NHKハートネットTV 2012年10月22日:シリーズ貧困拡大社会「相次ぐ若者の過労死」
68:もう一人の同期、串尾さんは、入社3年目で退職。その後、別のIT企業に就職したが、SEの仕事で再びうつ病を発症。去年退職し、今は実家で療養している。
2012-11-02 11:21:5769:串尾さん「こういう感じの本ですね。」串尾さんは今、同じ境遇に置かれた人たちを助けたいと、みずから会社を立ち上げることを考えている。
2012-11-02 11:22:0270:串尾さん「過労死みたいなおかしい世の中があるのを少しでも無くせたらなっていうのが、私の夢というか、目標というか、思いですかね。世の中を少しでもまともにする仕事を自分で作りだせたらな、と思います」
2012-11-02 11:22:1072:キャスター「和哉さんの死後、遺族は、業務によって生じた死だとして労災を申請し、過労死として認められた。会社も公式に謝罪し、和解が成立し、労働環境の改善を約束したということです。」
2012-11-02 11:22:2573:湯浅「ご友人の方も生活保護になったということだが、今、生活保護の方も増えている。それ自体も大きな問題となっているが、ああやって使い捨てて行けば、確かに職場からはその人はいなくなるかもしれないが、社会から消えてなくなるわけではない。」
2012-11-02 11:22:3175:湯浅「どんどん使い捨てて、削り落として、昔、公害をまき散らしたように、人々を健全じゃない状態にもっていっても、結局それは社会のツケになる。そういうことを考えていけば、その人の問題ではなくて、自分たちの暮らしの問題でもあるということになる。そういう視点で考える必要がある。」
2012-11-02 11:23:0876:菊池「今後の支援の方向性として、メンタルヘルス的なことを相談できる場所とシステムが公的にきちんと約束されなければ、この現状は続く。終わるとはとても、今は、見通せない。」
2012-11-02 11:24:1777:菊池「今、学校がやっているキャリア教育。最初は勤労観・職業観を持つことが目的だった。だんだん、人として、ソーシャル・スキル、社会の一員として自分がどうあるべきかという発想になったときに、チームワーク、アクションを起こす、シンキングなど、どんどん変わってきている。」
2012-11-02 11:24:3279:湯浅「大事なことですよね。一人一人が個別につぶされていくのではない形で、権利を行使したり、知識を学んだりしながらやっていくことが、結果的には労働環境、ひいては社会全体を良くしていくことなので、一人一人が学んでいくことが必要だと考えられるといい」
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