家」的想像力が働いて見える。髪の毛引き抜いたり、街中で小豆の音で気味悪がらせてみたり、あとそれこそ「鬼」がその極例かつ反例なんだけど、「クラスタから対象の人をはずす=攫う」よね。
2013-02-07 18:25:58一方吸血鬼やクラーケンとか、ゴブリンとかって言うのは彼ら想像する主体の「外側」にいるヤツ、外からやってくる部外者、故に襲い掛かってくる怖いやつとして映る。だから月をバックにわざわざ華々しく蝙蝠つれてやってきたり、殺さず苦しめるために攻撃するからまあ、比較的五月蠅い。
2013-02-07 18:27:21Braindeadの映画にしてみても、Ratmonkeyっていうのはアメリカに生息する動物ではなく、外来種であり、ネズミとサルの混交種って設定だったし、さらに黒魔術の具材であるという設定のオマケつき。ことごとく「外の野郎」的な想像力の中にある。
2013-02-07 18:28:36日本の御話だと妖怪、化け物と共存するというか、一緒に住んでてもそんなに怖くならない。猟奇的にはならない。大体アルクが志貴の家に同居するし、レミリアも一緒に幻想郷ライフを楽しむし、そもそも、鬼太郎が町を破壊する破壊的、暴力的な恐怖とは別の恐怖ベクトルを持つ。
2013-02-07 18:29:47一方西洋的な妖怪、てかバケモノは、兎に角怖くて、外からやってきて、そして共同体を破壊してしまう。ゾンビが先ずそうだし、海の巨体クラーケンはパイレーツオブカリビアンに描かれるように、海賊たちの絆を引き裂いて襲い掛かる。
2013-02-07 18:30:55これって、日本と西洋の感覚の違いというか、志向性の違いをよくあらわしてる気がする。日本は内向するが、西洋は外向的な傾向がある。それは内的な内観と外的な科学的思考っていう違いにも表れているし、梅原健一郎先生の言う「穴」の身体の差異にもあると思う。
2013-02-07 18:32:41梅原先生曰く『西洋の身体性はどうも合わない、というかそれは身体というより理性的、精神的なものであって身体の<かたち(穴)>ではない』。流石に西洋をひっくるめすぎかもしれないけど、東洋/西洋という二項対立を感じさせる大きな原因がちゃんと関わっていると思う。
2013-02-07 18:33:54てか対応してる。【内/外:エクリチュール/パロール:身体/精神:隅有/必然:運動/不変:実践/理論】 プラトン以来ずーっとある伝統。ロゴスはパロールが偉くて、身体、見える物より精神、見えないもの、知性、外的な不動の事実が正しいと見る志向性。
2013-02-07 18:37:18当然ながら、彼ら自身、己が気付かないところでその真逆である、見える、顕在化している、現前している(!!)、身体的な、変化のある、運動のある、経験的なものがあることを暗に否定できなくなってるわけですが。
2013-02-07 18:38:20脱構築したから他在化が終わるかといえばそうじゃない。寧ろもっと他在化して排除し、排除したくなるという側面もある。うそをつけばどんどん嘘を重ねざるを得なくなるのと同じ。彼らの奥底の身体性が、ゾンビのような外的な恐怖対象を生む。
2013-02-07 18:39:29ハイデガーも言葉は存在の「家」だと言うくらいだし、その点でもデリダの「幽霊」は異常。寧ろ日本的、東洋的なモノである感じ。っていうのは、私の私見だろうけど、でも「Revenant」(帰り来る者)と幽霊を彼は形容するし。テクストが幽霊であるならば。
2013-02-07 18:40:39これほど日本語の「言霊」とシンパシーのある思考もなかなかないんじゃないでしょうかw。
2013-02-07 18:40:59