「経師屋さんの技」からの、ゲリラ企画@museology_tan

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ミュゼたん @museology_tan

@books_tan 本って知識の集積で、読者を導いてくれるような存在でしょ?家で本ふんずけたら怒られる、みたいな。 やはり、「敬意を持って扱われるもではないのか」という、私たちの潜在意識が、あのツリーに対して直感的に違和感を感じるのだと思うわ。

2013-12-19 09:59:00
ミュゼたん @museology_tan

@books_tan お互い頑張りましょうね!!!

2013-12-19 21:12:55
ミュゼたん @museology_tan

(ちなみに、貴重書など止むを得ず積まねばならない時は、このように背と小口が互い違いになるように積みましょう。背ばかりが重なると、本にかかる重さのバランスが悪く、倒れたり変形する原因になります。本のチョイスは、ゴメン手元にあったやつ) http://t.co/Y65kkFyAfq

2013-12-19 21:18:05
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ミュゼたん @museology_tan

論文シーズンなので、省スペースな紙の積み方も教えちゃう。冊子印刷して互い違いに積む時、左のように90度ズラして積むまなくても、右のようにちょっとズラすだけで実は十分に製本作業はできる。これ、経師屋さんの技。 http://t.co/1GLv1tfGft

2013-12-19 21:29:03
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ミュゼたん @museology_tan

ちなみに、今積んだコピー用紙、表に向けるとこんな資料だったり!!! http://t.co/QaJH0s3WPc

2013-12-19 21:33:40
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神父改めピン兄さん(あにやん) @shumtaki

@museology_tan なるほど、そういうメリットがあるんですね。確かに90度で置いていくと、端っこが垂れ下がって、いつかバランスを崩しますからね。 いつも書類の山に埋もれてる社畜としては、参考になりますm(_ _)m

2013-12-19 21:55:17
ミュゼたん @museology_tan

…経師屋さんの説明は必要かしら?

2013-12-19 21:55:41
kanageohis1964 @kanageohis1964

@museology_tan 和室がないとお世話になる機会が殆どないでしょうね。あってもどうかなぁ。

2013-12-19 21:58:08
ミュゼたん @museology_tan

@kanageohis1964 実は、経師屋さんと表具屋さんは、別モノです…!

2013-12-19 21:59:14
ミュゼたん @museology_tan

大声)経師屋さんと表具屋さんの違いわかる人挙手ーーー!!!!!

2013-12-19 22:05:50
ミュゼたん @museology_tan

和紙の繊維は洋紙より長く、実は和紙の方が強かったりします。だから、昭和初期・中期ぐらいの雑誌や本の方が江戸時代の和本よりも先に劣化してしまう恐れもあります。 和紙ってとても万能でね、欧米の書籍の保存修復にも使われているのよ。

2013-12-19 22:09:25
ミュゼたん @museology_tan

じゃあ、博物館学に関係ない周辺雑学についてゲリラ解説しちゃうよ。「表具屋さんと経師屋さんの違い」 簡単に言うと、 表具屋さんは、建具を扱う職人さん。ふすまや掛け軸屏風など。 経師屋さんは、本を扱う職人さん。本の製本や巻物の仕立てなど。 イメージの違い、わかるかなぁ?

2013-12-19 22:14:08
ミュゼたん @museology_tan

文明開化の頃から、和本製本の仕事の需要がなくなって、経師は絶滅の危機に追い込まれたわ。そこで、同じように紙とノリを使った作業である、修復業にシフトできたところが、現在まで続いている経師屋さんであることが多いかな。

2013-12-19 22:16:58
ミュゼたん @museology_tan

室町時代江戸時代の職人絵巻(?後でちゃんと調べるね)を見ると、経師屋と表具屋が別物として認識されていたことが、一目瞭然に分かって面白いですよ。

2013-12-19 22:23:19
もけもけ〜 @mokeymokeymokey

@museology_tan 言われてみればそうですね!表具師という大きな枠組みの中にの中に経師、裱褙師、裝潢師,があるのかと思ってました//_o\

2013-12-19 22:23:55
ミュゼたん @museology_tan

でも、現在では純粋な表具屋さん・経師屋さんって分け方は難しいんじゃないかな。どちらも修復業を行うけど経師屋さんが掛け軸やふすまを直すことも、またその逆もあるので。

2013-12-19 22:25:31
ミュゼたん @museology_tan

もちろん表具屋さんも、明治の頃に仕事は減ってしまって大変な思いをしたはずよ。でも、和室は西洋の文明が流入してきても消えずに残った文化と言えるんじゃないかしら。 それと比較して、和本の製本技術は、現在ではほとんど洋本に変わってしまったことが分かるね。

2013-12-19 22:27:44
もけもけ〜 @mokeymokeymokey

@museology_tan 手元にあった資料だと、表具と巻物で、分けてますが、こんな感じですかね? http://t.co/ZbZQmIBj6K

2013-12-19 22:29:41
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ミュゼたん @museology_tan

ちなみに、和本といえど、四目綴じの本だけでなく、巻物や折れ本も経師屋さんで扱う「本」の一種よ。 形態は似てるのに、掛け軸は建具だから表具屋さんのお仕事、っていう分け方が興味深いと思わない?

2013-12-19 22:30:31
ミュゼたん @museology_tan

さて。 なんで門外漢の私がいきなりこんな話をし出したかというと 1)今日たまたまブックツリーが話題に上がったから 2)前々から別垢でフォローしてた向井周太郎botを見かけたから(笑 向井周太郎さんのお父様の向井一太郎さんが表具師なのよ。

2013-12-19 22:36:29
ミュゼたん @museology_tan

『ふすま-文化のランドスケープ-』は私のバイブル書の一つよ。素敵な哲学がつまっていて大好き。

2013-12-19 22:37:37
ミュゼたん @museology_tan

@museology_tan だから、この右の積み方は「経師屋さんの技」ということです\(^o^)/ すっごい今更だけど、「きょうじ」と読みます。 京都で経師屋と表具屋間違えて め っ ち ゃ 怒られて、 発音も「きょおじ、や」と叩き込まれた黒歴史を持つ私の全力解説でした(笑

2013-12-19 22:42:28
ミュゼたん @museology_tan

.@mokeymokeymokey こんばんは、たくさんリプありがとうございます! 経師、私の知ってる説では、奈良に「写経をする人」が経師という職人さんだったようです。ザックリ説明すると、写経ブームが終わって、仏典類の製本したり、罫線引いたりして、室町頃に製本屋さんになったみたい

2013-12-19 22:50:44
ミュゼたん @museology_tan

.@parano33 なぜ和室が残ったか、までは調べてないけど、ごく個人的な見解では、いいものは残って、代わりがきくorより良いものが流入してしまったものは消える、「文化における自然の摂理」みたいなものかなぁ、と思います。だから、お寺などではまだ折れ本使うし、残ってるでしょう?

2013-12-19 22:53:32
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