宗形奈津子先生『対応が難しい子どもと保護者への接し方〜特別支援教育を学級づくりに活かす〜』 @daisukef

プロのテクニックはやはり素晴らしい。 すべての教師、すべての親に読んでほしい。 http://togetter.com/li/89632 にはいろいろな人のツイートがまとめられています。
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藤川大祐 @daisukef

宗形:中学生が夏休みの自由研究で、「電車の(写真の)標本」を作った例も(会場では見せてもらっています)。 #askt4

2011-01-15 15:54:47
藤川大祐 @daisukef

リアルな電車の刺繍された復路とか、山手線のすべての駅がデザインされたもの等を見せていただいています。 #askt4

2011-01-15 15:55:44
藤川大祐 @daisukef

宗形:何も見ないでものすごい速さで、紙に電車の展開図を描く子どももいる。のりしろもあって、きちんと組み立てられる。 #askt4

2011-01-15 15:56:41
藤川大祐 @daisukef

架空の、恐竜のような、精巧な折り紙作品を見せてもらっています。 #askt4

2011-01-15 15:58:13
藤川大祐 @daisukef

宗形:このような作品をつくれる子どもが、友人関係がうまくいかない、わがままな言動がある、学校に行きたがらないことがある、といったことがある。みんながひどい、先生がひどいと言うが、それなりに周囲は配慮している。 #askt4

2011-01-15 15:59:35
藤川大祐 @daisukef

宗形:このように周囲の人と頻繁に争いになる子どもには、周囲の大人が解説者や通訳者になることが必要(言語がわからないで留学しているようなもの)。紙に書いてそれぞれの発言を整理してやったりする。 #askt4

2011-01-15 16:01:14
藤川大祐 @daisukef

顔がたくさん並んだ写真を示し、顔を覚えることの大変さについてお話しいただいています。 #askt4

2011-01-15 16:03:06
藤川大祐 @daisukef

参加者が2人組になって演習です。小学校の面談場面。まずは母親役と担任役。資料でせりふが配られています。 #askt4

2011-01-15 16:06:47
藤川大祐 @daisukef

今行われている演習では、セリフが2パターンあります。いずれも、母親が「うちの子は何をやっても駄目」と言い、教師が「そんなことはない。上手な絵を描いていました」と言うもの。 #askt4

2011-01-15 16:08:45
藤川大祐 @daisukef

片方では結局「漫画ばかりで困る」という話になり、もう片方は「デッサンがしっかりしている。漫画を描くことで自分を支えているのかも」という話になります。両方をやってみて、どう感じるかを考えようという演習です。 #askt4

2011-01-15 16:09:17
藤川大祐 @daisukef

宗形:演習の両方のパターン、どちらでも教師は共感的に聴いている。しかし、「漫画ばかりで困る」と言う親は「そんなことはない」と言ってほしかったりする。2つめのパターンは、漫画にプラスの意味を与えている。「可能性療法」といって、問題解決に目を向けた方法。 #askt4

2011-01-15 16:13:32
藤川大祐 @daisukef

宗形:保護者の話に共感するだけでなく、ポジティブな可能性について話す。 #askt4

2011-01-15 16:14:10
藤川大祐 @daisukef

次の演習。学校場面でなく、パート先で相談を受けた場合のロールプレイングです。これも2パターンあります。 #askt4

2011-01-15 16:15:52
藤川大祐 @daisukef

宗形:「駄目だ駄目だ」と言ってくる人がいる。そういう考え方は駄目だと言っても、自分が駄目だということをひたすら主張する。うまい対応は、「それでは気持ちが落ち込んですべて駄目みたいに感じられても無理はない」と言いつつ、駄目だという話に巻き込まれていない。 #askt4

2011-01-15 16:23:03
藤川大祐 @daisukef

宗形:夫婦カウンセリングで相手のことを「いいところが全然ない」という人にも、よく話を聞けば例外が見つかる。「うまくいったことは一度もありませんか?」などと問うと、最初はきょとんとする。しかし、考えれば、「一度か二度か…」と言う。 #askt4

2011-01-15 16:24:21
藤川大祐 @daisukef

宗形:思い詰めているときには、「白か黒か」と考えがち。うまくいったイメージを強める話をしていくことで、気持ちが明るくなり、自身がよみがえることもありうる。 #askt4

2011-01-15 16:24:59
藤川大祐 @daisukef

宗形:保護者が子どもの障害を受容することは大変。怒りに陥ったり、訓練に没頭したり、諦めたりということをしながら、個性としての障害理解につながっていく。一緒に支えていく人の存在が重要。義務教育の間がいちばん手厚くできる。 #askt4

2011-01-15 16:26:26
藤川大祐 @daisukef

宗形:発達障害をもつ人が就業で苦労するケース。服装等のルールは皮肉でなく明示的に伝えてくれないと理解できない、「早めに」と言われてもいつまでにやればよいかわからない。 #askt4

2011-01-15 16:28:52
藤川大祐 @daisukef

宗形:最近は『アスペルガー症候群・高機能自閉症の人のハローワーク』という本も出るようになった。 http://ow.ly/3Ejp6 #askt4

2011-01-15 16:30:13
藤川大祐 @daisukef

宗形:発達に偏りのある子どもの保護者との面談のコツ。まずはねぎらいの言葉を。教師が口々に子どもの問題行動を話すのではうまくいかない。お茶を飲みながらもよい。また、障害名は出さない(診断できるのは医者だけ)。子どもが困っていることに焦点を当てる。 #askt4

2011-01-15 16:31:39
藤川大祐 @daisukef

宗形:保護者が子どもと似ている可能性も考慮する必要がある。自分もそうだった、夫(妻)もそうだったのだから、何が問題かがわからないこともある。 #askt4

2011-01-15 16:32:57
藤川大祐 @daisukef

宗形:「こういうときにこういう話がありました」と具体的に説明したり、書いたもの等の物があると保護者に理解してもらいやすい。 #askt4

2011-01-15 16:35:00
藤川大祐 @daisukef

3つめのロールプレイングです。子どもが掲示物を破いた場面での、教師と子どもとの会話です。今度は、教師役のせりふだけが決まっていて、子ども役の人は、そのときに浮かんできた気持ちから言葉を発することになっています。やはり2パターンあります。 #askt4

2011-01-15 16:36:28
藤川大祐 @daisukef

代表の参加者が、子どもを追い詰めていくせりふの演じてくれました。ものすごいリアリティを感じさせられる演技でした。子どもの立場に立つと、恐ろしいです。 #askt4

2011-01-15 16:41:58
藤川大祐 @daisukef

宗形:子どもの悪いところばかり目につく時には「問題の外在化」を意識する。問題と人とを切り離して、「君みたいな子がこんなことをするのには、わけがあるのだろうね」と言う。 #askt4

2011-01-15 16:43:38
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