- このまとめはの視覚過敏者向け低刺激デコレーション対応版はこちらです。>http://togetter.com/li/984725
- このまとめのデコレーション色は、色覚多型(いわゆる色弱・色盲)の方にも見分けやすい配色となっております。参考まとめ>http://togetter.com/li/977211
「こだわり」をどう尊重し、どうほぐしていくか。 よく親御さんで誤解されている方が多いけれども、「こだわり」とは「なんらかの事柄について本人の中でルール化されたもの」です。 「その時々で変わる様々なことについての強い要求や、気持ちの切り替えの困難」ではありません。
2016-06-05 11:22:34たとえば「お店でおもちゃを買って欲しくてかんしゃくを起こす」というたまにある事態は、自閉症特性のあらわれ方としての「こだわり」とは別物として考えます。 自閉症的な「こだわり」は、たとえば「このお店に来たら毎回必ずトミカを買ってもらえる」というルールの変更が受け入れられないこと。
2016-06-05 11:27:08自閉症的な「こだわり」は、感覚過敏や状況理解の困難等のために、普通にすごしているだけでも不安がすごく高まってしまう人が、 自分が安心できるようにするためにルールを作るようなものとして考えられています。 こうした安心感を得るためのパターンが動作なら「常同行動」と呼ばれるものに。
2016-06-05 11:30:25こうした根本を考えると、「こだわり」をキープしないといけないのか、なくさないといけないのかという見方ではなく、 ①こだわらなくても安心してすごせる状況を増やしていくこと ②こだわり以外の対処行動を身につけること ②本人・周囲が困らない形のこだわりへの置き換え が筋道になります。
2016-06-05 11:35:14そういう意味で、療育の目的として「こだわりを無くす」ということを前面に出すのは、個人的にはややくいちがう印象です。 あくまでも、表に出ている形が「こだわり」であって、その根っこの部分を考えないで、ただ無くそうとすると、苦しかろうなぁ、と。
2016-06-05 11:37:42発達障害特性の療育に限らず、もっと広く子育て・教育全般で同じ考え方が有効かと。 一見「問題行動」のように見える裏には本人の「困り感」がある。 その「問題行動」をただ変えようとする、または、ただそのまま受け容れるだけではダメで、 裏にある「困り感」にアプローチしないといけない。
2016-06-05 11:42:17だから、「いたずらをした子どもを受容する」とか、「相手を受容する」とか、「障害特性を受容する」というときに、 それがただ単に、「表にあらわれているものを否定しない」というだけでは、結局、根っこにあるところは「放置」されたままになってしまう。 これは、結局、優しくない。
2016-06-05 11:45:43かといって、性急に「どんな障害を抱えてても克服して、世間の中で普通に生きていけるだけの力を身につけさせなければいけない」「他人様には絶対に迷惑をかけないように育てないといけない」となってしまうなら、 それもまた、本人の成長のペースを無視して、違うところに意識が向いてしまってる。
2016-06-05 11:49:02「障害特性なんだからすべてありのままで受け容れなければならない」という視野狭窄が結局本人にマイナスになるのだけれど、 そこへの反動で、「障害特性だろうがなんだろうがすべて克服しなければならない」という視野狭窄に陥ってしまわないように、バランスを取ってくことが必要だと考えます。
2016-06-05 11:51:25@ouanonegai そっちの方は、「気持ちの切り替えが苦手」みたいなまどろっこしい言い方になりますね。別になんでも専門用語にすればいいというものでもないのですが。
2016-06-05 21:40:58うちもこんな感じだったなあ。特に娘(ガンコでこだわり強め)。「あと○分」を伝えたあと切り替えられなければ1、2回声かけしてからあとは怒らずにそのまま「時間だから帰るよ」とだけ伝えて抱えて帰った。 twitter.com/surumeikka/sta…
2016-06-06 07:55:34手順を踏んで、それでも切り替えが難しいときは「強制的に移動」をするしかないんですが、その時に、「怒り」や「罰」の思いが乗りすぎないように、ということを元々書きたかったのでした。たぶん。
2016-06-06 08:11:35- ちょっと関連しそうなまとめ。
- なんさんのまとめ、読んだけどすっかり忘れてた!!
示唆に富むまとめです。こちらも是非。