シンポジウム「making up people:イアン・ハッキングの歴史的存在論」拾遺(2013年9月12日)
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@Schnee05 「エレベーター語」という言葉は、「意味論的上昇を安易に許容すると議論が簡単に普遍化されてしまって大混乱に陥るよ。エレベーター語は意味論的上昇に誘うので特に気をつけた方がいいよ。」というアラートを出すために持ち出されているものなので。
2013-09-12 12:57:219月13日
@contractio まさに、そういうことを問題にしていました。私があほで不正確な物言いをしたので言い直すと、
2013-09-13 04:34:48@contractio 「ループ効果で作り上げられる人々は、観念/実在(reality)・実体(Substanz:英語だとsubstance?)・対象(object)で区別できるようなものではない」。
2013-09-13 04:36:14@contractio ハッキングが『何が』のなかで、観念/実在を分け、観念が構成されるのであって実在が構成されるのではない、という言い方をするのは、「構成」論を、自然科学にも適用しようとするから(もしくは自然科学にも適用されている現実をうまく解説しようとするため)だと思うの
2013-09-13 04:36:26@contractio ですが、 すると、 making up peopleプロジェクトは、ハッキングのこの部分の議論(たぶん認識論といってよいと思う)にはのっかることができないはずだ、という主張です。 (拾っていただき、議論までしていただき、すいません、ありがとうございます)
2013-09-13 04:40:35@contractio 今回のシンポジウムは主催者さまの、具体的な研究を共同でやっていこうという呼びかけが大変興味深いと思って参加しました。 この主旨にしたがってみても、ハッキングの認識論的な議論にではなく、使えるところを使ってやっていく実際的な議論の方に時間と労力をかけるのが
2013-09-13 04:56:59@contractio 建設的だろうと思います・・・、ので、MLへの質問は控えさせていただこうかな、と思ったりしますが、それでもよいでしょうか・・・m(_ _)m?
2013-09-13 04:59:07@contractio 私は、自分がハッキングの議論の何にひっかかっているのか一人では分からず(それでシンポジウムも終わってもうすぐ1週間というこんな遅い時期にボソリとつぶやいたりしたのですが)、今回のやりとりで観念/実在区別に違和感を持っていたんだということに気づかせてもらえた
2013-09-13 04:59:23@contractio ので、making upにどう関わっていけそうかが分かってきました。個人的にはこれで十分な収穫だった、というのが率直なところです。
2013-09-13 05:00:03