憲法ってどんなもの？ ―憲法・立憲主義を考える前提として知っておきたいこと

きーちゃん @Dustdes

@PoisonKoala @admi_tan ここでは日本国憲法ということではなく、「憲法」全体のことを言っているわけで、各国各時代の憲法(実質的憲法を含む)と呼ばれるものは原則「国民が権力を縛るもの」として出されているということです

行政法たん @admi_tan

@K823_moso @PoisonKoala 憲法であっても義務を規定できる（または、現に規定している）という考え方はたしかに十分あり得ますし、憲法の私人どうしの間での間接適用もあり得る（憲法学説では通説ですし）のですが、さしあたり憲法の中核的な意義に限定してつぶやきました。

きーちゃん @Dustdes

@admi_tan わかりやすい例が、ドイツの「実質的憲法」であるドイツ基本法ですよね 犬についての条文ありますし じゃあ憲法=犬の保護なのかといえばそうではないですし

きーちゃん @Dustdes

@PoisonKoala @admi_tan 憲法学の1番最初に習うのは「憲法とは国家権力を縛るもの」ということは、どこの国でも変わりません。そのことにまっすぐ考えるのが立憲主義であり、立憲主義に対し肯定的か否定的かで分かれているだけです。 憲法の定義はいつもどこでも変わりません

きーちゃん @Dustdes

@PoisonKoala @admi_tan 憲法の「あり方」は時代によって変わってきてます。ですが、定義はかわらないというだけです。 ここでは憲法の最低限の定義について話しているだけで、コアラさんの言う通り世界の憲法は国民を縛る面もあります。なのでそういう意見は大事ですよ！

行政法たん @admi_tan

@PoisonKoala @K823_moso 国家への忠誠についてはともかく、憲法への忠誠については近代立憲主義から一歩踏み込んだ憲法保障のあり方として認めていいと思っています。 （国家への忠誠についても、抵抗権を併記した上でなら認めていいようにも思います。）

行政法たん @admi_tan

@PoisonKoala @K823_moso ただ、国家や憲法への忠誠義務を国民に課すにしても、それは憲法に規定した価値を実現する手段としては補完的なものにすぎず、忠誠義務を規定する憲法であっても国家権力の制限を憲法価値実現の主な手段として想定しているかと思います。

行政法たん @admi_tan

ルールって偉い人が作っているから、わたしたち国民が守るべきものだって考えがちかもしれない。でも憲法は違う。 たとえ国民に義務を課しているかのような規定があっても、基本的には「権力者は国民に対してこんな義務を課してもいい、課す権限を持っている」って意味だと捉えるのが適当だろうね。

行政法たん @admi_tan

@PoisonKoala たとえば憲法３０条なら、国民に納税の法的義務を課し細目を法律に委任したと考えるのが文言に忠実だとは言えますね。 そちらのツイートには、憲法を権利制限の規定として捉えることはできるだけ避けるべきだ（立憲的意義がぶれるので）という考え方が反映されています。

行政法たん @admi_tan

@PoisonKoala ３０条は例外的に財産権が制約される場合を定めているので、国家に課税権限を付与（または承認）する根拠規定であるとともに、憲法では例外的な権利制限の規定でもありますね。 法律の制定を待って納税義務を課されうる地位に立たされるという点で、法的効果もあります。

行政法たん @admi_tan

それじゃ、憲法についてつぶやいていこうか。最低限知っておきたいのは次のことかな。 憲法は… （１）ルールの一種だってこと （２）権力者に対して守らせるルールだってこと （３）国民の自由と権利を保障させるためのルールだってこと