マスメディアによる似非科学的情報発信にどう対処していくべきか、とか
これは正にそう思います。ただ、実際の科学論文でもそれができていないのが山のようにあるんですよね。RT @takeshisakurai: 客観的な根拠となるデータは、自分の論説に不利なものも含めて平等に評価して推論を作らなければならない
2010-10-23 22:03:56@tsuyomiyakawa 「ヒトの興味を惹くことを目的に、都合がよいデータのみをねじ曲げて引用」というのが操作です。discrepancyのあるデータもきちんと提示し、説明しないと科学たり得ませんよね。
2010-10-23 22:06:11あなたの解釈は私の考えと違いcompeteするので、私の遺伝子改変マウスを渡すことはできません、というようなことをいわれたことあります。 また実験ででたデータを見たとたん「そのデータは間違っている!私の仮説に合わないので!」と怒られたこともw。@takeshisakurai:
2010-10-23 22:08:25僕自身は件のS氏の言論をこの耳で聞いたことがないので、彼の功罪はよくわからないのですが、いままでの経験でテレビをはじめとするマスコミが、似非科学の根源だと思っています。「ヒトの興味を惹くことを目的に、都合がよいデータのみをねじ曲げて引用して、ヒトの心を弄ぶ」とはそのことです。
2010-10-23 22:10:23それは、科学者の態度とは言えませんね。器が知れます。 @tsuyomiyakawa competeするので、私の遺伝子改変マウスを渡すことはできません/実験ででたデータを見たとたん「そのデータは間違っている!私の仮説に合わないので!」と怒られたこと
2010-10-23 22:11:36それが理想的なのですが、できる科学者は意外に少ないという印象です。一般向けでなく、研究者間のコミュニケーションでも。RT @takeshisakurai: ..discrepancyのあるデータもきちんと提示し、説明しないと科学たり得ませんよね。
2010-10-23 22:11:44だれがどう実験しても正しいというデータのみを論文として公表していないからそうなるんですよね。 @tsuyomiyakawa できる科学者は意外に少ないという印象です。
2010-10-23 22:13:21やはり本来、そういう部分から科学の教育を行う必要があるようにも思います。最低限の科学倫理がない研究者は多いです。絶対数から言えば倫理がある人のほうが多いとは思いますが、何人もいるので多すぎ感がある。RT @takeshisakurai: それは、科学者の態度とは言えませんね。
2010-10-23 22:15:471年目の学生に研究者がとるべきマインドを教え込むことが大切ですね。しかし、結局の所、倫理感のない研究者は自滅するように思います。 @tsuyomiyakawa やはり本来、そういう部分から科学の教育を行う必要があるようにも思います。
2010-10-23 22:19:25神経科学・脳科学だとノイズも多く弱いP値しか出ない場合があるので、条件が少し変われば再現性が得られなくなる場合がかなりある、というのもあるかと思います。RT @takeshisakurai: だれがどう実験しても正しいというデータのみを論文として公表していないからそうなる
2010-10-23 22:21:49ニセ科学(疑似科学)論は僕の専門でも何でもないので脇に避けますが、大事なことはつまるところ「現在の事実(実験的事実のみならず研究業界内での受容度合いも含めて)」を正確に伝えられるかどうか、だと考えています。RT @takeshisakurai @tsuyomiyakawa
2010-10-23 22:25:08そうですね。だからこそ、multidisciplinaryなアプローチで、多方面からサポートデータを出す必要があるように思います。 @tsuyomiyakawa 神経科学・脳科学だとノイズも多く弱いP値しか出ない場合がある
2010-10-23 22:25:17NASがだしているOn Being a Scientistのようなものをできるだけ若いうちに読んでもらうのも良いかと思います。NIHにくるポスドクにはまずこれが渡されます。RT @takeshisakurai: 1年目の学生に研究者がとるべきマインドを教え込むことが大切ですね
2010-10-23 22:25:35以前NatureかScienceに評論がありましたが、文献引用そのものは発言者の主張の正確さを担保するものではありません。引用文献を恣意的に取捨選択することで読者に与える印象を変えようとするのはよくある悪習です。RT @takeshisakurai @tsuyomiyakawa
2010-10-23 22:27:21できるだけそれは努力すべきですね。RT @takeshisakurai: そうですね。だからこそ、multidisciplinaryなアプローチで、多方面からサポートデータを出す必要があるように思います。
2010-10-23 22:27:28ですから、あえて言えば「似非脳科学」に陥らないために必要なことは、自説を支持する&否定する双方の先行研究を明示的に引用して、議論の帰趨を読み手に委ねる姿勢だと思います。これは研究者ならごくごく普通のことかと。RT @takeshisakurai @tsuyomiyakawa
2010-10-23 22:29:57しかしかなり以前に拙ブログでも論じた通り、科学者でも何でもない世間の人々は、「科学とは物事にはっきり白黒をつけるもの」だと盲信しがちです。その傾向を正し、少しでも科学的思考・議論に親しんでもらうことが必要でしょう。RT @takeshisakurai @tsuyomiyakawa
2010-10-23 22:32:19科学的な主張の多くは誠実な科学でも間違っていることが多いと考えています。特に脳科学。RT @vikingjpn: 以前NatureかScienceに評論がありましたが、文献引用そのものは発言者の主張の正確さを担保するものではありません。 @takeshisakurai
2010-10-23 22:33:03例えばCA3->CA1でのLTPは水迷路での空間記憶の基盤である、と教科書にも書かれていたりするわけですが、これは少なくとも必須ではないことがNakashiba et al., Science, 2008で証明されてしまったりします。この間違った仮説は誠実な科学からでたわけです。
2010-10-23 22:39:10@takeshisakurai 遅ればせながら、拙ブログに大変ご丁寧なコメント下さいましてありがとうございました。さらにあそこでの議論について、読者の方々に参考にしていただければと願っております。
2010-10-23 22:40:35つまり、主張が正しいかどうかは、疑似科学かどうかを判断する基準としては使えないと思います。RT @vikingjpn: ..以前NatureかScienceに評論がありましたが、文献引用そのものは発言者の主張の正確さを担保するものではありません。..@takeshisakurai
2010-10-23 22:40:59それは好ましい態度ですが、欧米流の議論スタイルは異なると思います。RT @vikingjpn: ..自説を支持する&否定する双方の先行研究を明示的に引用して、議論の帰趨を読み手に委ねる姿勢だと思います。これは研究者ならごくごく普通.. RT @takeshisakurai
2010-10-23 22:42:58再現性の問題ですが、僕は以前から「再現性には3段階がある」と提唱しております。即ち1) 個体内での再現性、2) 群間での再現性、3) Study間での再現性の3段階です。最終的に全て同時に満たされるのが理想。RT @takeshisakurai @tsuyomiyakawa
2010-10-23 22:43:08つまり欧米流では、まともな科学論文でもそういうことをしている場合がかなりあります。好ましくはないが疑似科学というのは言い過ぎ。RT @vikingjpn: ..引用文献を恣意的に取捨選択することで読者に与える印象を変えようとするのはよくある悪習 @takeshisakurai
2010-10-23 22:45:32ニセ科学とはさすがに僕も呼びませんが、良くないのは確かでしょう。RT @tsuyomiyakawa 欧米流では、まともな科学論文でもそういうことをしている場合が/好ましくはないが疑似科学というのは言い過ぎRT 引用文献を恣意的に取捨選択 @takeshisakurai
2010-10-23 22:47:16