
満州事変の遠因についての仮説と、満州移民たちの話

支那事変中の戦争指導についての研究が届いた。これは非常に面白い。知らなかったことばかりだ。昭和14年から15年にかけて、日本国内では軍部以外でも対立があったのか。
2016-03-10 22:46:17
ほんと、昨日届いた資料が非常に面白い。支那事変から大東亜戦争にいたる経緯の本質がわかった気がする。もしかしたら、この資料に書かれてある視点は、市販本にはないかもしれない。
2016-03-11 06:41:53
こういうのがあるから、戦史研究はやめられないんだよねえ。これをもっとみんなに知ってもらいたいけど、たぶん市販本にはあまり書かれていないものだし、みんなにとって絶対に、面白くないものなんだよねえ。
2016-03-11 06:44:27
(支那事変や大東亜戦争勃発の原因の一つに、主食の米があったなんて、誰も知りたくないだろうし、都合も悪かろう)
2016-03-11 06:46:36
@nakachandaisuki あまり書かれていないものであればあるほど、違った視点・解釈を与えることになるので色々なことの認識も変化したりより興味深い方向へ行くとおもうので面白くない、というのは無いんじゃないでしょうか!
2016-03-11 06:47:30
@SHIROTATSU3231 いや~、まさか戦争原因が今迄石油だといっていたのが、まさかの米ではねえ。満州事変、というか、日本の大陸進出が国内経済の行き詰まりと貧困対策といっても誰も見むきもしないですからねえ。
2016-03-11 06:50:39
@nakachandaisuki いや、それはあると思いますよ。ハワイ移民からの米国本土やニューカレドニアなど豪州方面の移民が排斥され南米や大陸方面に向ったのは明らかですし、人口増加と関東大震災からの世界恐慌という大正末期の流れが昭和初期に影響しているのは自然かなぁと。
2016-03-11 06:54:51
@nakachandaisuki でもお米というのは初耳でした。大正の米騒動の時期に米価格が10倍以上に跳ね上がったあの影響が巡りに巡って太平洋戦争になったというかんじでしょうか。
2016-03-11 06:57:17
@SHIROTATSU3231 昨日届いた資料によりますと、支那事変で進出した華北地帯では米が思ったほど取れず、華北進出に進出した部隊に対する主食の支給に齟齬をきたしていたとのこと。さらに米の不足や、それまで米の最大供給地であった朝鮮半島が鉱山業がメインとなって農民が離農して
2016-03-11 06:56:07
@SHIROTATSU3231 日本経済の体質変化(それまで農業主体であったのが近代化によって工業化あるいはサラリーマンが増え、地方経済が疲弊したところに、大不作と世界恐慌というダブルパンチ。経済史・政治史からの視点が必要だと痛感しましたね)
2016-03-11 06:59:14
しかし、こうなると、支那事変当時の日本が軍部独裁であった、とかいう論法が少し崩れるなあ。主食の米が日本国内外で不足していて支給に齟齬がきたし、民心が不安定になって当時の政権批判につながり、軍も政治家もそれを恐れていたとか・・・これはまだ要検証だけど、面白いかもしれないね。
2016-03-11 07:02:15
ちょっと個別の返信は時間がかかりますので、とりあえず先に私の考えを。 現在では戦前、軍部が全ての実権を握り民衆を抑圧し弾圧したというのが主流になっていますが、私はそうは見てません。軍部あるいは政府が恐れていたのは民意、世論です。これを前提に考察をしております。
2016-03-11 09:52:11
まあ、戦争始めた理由は米だけではないんだろうけど、今までは石油ばかり言われていた中で、まさかの米というのが興味深いと思う。下手したら石油より切実かもしれないね。
2016-03-11 10:02:11
米はでかいと思うよ。戦前の小学生向け読本を読むと、「国産米・朝鮮米・台湾米で足りない部分は、南方からの外米で補っている」ってしっかり書いてあるくらいだし。
2016-03-11 10:04:26
その読本だと、国産米は約6割程度って書いてあったと記憶。それを読んで、「ああそりゃ戦後米が足りなくなるわけだよ」と思った隠居です。
2016-03-11 10:06:41
米の出来については、国産米≧朝鮮米>台湾米>>外米という評価だったかな。「朝鮮米は旨く炊けば国産米と同様に美味しい」と書いてあったと記憶。 でも日本の婦人は朝鮮米の炊き方が下手だ、とも確か書いてあったな(w。
2016-03-11 10:10:16
陸軍内部の派閥問題、太平洋戦争開戦原因、もう出尽くしてるかなあ?と思ってたけど、まだまだありそうかも。
2016-03-11 11:16:26
取り寄せた資料をじっくり読む。日本が海外から輸入した小麦粉の振替先は華北地域。つまり、支那事変での占領地域。当時大飢饉だったとのことで、支那派遣軍が中央に悲鳴をあげて泣きながら要請したそう。当時、占領政策上やらなければならなかったそうだ。 鬼畜日本はどこへ??
2016-03-11 12:14:46
昨日届いた資料は、某所で複写依頼していた、防衛研修所戦史室の研究資料。支那事変中の戦争指導についての考察で、非常に読んでいて面白い。戦史叢書には書かれていない、あるいは簡単に触れられただけの事例を、より深く考察しているもの。
2016-03-11 12:19:58
とまあ、何が驚いたって、占領地域の住民食わすために、わざわざ大量の小麦粉を海外から輸入して占領地に投入したこと。欧米との関係が悪化している中、早期に取得しとかなきゃならないやつがあっただろうに、まさかの小麦粉輸入で、真っ青だったろうなあ。
2016-03-11 12:53:13
華北占領地域用輸入小麦粉は、昭和14年度に26万トン(1億5800万円)、昭和15年度16万トン(2億7500万円)、昭和16年度23万トン(3億8200万円)とかなりな額。開戦後は南方占領地域から米約50万トンを中国占領地域に充当したそうな。
2016-03-11 13:02:17
(ほんとは陸軍内部の派閥が支那事変にどんな影響あったのかを知りたくて資料取り寄せたのですが、全く別物な内容でして、これがまた非常に興味深くてですね、からの脱線開始
2016-03-11 14:18:40
ん?現地調達がモットーな日本陸軍が、占領地域で食糧配布……あれ?日本陸軍って物を奪う集団なはずだよね?(ゲス顔
2016-03-11 14:22:34
そういえば、戦闘終結後の占領地行政を任された守備隊が、その地域の鎮撫に苦労したというのを何かで読んだなあ。で、復員するときには、担当した地区の人から残るように言われたり……
2016-03-11 14:26:10