「男性優位社会」が男性の「自己肯定感」に対して及ぼしている影響について
- ressii_papa
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対話のきっかけ:umeda temaki さんの一連のツイート
下のまとめの中で、umeda temaki さんが感想としてツイートされた中に、今回の対話のきっかけがありました。
恐らく必要なのは、自身の自己肯定感の低さ、心の弱さ、変化への恐れを認め、受け容れること。 妻である女性を屈服させたり力を誇示する相手ではなく、信頼関係を築いていくパートナーとして尊重し、同じ目線で接すること。 そして「男」というだけで無駄に負わされている重荷を実感し、下ろすこと。
2015-02-02 17:39:23そして、男性の「アイデンティティー」ならびに「自己肯定感」に関する一連のツイートが始まります。
「○○はバカだ」と言われて、そこに入るのは「男」でも「日本人」でも何でもいいんだけど、そういう゛属性゛を貶されると自分のことと受け取って腹を立ててしまうのは何故か。 それはその人が、その要素に自身のアイデンティティを見いだし、自分にとって凄く重要なものと感じているからじゃないか。
2015-02-03 08:51:28これが例えば「地球人はバカだ」とか「分子で構成されてる奴はバカだ」と言われても特に何も感じないように、当たり前すぎたり比較の対象がないような要素について何を言われても、まさか自分のことだとは受け取らないだろうし、腹を立てることもないように思える。
2015-02-03 08:52:12あと、外国に行った人が「日本人であること」をやたらと意識したり、専業主夫になった人が「男らしさ」に過剰にこだわったりする話をよく聞くけれど、これも異文化の中で自身の存在が危うく感じられた時に、元々の自分の属性にすがることで心の平穏を保とうとする心理なんじゃないだろうか。
2015-02-03 08:52:41本来きちんと自己が確立されて、「自分はそれだけで価値のある人間である」と認識できていれば、「お前はバカだ」と言われる以外で腹を立てる必要もないはずなんだ。 もし「貶されると無性にムカついてしまう言葉」があったら、自身がその属性を意識しすぎていないか、疑ってみてもいいかもしれない。
2015-02-03 08:54:39世間が決める「らしさ」の弊害について
「ぱれあな」さんの指摘と umeda temaki さんの返答も重要なのでここに挟んでおきます。
@temackee 小さな男の子が、周りの大人に「かわいいね」と言われたときに「かわいいじゃない! かっこいい、でしょ!」と言い返す、そしてそれをその子の親を含む周囲の大人が「やっぱり男の子なのね」と好意的に受け止める、なんて光景をよく目にしますね。
2015-02-03 19:39:15@pollyanna_y あー…見ますね…。 そうやって「社会が決めた゛らしさ゛に乗っかることが一番いいこと」みたいになってるうちは、なかなか変わっていかないんでしょうね
2015-02-03 20:19:59「男らしさ」と「自己肯定感」について
ここで「こべに」さんとの対話がはじまります。テーマは「男らしさ」と「自己肯定感」について。
@temackee 「お金」とか「力」、「仕事力」「社会的地位」とかでパートナーを屈服させようとするのって、自信のなさの表れなんでしょうか?角田光代さんの「紙の月」にもそういった描写があって、気になっています。
2015-02-03 09:09:00@kobeni その辺の要素が全部「男らしいもの」とされていて、その人が「男」という要素にすこく重きを置いていると、そういう行動になって現れるのかなぁと思ってます。自信のなさは「男という部分にしか自信を感じられない危うさ」から出てそうな感じがしますね。
2015-02-03 09:15:19@temackee あー、「自分自身」と「男」がくっついちゃってて、「自分自身」についてあまり考えたことがないとか?自分自身、にはあまり自信がない…とか??
2015-02-03 09:18:09@kobeni まさにそんな感じなのかなって思ってます。男として生まれただけでいろいろ優遇されてラクに生きてこれちゃったら、自分そのものについて特に向き合って考える必要もないでしょうし。でもそれは実はあてがわれたものでしかないから、結局「自分自身の自信」にはつながらないのかな、と
2015-02-03 09:26:42@temackee うん…。男性がこういうこと語り出すのってとても大事だと思う。フェミニズムにもこういう過程があったと思います。
2015-02-03 09:36:58※「(こべにさんの)夫さん」については、上に挙げた関連Togetterをご参照くださいませ。
twitter.com/temackee/statu… ↑このツイートに「女性でそういう人は少ないのでは?」というご意見をいただき、まさにそこが気になっている所なので続けてみます。 つまり「アイデンティティが危うくなると過剰に属性にこだわる」のが、男性特有の現象なのではないかということ。
2015-02-03 19:34:04恐らくだけど、マイノリティの人達というのは「社会が自分向けには作られていない」ので、生まれながらにして不条理を味わうことも多いし、どうしたって自分の存在に悩む機会も多くなる。 翻ってマジョリティの人は初めから最適な環境が用意されているわけで、やっぱり相対的にはラクに生きていける。
2015-02-03 19:36:11@temackee 小保方氏が有名になりあまり説得力ないかもしれませんが、女性がかなりすくない工学部などにいる女性で過剰に女らしさにこだわり持ってる人はかなり少数派な気がします。
2015-02-03 17:49:32そこの「自分という存在と向き合ってきた時間の差」が、その人の強さあるいは脆さとして、違いになって出てくるんではないかと。 で、すごくざっくり言ってしまうと、これだけ男尊女卑のキツい日本においては「女性」はマイノリティであり、「男性」はマジョリティだ。
2015-02-03 19:40:13だからあくまで傾向としてくらいかもしれないけれど、男性は自己の存在について悩む機会が少なくて済む分、それが自身のアイデンティティの脆さに繋がり、引いては自殺者の多さみたいな形で出てくるんじゃないかと考えてる。 どっちが良い悪いとかの話じゃなく、現象としてあるのかどうかが気になる。
2015-02-03 19:43:40