二刀流剣術の歴史(戦国~江戸時代初め)

宮本武蔵が代表する、みんなが大好きな二刀流の剣術、その歴史はどうだったのか、限られた知識でまとめてみました。間違い、指摘等ありましたらよろしくお願いします。 現在伝わる古武道の二刀流の動画はこちら http://togetter.com/li/528045 二天一流の動画はこちら 続きを読む
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みんみんぜみ @inuchochin

私は二刀流を習っていないので以下、想像で「指合切」を解釈してみます。「ここはこうじゃないか?」「それは違う」「素人は困る」等のご指摘があればお願いします。

2015-01-14 17:53:09
みんみんぜみ @inuchochin

一本目の指合切は大小二刀を組み合わせる。構え方は小太刀の鍔元六寸(18cm)ほどの所に太刀の切先五寸(15cm)を出して構える。おそらく左足前。添付した絵図(鉄人流當合截)と同じ構えだと思う。 pic.twitter.com/5cn7RpTmmV

2015-01-14 17:53:59
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みんみんぜみ @inuchochin

(ただ組む位置が兵道鏡と違うけど…)

2015-01-14 17:54:51
みんみんぜみ @inuchochin

宮本武蔵の中段(円曲)の構え。新潟に伝わった二天一流の絵図です。新潟の古武道についてのページ『越後武芸傳』より引用です。heihouechigo.jimdo.com 鉄人流当合截の構えに似ていますし、円明流指合切の解説に合致します。 pic.twitter.com/QuNIFeo6GT

2015-01-15 06:53:40
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みんみんぜみ @inuchochin

この新潟の二天一流の絵図、『太刀をくみ合、太刀の鍔際より六寸先に刀の切先五寸出して構え候也。まず太刀おっとりと太刀先にて敵の右の目をさし』という指合切の構えそのものじゃないか?という気がします。twitter.com/inuchochin/sta…

2015-01-15 06:57:34
みんみんぜみ @inuchochin

まず太刀先を敵の右目へさし向け接近し、敵の切先と自分の切先が合わせる。敵が我が太刀を叩き落とそうとする時、手首や肘が屈まないように肩から頭上に両刀を引き上げ攻撃を外す。そしてすぐに元の構えになる。もう一度同じ事をして、今度は元の構えに戻らず両刀を鍔が膝につくほど低く両刀を下げる

2015-01-14 17:55:20
みんみんぜみ @inuchochin

敵ががら空きになった頭や首を打ってくる時、左足を敵の股の下に入るほど深く踏込み、両刀で首を挟むように左半身で受け、そのまま伸びあがり敵に競りかかる。受けるときは相手を突くように、乗りかかるようにする。 この時もし敵がこちらを掴んできたら、左足で胸を蹴り踏み倒せばよい。

2015-01-14 17:56:00
みんみんぜみ @inuchochin

以上、「指合切」の解釈を終わります。押し倒して終わりなのか、続きがあるのかわかりませんが、いわゆる「十字受け」での攻撃が形の決め技になっています。単に受けるのではなく、外したり誘ったりして一気に入り身したのでしょうか。

2015-01-14 17:59:11
みんみんぜみ @inuchochin

二刀流の歴史に関係して、よい資料が有りました。『魚住孝至「宮本武蔵と修行」』(身心変容技法研究会)の最後の関係略年表が参考になります。waza-sophia.la.coocan.jp/data/14062603.… (※ワードのファイルです)

2015-01-16 17:12:45
みんみんぜみ @inuchochin

ワードファイルだとわからないので、画像で引用します。 歴史上の事件や新陰流の事績も書かれていて、武蔵が活躍した時代に何があったかがよくわかります。 pic.twitter.com/nTqB4xgnKU

2015-01-16 17:13:19
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