twitter.com/chayamachi/sta… 軍刀が士官と一部下士官のみが携行する儀礼的な装備であって主要な兵器ではなかったこと、軍刀が洋刀から日本刀に切り替わるのは兵器としての評価とは関係のない国粋的な空気の広まりによるものであることを知らないとこの手の話にひっかかります。
2015-07-09 12:30:41RT 旅順要塞戦における日本軍戦死原因の割合 銃創:71.2% 砲創19.8% その他9.0% ま、この時期までは将校と上級下士官にとって軍刀は突撃時の大切な武器なんだけどさ。 あと洋鉄・機械鍛造のほうが整備いらずで良く斬れるそうです。
2015-07-09 14:35:04そういえば、白兵の対義語で「赤兵」って言葉あったよな。つまり近接戦闘も火力戦になる。なので、その他9.0%のなかには爆薬や急造手榴弾による死亡もあったんじゃない。
2015-07-09 14:38:10戦時下において日本刀需要が高まったのも事実ですが兵器としての優秀さは関係ありません。むしろ儀礼用として、江戸時代に美術的価値が求められていた刀の弱さが明らかになり、より実戦的な刀が工業的に量産されていました。それらは美術刀としての価値は無いとされ日本刀として認められていません。
2015-07-09 17:04:34また戦争末期になると学徒動員などで若い将校も増え予備役だった軍人も召集となり刀の需要は増えます。刀剣屋は価値のない刀などを名刀等といって随分儲けたということです。戦後はマニアが高く買い取るという理由で余りに余った軍刀の部品を組み合わせて安い刀身を高く売ったというのも皮肉な話です。
2015-07-09 17:10:39当時の刀剣マニア雑誌「刀剣」によれば、陸軍将校の証言によると日本刀は極寒の北方では簡単に割れ、高温多湿な南方ではすぐに錆びて腐るので、南船北馬という言葉もあるように現場に適した物を持たせるべきだということでした。儀礼的、民族主義的な外見ばかり気にする軍の上層部への批判です。
2015-07-09 17:15:58低温脆性は当時アメリカでさえリバティー船を沈めたぐらい研究途上だったし、陸軍も古刀が低温で脆くなる点を踏まえて軍刀開発に反映してたのに、個人持ち込みの古刀が折れるのまで陸軍の責任にされるのか twitter.com/samuhara/statu…
2015-07-09 17:44:46@PSW6 何が実践的か、それは状況によりけりですので、「刀剣」で証言をしていた将校もそこを言いたかったのかと思います。軍刀は基本的に指揮棒のようなものであくまで指揮を取る際に使うことが主目的だったように思います。
2015-07-09 18:54:44では実際現場ではどうしていたか。軍刀はすぐ壊れるので軍刀修理工場が作られ、刀匠が指導しにいったりしていました。北方地域では極寒の地でも割れない特殊な工業刀が開発されたりと、ある意味日本刀はより強い武器として進化していたのです。これらも日本刀としては認められていません。
2015-07-09 17:19:52「刀剣」によれば、南方では兵士が出征の時に親族から渡された脇差等の方が使い勝手がよく、行軍には鉈が重宝され、「台湾部族の用いる鉈状の刀」が好評だったとのこと。高砂族などが使う刀ですね。鞘の反面が金属で網状の模様を描いた物で水が抜けやすいため湿気に強く勝手が良いのです。
2015-07-09 17:22:38竹の会で映画撮影をしながら実体感したのですが、金属製の鞘を使った軍刀は1度でも鞘に水が入るとなかなか乾かず、あっという間に刀身を殺してしまいます。野戦で木製鞘に革を巻いた略式の鞘が使われるのは納得ですが、強度が無いため走る時はベルト刺しか背負う方が楽だったという証言にも納得。
2015-07-09 17:26:21軍刀は実戦においては特に柄の破損率が高く、これは剣道を習った将校等が両手の感覚をあけて柄を握ることから、敵を切った際の負荷がかかりやすく折れてしまうということだったそうです。実際の人斬りと、スポーツは別物ということです。強度を考慮した官給品である九五式軍刀の柄は金属製でした。
2015-07-09 17:30:16@samuhara 質問なのですが、サーベル式は片手で扱えるが、日本刀は両手で振るため、戦場では使えなかったと、聞いた記憶があるのですが、実際にそういった問題は上がっていたのでしょうか?
2015-07-09 17:49:20@EGURO_117 日本刀は必ずしも両手で使わねければならないというわけでもないですし、そういう話は聞いたことがないですね・・・。軍刀は基本的に指揮を取る際に抜いて使う物なので、特に問題はないかと。あまり参考になるかわかりませんが・・・;
2015-07-09 18:52:43刀剣ツイート参考写真:一枚目左からそれまでサーベル型で西洋式だった32年式軍刀(甲、乙)、日本刀式に改められた九五式軍刀(年代によって若干形が異なる)。右側は最末期型で全てが木製(複製品)。一番右は後期型で野戦用に黒く塗られた鞘。 pic.twitter.com/dYO1bp18z3
2015-07-09 17:40:37刀剣ツイート参考写真2:将校用で略式の革巻き鞘(複製品含む)。明治の頃からサーベルの鞘を保護する為に革巻きや包帯巻きをしている例は確認されていますが、将校達にとって刀の修繕費もバカにならないのでこのような工夫をしていたという事です。 pic.twitter.com/jX4wFl7E17
2015-07-09 17:43:58