弓と弩の話から始まって

「日本になぜ弩が広がらなかったか?」から、いろんなところに広がった話
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白幡俊輔 @sshunsuk

なるほどなるほど。気候と接着剤の問題ゆえ複合弓が作れなかった→弩の小型化困難→技術が途絶える か…。(分からないことでもとりあえず呟いてみるものだなあ)

2013-04-25 12:26:45
原田 実 @gishigaku

9~10世紀には東北の蝦夷対策や壱岐などの辺傍警備に弩師が置かれているから古代には日本でもクロスボウが普及した時期があるはずなんんだけどなあ。 http://t.co/7V7QuAgScf

2013-04-25 11:56:15
お菓子っ子 @sweets_street

クロスボウの生産は弓と比べると高度な技術と設備が必要なんですよ。文明後進地域で弓がよく使われたのも、生産が簡単で練習すれば威力を発揮する武器だからなのです。日本の場合は途中でクロスボウの生産技術や設備が失われ、生産が容易な弓が忠臣になったのだろうと思います @gishigaku

2013-04-25 12:13:37
お菓子っ子 @sweets_street

クロスボウ(弩)が主力武器として使われた古代中国の場合は、弩は国営工場で部品ごとに専門の職人が存在するという高度な分業制のもとで生産され、弩の一つ一つに製造年月日、製造担当者、監督者、製造を担当した役所などの名前が刻まれるほどの高度な管理が行われていましたね

2013-04-25 12:31:48
お菓子っ子 @sweets_street

戦争で使う武器は量産できないと役に立たないです。特にクロスボウのような射撃武器は数を揃えて火力で敵を圧倒する必要がありますので。弓と違ってクロスボウは機械じかけなので、生産を工程化して量産体制を組めるだけの技術力がないと、クロスボウを主力武器として用いるのは難しいのです

2013-04-25 12:35:53
お菓子っ子 @sweets_street

一方、弓はジャングルなどに住む原始的な部族が使っていることからもわかるように、竹、木、動物の腱に弦の材料となる繊維が調達できたら設備がなくても生産出来ますので、技術力が低いけど練習時間はたっぷりあるような人々には向いている武器なのです

2013-04-25 12:40:54
MURAJI @murajidash

@sweets_street @gishigaku 日本の平安末期や鎌倉時代には京都周辺に弓や鎧の良い職人が集中してたので、技術の伝承ではなく、大量工業生産方法が衰退したんでしょうね

2013-04-25 12:41:10
お菓子っ子 @sweets_street

中央政府が弱体化したために、組織的な生産体制が組めなくなったんだと思います RT @murajidash @gishigaku 日本の平安末期や鎌倉時代には京都周辺に弓や鎧の良い職人が集中してたので、技術の伝承ではなく、大量工業生産方法が衰退したんでしょうね

2013-04-25 12:53:35
お菓子っ子 @sweets_street

日頃から武術の鍛錬に勤しむ戦士階級や、狩猟を日課とする遊牧民などが弓を扱うことが多いのも、クロスボウが「誰が使ってもそれなりに威力を発揮できる武器」であるのに対し、弓が「扱いは難しいけど、練習さえすればいくらでも威力を発揮できるようになる武器」だからなのです

2013-04-25 12:42:59
お菓子っ子 @sweets_street

律令軍制の崩壊で政府が弩を使う歩兵を集められなくなって、弓に熟練した騎馬の武士が軍事力の中心となり、歩兵が復権した戦国時代には鉄砲が伝来して歩兵の武器となったために、日本ではついにクロスボウが普及しなかったのではないかと思います

2013-04-25 12:51:06
MURAJI @murajidash

@sweets_street @gishigaku 平安中期から、優秀な職人は国ではなく有力貴族の家人扱いになってますね。記録見る限り、上司にあたる貴族が職人の活動を統制できてた訳では無いようですが

2013-04-25 12:55:24
お菓子っ子 @sweets_street

職人を貴族や寺社が個々に抱えてる状況では、機械武器の組織的生産は困難でしょうね RT @murajidash @gishigaku 平安中期から、優秀な職人は国ではなく有力貴族の家人扱いになってますね。記録見る限り、上司にあたる貴族が職人の活動を統制できてた訳では無いようですが

2013-04-25 13:24:38
Ryuma Hori @HoryuM

@sweets_street 確か、日本では律令制の崩壊と同時に廃れましたね。元々弩というものは、大きな工房がないと管理運用できない代物だったとか。

2013-04-25 14:24:39
お菓子っ子 @sweets_street

弓と比べると、戦場以外での場での使い勝手が格段に違いますからね RT @HoryuM 確か、日本では律令制の崩壊と同時に廃れましたね。元々弩というものは、大きな工房がないと管理運用できない代物だったとか。

2013-04-25 14:34:05
はいたか @HighTaka

@sweets_street 機会的な信頼性が肝心なので、責任を問える体制が必須やったんやねー

2013-04-25 12:34:31
お菓子っ子 @sweets_street

信頼性の担保の他に、管理して民間や国外に流れないようにする必要性からもそういう体制が求められたのだと思います RT @HighTaka 機会的な信頼性が肝心なので、責任を問える体制が必須やったんやねー

2013-04-25 12:52:05
はいたか @HighTaka

@sweets_street それは真似できる勢力がいたっつうことやね

2013-04-25 13:03:13
和泉樹林 @IzumiKibayashi

膠の接着強度だけを見ると日常生活の温度や湿度では劣化は殆ど発生しないと言えます。例えば湿度のみを取り出せば90パーセントを越えると溶け始めますが、現実的には接着層がその湿度を越える事はかなり劣悪な環境下に長期間置かなければ起きえません http://t.co/IwpQrlNHZh

2013-04-25 12:49:13
司史生@減量中 @tsukasafumio

なるほど。すると腱や牛角といった動物素材部品の量産ノウハウの問題かもしれませんね。 RT @Izumi_asato 膠の接着強度だけを見ると日常生活の温度や湿度では劣化は殆ど発生しないと言えます。

2013-04-25 12:53:01
和泉樹林 @IzumiKibayashi

@tsukasafumio 確か、戦国時代あたりの話ですけど、動物骨も輸入に頼る状態だったという研究が出てるそうです。

2013-04-25 12:57:15
司史生@減量中 @tsukasafumio

破損古刀の分析によると、日本刀もけっこう輸入鋳鉄から鍛造していたようです。 RT @Izumi_asato 確か、戦国時代あたりの話ですけど、動物骨も輸入に頼る状態だったという研究が出てるそうです。

2013-04-25 12:59:57
@windzulf

@Izumi_asato 接着剤の分解は大抵常温下では進みませんからねぇ。耐久試験では60〜80度で湿度90%オーバーとかとんでも条件でやりますけど

2013-04-25 13:28:49
和泉樹林 @IzumiKibayashi

@windzulf 作りが甘いとかならともかく、日本は湿度がなんだから膠が~というのは色々と不足だっだということですわ。

2013-04-25 13:39:35
@windzulf

@Izumi_asato ですねぇ。漆なら構造から紫外線で分解されやすいのですが…。年代分析とかもそうですけど化学とか他の視点から考えるとあれぇとかなったりもしますね。

2013-04-25 13:54:38
司史生@減量中 @tsukasafumio

そういえば西洋甲冑師の三浦氏は、日本で板金鎧が発達しなかった理由について「日本では座業が主なので大きな札の加工作業が難かったのでは」と推測していた。

2013-04-25 12:57:21
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