【Lancet】COVID-19 の感染経路 - up in the air(まだ決まっていない) (2020.11.3作成) 知見のアップデートが必要かつ重要

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エアボーン空気感染#COVIDisAirborne#covidCO2#bettermasks @AirborneKanki

当初、SARS-CoV-2の空気感染は起こりそうにないと考えられていましたが、感染性の微小飛沫が空気中に浮遊したままで、感染者から2mを超える距離にいる人を暴露するほど小さいという証拠が増えています。

2020-11-02 21:09:19
エアボーン空気感染#COVIDisAirborne#covidCO2#bettermasks @AirborneKanki

マスクとシールドは、より大きな飛沫からの防御を提供しますが、空気感染に対する有効性はそれほど確実ではありません。屋内で過ごす時間に関するアドバイスは、換気の改善と混雑した空間の回避にも焦点を当てる必要があります。

2020-11-02 21:09:51
エアボーン空気感染#COVIDisAirborne#covidCO2#bettermasks @AirborneKanki

COVID-19の症例が世界的に増加するにつれて、私たちは感染経路をより完全に理解する必要があります。パンデミックの疲労に直面した場合に、より明確で効果的な感染制御ガイダンスを提供できるように、新しい研究を採用し、古いデータに基づく推奨事項に依存しないことが重要です。

2020-11-02 21:11:16
呼吸器内科医@ @neznezxmail

11/2追記-2 「COVID-19ーup in the air」 (Lancet Respiratory Medicine10/29) ★より明確で効果的な感染対策のためには、新しい研究を取り入れ、古いデータに基づいた勧告に頼らないことが極めて重要である 以下要約 (1) pic.twitter.com/xcmaMpsOj3

2020-11-02 22:08:59
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呼吸器内科医@ @neznezxmail

●パンデミック初期には"表面"からの感染が懸念されていた ●SARS-CoV2 は無生物の表面上で数日間持続する可能性があるにもかかわらず、これらの表面からウイルスを培養する試みは失敗に終わり、これが主要な感染経路になる可能性は低い (2)

2020-11-02 22:14:12
呼吸器内科医@ @neznezxmail

●呼吸器ウイルス感染は、大きな感染性飛沫から感染するとされている ●これに基づきSDを置くことが基本となるが、安全な距離は、WHOは1m、CDCとNHSは2mとしており混乱が生じている ●効果的なSDには感染性呼吸粒子が地面に落ちるか、感染源から2m離れたところでは十分に低濃度でなければならない (3)

2020-11-02 22:21:20
呼吸器内科医@ @neznezxmail

●歴史的に粒子の大きさは5μm閾値を用いてきた ●しかし現在、100μm閾値の方が粒子の空気力学的挙動をよりよく区別できることが示唆され、2m以内に地面に落下する粒子は60〜100μmである可能性が高いと考えられている (4)

2020-11-02 22:25:09
呼吸器内科医@ @neznezxmail

●感染性エアロゾル粒子径の測定の結果、病原体は、空気を介して呼吸可能な小粒子エアロゾル(small particle aerosols)(< 5μm)に最もよく認められることが示されている ●感染性微小飛沫(infective microdroplets)は十分に小さいため、空気中に懸濁し続け感染者から2mを超える距離でも曝露する (5)

2020-11-02 22:30:51
呼吸器内科医@ @neznezxmail

●この知見は直接接触がない、あるいは間接接触した人同士でも感染する事例からも支持され、この場合は空気感染が最も可能性の高い経路であることが示唆される ●7月には科学者200人以上が、空気感染の可能性を認識するよう国際機関に声明を発表した (6)

2020-11-02 22:34:29
呼吸器内科医@ @neznezxmail

●CDCは10/5webpageを改定し、特定の状況下では空気を介した曝露から感染が発生することを示す証拠が増えていると述べた ●換気の悪い閉鎖空間で、典型的には30分を超える長時間という状況 ●しかしCDCは主たる伝播経路は空気感染ではないことを指摘している (7)

2020-11-02 22:38:46
呼吸器内科医@ @neznezxmail

●飛沫感染と空気感染のどちらが主な感染経路であっても換気が良い屋外では感染リスクははるかに低い ●多くの国では公共の場などはマスク着用義務があるが、空気感染に対する有効性はあまり確かではない ●よって室内で過ごす際は、換気の改善、混雑した空間を避けることに焦点を当てるべきである (8)

2020-11-02 22:42:58
呼吸器内科医@ @neznezxmail

●我々は感染経路をより完全に理解する必要がある ●明確で効果的な感染制御のためには、新しい研究を取り入れ、古いデータに基づいた勧告に頼らないことが極めて重要である (終) pic.twitter.com/RqckCUp6sp

2020-11-02 22:45:17
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まとめ CDCがCOVID-19感染伝播に関するガイダンス改定。改訂前『飛沫』改訂後『飛沫やエアロゾルに含まれる微粒子』が主.. このまとめで言及しているCDCのアップデートは、ドラフト版を誤って掲載したとの事 2982 pv 47 1 user