私家版ハイデガースタディー07 カント書の有限者の回復 自我探しの原理的終焉

自我は、無規定な領域性によるフレーム問題(部分)ではなく、時間という規定問題(一なる全体)だ、というハイデガーの戦前のカント書までの道のりを読んで、時代のカオス(フレーム問題)を乗り切ろう、という個人的ツイート保管庫です。 自我という無規定=仮象から始めれば起源論になる。しかし、時間という規定から始めれば事象としての歴史になる。こうした超越論を暴力的に回復するという、カント書。それは神の視点で、人間をレスコギタンス(事物)に一般化=無限化してしまう、霊魂の不滅や、復活願望、終末論やニヒリズム、という病、あるいはハードプロブレム(心身問題)への、唯一の処方箋である。 続きを読む
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大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

だからカントを捨ててハイデガーのように脱自を方法として、学問でも社会人でも没頭しろ、だな(^-^)/ @inja650rr は受験後はどうするべきとお考えでしょうか? 先生の教育についてのご持論を、是非お聞かせ願えませんでしょうか<(_ _)>

2015-07-06 20:05:09
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

脱自って、いわば対自の反対だよ。超越の反対。@inja650rr 「脱自」とは自己超越とか悟りとかそのような意味合いで宜しいでしょうか?

2015-07-06 20:10:34
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

脱自が超越か?という誤解が、ちょうどこの対談でもでてくるよ。この対談おもしろいから最初から読んで、脱自がそうではないとはどういうことか公案させる、そういうのが現代文。twitter.com/sunamajiri/sta… @inja650rr pic.twitter.com/C0eAm03lfm

2015-07-06 20:20:56
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

そうした点でも、安富対談 bit.ly/1UoJu8S 、ここのカント~ゲーテ的なものを、ハイデガー的に断ち切ってるところがいいなぁ。もはや範疇の問題は決意性でもない。@yasuhirochiba pic.twitter.com/fT8hDhqSA0

2015-07-06 03:38:15
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大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

空間的ないわばフレーム問題であるカントを時間規定で解消し、貨幣を労働で掩蔽する弁証法を抑止すると、動き出すものがあるんでしょうね。ハイデガーはカント講義で、カントの遊動空間の時間性を解釈しますね。@yasuhirochiba pic.twitter.com/FEPWq0xlYl

2015-07-06 23:43:54
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大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

その前頁までは、非対象性とは無、想念ではなく、物のアプリオリが空間で、現象のアプリオリが時間だ、という箇所。物なのか価値なのかで言うとしたら、物は時間を根源規定とすれば価値になる、ということでしょうかね。bit.ly/1LNYNV7 @yasuhirochiba

2015-07-07 00:43:43
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

価値形態が手許性から時間として解明される様は興味深いのだが、安冨さんのフレーム問題の話題では、ちょうどその節が、形式とは規定であり、それがフレームだが、根源的には時間が現象の規定となる、という箇所でしたね。@yasuhirochiba pic.twitter.com/32ljic63tH

2015-07-07 01:11:32
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大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

補うと、ここで重要なのが、無と非の違いなのかもしれませんね。カントではさして問題にならないことが、ハイデガーの邦訳では、無なのか非なのか、規定や地平は対象の無性なのか非性なのか、というのが枢軸になる。twitter.com/sunamajiri/sta… @yasuhirochiba

2015-07-07 12:58:16
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

四字熟語のような漢字表現では、とくに非と無の違いという肝心なことがすっぽり抜け落ちるのかね。特に無を語るとき、宇宙の外なんかないよ、とかそういうのが抜け落ちる。heideggerforum.main.jp/ej8data/maruya… @inja650rr @J_J_Kant

2015-07-03 00:01:53
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

カントの三種の綜合(演繹論)に時間の規定性を認め、続くカントの図式論の超越論的時間規定に地平性(非眼前的時間)を取り戻すことが語られるのだが、この地平性が対象性(自然)の無なのか非なのか、といった。@yasuhirochiba pic.twitter.com/wOT1gnksI4

2015-07-07 13:00:42
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大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

冒頭の twitter.com/sunamajiri/sta… にある、ニヒリズムの克服の問題、自分はいずれ死ぬが自然は存続する、という極当たり前だが、カントが語れなかったことというのは、仰るような価値形態論とどう関係しているのか、興味深いところですね。@yasuhirochiba

2015-07-07 13:05:09
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

しかし、このことは非常に重大。カントでは将来は終末論的な将来なのかもしれない。しかし、ハイデガーでは将来は時間を規定とした自己の死でしかない。しかし、ニヒリズムでもない。自然が自己に先行しているという理解では、自然は終末化しないからです。@BeTakada @inja650rr

2015-07-04 02:32:09
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

不滅の話をされてるからね。カントのように時間を眼前の不滅性としてしまうと、時間を地平とする脱自が抑止される。それで眼前の自然が歪むと、おそらく価値も最大化しない、といった話をしてるんでしょうからね。twitter.com/sunamajiri/sta… @yasuhirochiba

2015-07-07 14:16:33
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

ハイデガーがカントをアリストテレスに戻しただけなのに、レヴィナスがヘブライ語をギリシャ語化する。カントの思惟と直感の分類学では表明的にならない暗いというだけで、そんな難しくないだろう。それに蹴躓くレヴィナスのフッサール解釈の話でもしようと思ったが、ハイデガーの方がおもろい。

2015-07-08 23:10:46
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

ハイデガー以後、そのレヴィナス~デリダ twitter.com/sunamajiri/sta… のように、暗号のようになってしまった、カントですら表明的にならなかった思惟の問題を、ハイデガーひとりだけが、アリストテレスのように表明的になれた、ということに尽きるね。@inja650rr

2015-07-08 23:25:24
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

凄まじい終末論的レビューだな。東の伝達論をスルーしてるがメシアもいらない。amazon.co.jp/review/R2AP3BI… レヴィナスが時間より他者、存在より存在者が先行するなどと疎外を語る方がよほど暴力的なカント解釈で、だからこそザラデルが言うようにデリダが蹴躓いただけなのにね。

2015-07-08 06:51:28
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

柄谷的なデカルトでは、疑う我に対する考える我、というフッサールの自我分裂の問題だが、ハイデガーだけが綜合の非自発的時間の問題として表明できてるでしょ。twitter.com/sunamajiri/sta… 戦後はその時間の隠蔽だけが言説化したからね。@inja650rr

2015-07-08 23:31:26
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

確実にそうですよ。戦後はその注釈だが、まだ失敗している。何を表明的になったかというのは、自発的思考(つまりデカルトのコギト)はアリストテレス霊魂論にあるような、時間によるという問題ですよ。@inja650rr 本当にそれを表明したのはハイデガーだけだと想いますか?

2015-07-08 23:37:27
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

それが戦後研究の伝達問題だが、ハイデガーが思惟(概念)に自発性があるわけではない、ということをカントが表明できていない、というその部分は別に意表を付くような話ではない。bit.ly/1TloWwu @inja650rr pic.twitter.com/XIgK33ieOv

2015-07-08 23:55:44
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大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

そのデカルトを読めばカントを読まなくても済む、という口ぶりでは、戦後の伝達問題の上辺だけで、その伝達問題が、どういう実体(現象の背後や貨幣の物神性)を疑う思惟だったのか、というところまでは分かってないと思うよ。@inja650rr

2015-07-09 00:16:22
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

そこ(時間ではなく背後の実体というところ)が、この前中嶋さんが指摘した、これじゃないの? twitter.com/J_J_Kant/statu… @inja650rr

2015-07-09 00:23:13
中嶋 哲史 @J_J_Kant

@inja650rr そこが気になるんだよね。隠者さんは真理とか理性とかを何か実体のあるもの、努力すれば得られるもののように考えているんじゃないかなあ。理性とは人の心のはたらきであって、合理的に推論を重ねていくことで真理に迫ろうとすることじゃないか。そして、真理とは

2015-06-28 01:17:02
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

ハイデガーの場合、語り=表明なのだが、それを読めば、カントが難しいと思えないでしょ? カントを難しいと思うのは、おそらくデカルトを実体視しているだけで、単なる二元論になる、というのと大して変わらん。@inja650rr

2015-07-09 00:45:58
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

このハイデガーだけが確実に成し遂げてしまった、私が思惟する(コギト)と時間の接合という問題を、もし読書案内するとすれば、最低でもアリストテストテレス霊魂論、カントの純粋理性批判、ハイデガーのカント書、とデカルトのエゴサムコギトを対比するべきなのよ。@inja650rr

2015-07-09 00:49:27
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

二元論ってなんのことかわかる? 隠者さんが実体視している現象の背後のことですよ。カントで言うと時間を不滅化させる霊魂のこと。二元論がないというのは単純に、ハイデガーのように不滅なのは時間で、私達は不滅ではないということ。その方が楽でない? @inja650rr

2015-07-09 00:53:03
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

そうそうタイミング的に、カントが不滅を時間と表明しきれなかった点を、すべて解消した上で、時間こそ地平だ、という悟りの境地のような表明を行って、ハイデガーが学長就任したら、ナチがますます勢いづいて、ああなったというのが、戦後ボロクソに言われてるわけだから。@inja650rr

2015-07-09 01:33:53
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

カントの内的必然性で転回が起こるので、戦争が起きたから改心した、という戦後のハイデガー解釈が尽く間違っていた、というのが今問題になっているのでしょう。いわゆる権利問題とか伝達問題というのがあるのだが、それが間違っていたことになる。@inja650rr

2015-07-09 03:05:25
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

隠者さんが、伝達問題、権利問題、つまり東のような郵便論にしたがるので中断するのだが、そんなことはどうでもいいのであって、演繹論から時間の根源性を取り出し、カントの心理学を独断に追いやる手はずを読むことにしよう。@inja650rr pic.twitter.com/AuDm93iRCR

2015-07-09 03:06:50
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箱庭傍観者☆恭介 @BHiroguma

@sunamajiri 突然すみません。カントの純粋理性批判での総合的判断と分析的判断…これを実生活で応用すると、社会的問題に対して自分なりに正否の確証が持てた時、それ以上の情報は意味がない、マニアックな話に過ぎない…そんな理解でよろしんでしょうか?

2015-07-09 17:54:30
大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

フレーム問題の外でハイデガーのように表明的にならなくても社会という機械は勝手に動く? どうだろう? 永久機関なんてあるんだろうか? @BHiroguma これを実生活で応用すると、社会的問題に対して自分なりに正否の確証が持てた時、それ以上の情報は意味がない、マニアックな話

2015-07-09 21:58:58
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