マスメディアによる似非科学的情報発信にどう対処していくべきか、とか

『ホンマでっか!?TV』2010年10月20日放送分における「脳科学者」澤口俊之さんの発言をとっかかりとして。@vikingjpnさん、@takeshisakuraiさん、@tsuyomiyakawaさんのおさんかたによる議論を中心に。
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@ublftbo

@vikingjpn WEBは、マスメディア発信の情報を相対化する(正確にはし得る)場、だと思っています。なにしろ、学術に携わる専門家が直接発信し、非専門家と交流出来るのが大きいですね。

2010-10-23 19:08:32
rmsi_isng @rmsi_isng

@vikingjpn ちなみに私の最初のtweetは、専門家が集団で対応しなければならないような、こういった問題の解決への寄与を、どれだけ「テレビ局側に」求められるのだろうか(求めて効果があるのだろうか)、効果があるとすればどの部分だろうか、という自問です。

2010-10-23 19:10:03
rmsi_isng @rmsi_isng

テレビに出演して番組が成立するような「専門家の振るまい」という時点で、すでにものすごい制約条件がかかってきている。

2010-10-23 19:11:40
rmsi_isng @rmsi_isng

@vikingjpn そういう意味で、vikingjpnさんが率先して行っておられる活動には頭が下がります。

2010-10-23 19:13:00
rmsi_isng @rmsi_isng

こうしなければ視聴者や読者はついてこない、という経験則は、現在、どこまで妥当なのだろうか。

2010-10-23 19:16:10
@vikingjpn

@ublftbo お互いがフィードバックを得て持論や主張を修正していく機会を持つことが大事だと個人的には思っています。ヒトというのは他人から指摘を受けない限りなかなか自分では変われないもの。研究者が論文を投稿して査読を受けたり、学術集会で発表して質疑に臨むのも同じことです。

2010-10-23 19:25:45
@vikingjpn

ある意味絶望的ですし、迂回路の必要な話だと考えています。RT @gnsi_ismr 専門家が集団で対応しなければならないような、こういった問題の解決への寄与を、どれだけ「テレビ局側に」求められるのだろうか(求めて効果があるのだろうか)、効果があるとすればどの部分だろうか

2010-10-23 19:26:46
@vikingjpn

恐れ入ります。もっとも、僕の活動は草の根的で影響力はまだまだ小さいですし、業界内で物議を醸すことも少なくありません。解決すべき点は山積というのが実情です。。。RT @gnsi_ismr そういう意味で、vikingjpnさんが率先して行っておられる活動には頭が下がります。

2010-10-23 19:33:53
rmsi_isng @rmsi_isng

「~を煽ってはいけない」「「~を煽ってはいけない」を煽ってはいけない」の応酬は受け手の感覚を麻痺させる。その場合往々にして「多数派に従う戦略」が有効であったりする。多数派は、間違っていたとしても文字通りtoo big to failだから。

2010-10-23 20:09:47
rmsi_isng @rmsi_isng

一方、全く同じ状況で「少数派に従う戦略」が、「自己イメージの保持」の観点からは合理的だったりする。いずれにしても、事柄の真偽そのものは埒外。

2010-10-23 20:09:59
rmsi_isng @rmsi_isng

メディアに出る研究者を学会全体でサポートする、というような体制がよいのかもしれないが・・・。

2010-10-23 22:03:34
@fun9tion

「ニセ脳科学を見て脳科学をちゃんと学びたい人が出ちゃダメなのか?」をトゥギャりました。 http://togetter.com/li/61952

2010-10-23 12:48:50
@ublftbo

vikingさんが読んだら虚しさを感じられるであろうtogetterまとめを読んだ。結構珍しく腹がたったのでブクマコメントを書いてしまったorz

2010-10-23 20:50:41
@ublftbo

steel_eelさんも同じようなことを書かれていたけど、あの番組を観て、かつ神経科学に興味を持ち、かつそれを本格的に勉強する、という人の集合は、必ず、あれを観て神経科学に興味を持った人全体より少ない訳ですね。てか、デタラメ言うなって話なんだから、「今判ってること」で興味惹けば?

2010-10-23 21:24:08
@ublftbo

しかも、あの番組を観て、特段神経科学に関心は持たなかったが知識として澤口氏の発言を仕入れる、て人もいる。「脳科学では―」的にね。

2010-10-23 21:25:11
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

僕もそう思います。社会で問題となっている件について学会等が主催するようなHPで公開議論が行われるようになると良いかも。結論は出なくともバランスがある程度とれた範囲の感覚が伝わるのではないかと。RT @vikingjpn: ..オープンな議論を担保できるシステムがあると良い..

2010-10-23 21:05:06
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

「科学者として」と但し書きをつける場合はそれなりの責任が伴いますので、完全無制限の自由というのはないと思います。「ある程度自由」なだけ。RT @matsumur: え、自由じゃないの? RT @tsuyomiyakawa 出典が明示されていれば、そこからの想像・推測はある程度自由

2010-10-23 21:13:36
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

疑似科学にはならない「ある程度の自由」とはなんでしょう。 これを考える必要がありそうです。http://ow.ly/2Ycpu を拝見しましたが、定藤先生の指摘されるという神経神話・似非脳科学を生む憶測の3つの要因にはいまひとつ賛成できません。@vikingjpn

2010-10-23 21:37:22
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

科学の中身は実験・観測データとそこからの推論が中心。科学ではデータの解釈が間違うことは頻繁に生じます。単純化を模索する努力も必要。推論が大胆であること自体も問題はない(というよりもむしろ大胆なほうが価値が高い場合も)。 @vikingjpn

2010-10-23 21:39:34
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

つまり「 1. 誤った解釈 2. 過剰な単純化 3. 動物実験に基づいた大胆な推論」は擬似脳科学の要件とは成りえないと思います。では疑似科学を疑似科学たらしめる要因は何でしょうか。 @vikingjpn

2010-10-23 21:43:00
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

まず根拠となるデータの出典を明示しないことがあると思います。宗教・文学・哲学等と科学の違いの一つは実験・観測データがあること。これは主に原著論文にある。疑似科学にならないためにはその出典を明示する必要。テレビ・新聞等で場が無い場合は自分のHP等で行うこと推奨。@vikingjpn

2010-10-23 21:49:14
Takeshi Sakurai @takesaku517

解釈や推論は、科学的探求心・知的好奇心を満たすために行えば科学たり得ますが、ヒトの興味を惹くことを目的に、都合がよいデータのみをねじ曲げて引用して、ヒトの心を弄ぼうとしたときに似非科学が生まれるように思います。 引用があってもそれは変わりませんね。@tsuyomiyakawa

2010-10-23 21:50:55
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

もう一つは「科学者」「研究者」「博士」などの肩書き・権威を背景に、推論・仮説に過ぎないものを「断言」してしまうことだと思います。実験・観測データ等の単なる事実(Results)と、そこから導かれる解釈・推論(Discussion)は峻別する必要。@vikingjpn

2010-10-23 21:54:22
Takeshi Sakurai @takesaku517

客観的な根拠となるデータは、自分の論説に不利なものも含めて平等に評価して推論を作らなければならないですね。また、「大胆な推論」をしなくては導けないような論説は、一般のヒトに伝えるべきではないような気がします。それを十分にかみ砕ける予備知識があるヒトの間でのみ議論すべきですね。

2010-10-23 21:58:13
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

目的は純粋であるに越したことはないのですが、外部からその目的の推定はなかなか容易ではありませんね。また利益目的が良くないとも言い切れ無い部分もあるかとも思います。疑似科学の定義には目的論的な定義よりもまずは操作的な定義をしておいた実用性はあるかと。@takeshisakurai

2010-10-23 22:00:43
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