甲状腺がんの遺伝子検査は被験者に何の利益ももたらさない
@pkanzug @j_tphoto あの~、すいませんが、ピンクサロン先生って誰のことですか?差し支えなければ、教えて頂ければ、幸いです。
2013-02-17 12:31:39@janeway_tlr2 「ピンクサロン先生」ってw buveryさんという方です。大変明晰な方で、非常に頼もしいですよ。 http://t.co/yOnI4iq6
2013-02-17 12:35:37@janeway_tlr2 @PKAnzug あー、失礼しました。 @buvery さんです。ピンクのお花なのでピンク先生です。
2013-02-17 12:47:02「ピンクサロン先生」のご登場w
Plos One の論文は、癌組織を回収してマイクロアレイ(mRNA発現量解析)をしたところと、線量応答性を見たところが、先日のゲノムのコピー数変化をみているPNASとは質的に違っています。@J_Tphoto @janeway_tlr2 @PKAnzug
2013-02-17 13:49:56PNASの論文はゲノムもコピー数変異だから、ゲノムに何か(放射線で)おこって、それが延々引き継がれてがん組織まで成長した時にもまだ保持している性質。(実は、どの時点で変異が起きたのかは分らない)@J_Tphoto @janeway_tlr2 @PKAnzug
2013-02-17 13:52:16Plos Oneの論文は発現量をmRNAで代表させて、それを網羅的に解析しているということだから、癌組織になった時点で、量が増えたり減ったりしている遺伝子。だから、原因となった変化よりはるか下流のことかもしれない。@J_Tphoto @janeway_tlr2 @PKAnzug
2013-02-17 13:55:26でも、よく考えると、発現量に(線形の)線量応答性があるなんて根拠はどこにもありません。被曝線量に癌や遺伝子変異が比例する、とLNTでは言いますが、それと、がん組織をとってきて『がん性?』が比例するかは話が別。@J_Tphoto @janeway_tlr2 @PKAnzug
2013-02-17 13:57:58(『がん性?』というのは、例えば、その特定の遺伝子の発現量とか、測定しているもののことですね。)総合すると、簡単な遺伝子解析で、甲状腺癌が被曝に由来するかしないか判別できる段階ではないというPKAさんが正しい。@J_Tphoto @janeway_tlr2 @PKAnzug
2013-02-17 14:00:51一番大事な話はそれではなくて、こういう全数スクリーニングをした場合に、潜在癌を治療すべきかどうか(過剰診療にならないか)だと思います。確実に患者の数は増えるから、以前の治療方針が正当じゃなくなるかもしれない。@J_Tphoto @janeway_tlr2 @PKAnzug
2013-02-17 14:05:55ここは、臨床の先生が患者さんとよく相談して決めてもらうのが一番大事、二つ目には統計情報が公開されるのが大事なのですが、これは担当の先生方にお願いするしかないですね。@J_Tphoto @janeway_tlr2 @PKAnzug
2013-02-17 14:07:40@buvery @j_tphoto @pkanzug ありがとうございました。勉強になりました。論文が拡大解釈されて悪用されることのないように、今後も御活躍、広く啓蒙して頂けるよう、お願い申し上げます。過去、水俣病などの根拠なき毛髪水銀値による患者差別化につながらないように。
2013-02-17 14:10:58一般的な学術論文の信頼性とは?
@PKAnzug というか、もともとチェルノブイリにしろ福島にしろ、正確な被曝量は全くといって言いぐらいわかっていないんですよね。でもって、推定被曝量と結果の相関求めようってんだからめちゃくちゃです。その前に実被曝量と推定被曝量の相関があるかどうかわからないのに。
2013-02-17 12:22:12不確実性が大きいデータも論文としてだすほうがいいと思う。読む側の注意 “@okamo41: @PKAnzug 片方の軸自体がRが0.6以下かもしれないのに、さらにそれを軸に取った時にはRが0.9以上あっても信頼できない。でもって、そういう論文が査読通っちゃうのが信じられない”
2013-02-17 12:52:24@kikumaco @PKAnzug 数学的にも相関が証明できなくてもですか?査読を通ってしまっているという事は、お墨付きを与える事なので、その雑誌はその内容を認めちゃうことになるんですよね。数字にしても手法にしても。で、かなり読める人もデマッターに成り下がる可能性も、、
2013-02-17 13:36:13査読を通るというのは、読者が検討する価値があるということですよ、正しいとみとめたのではなく、おかしくはないと認めたもの。正しいかどうかは、刊行されてから検討される @okamo41 @pkanzug
2013-02-17 13:41:58逆に言うと、論文というのは本来は専門家同士が検討するための材料であって、それを読んでいちいち鵜呑みにする人が読むためのものじゃないんですよ @okamo41 @pkanzug
2013-02-17 13:53:22論文になっているということ自体は、「ただしさ」の保証ではないので “@pbc02044: これって自分のような素人が騙される要因の一つですね。 "@kikumaco: 査読を通るというのは、読者が検討する価値があるということですよ @okamo41 @pkanzug"”
2013-02-17 13:54:26