- leaf_parsley
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再掲 http://t.co/JEtJAHegxf 「生物屋さんの視点からみた「低線量」の意味」 2011年11月の会話です。今読むと@okamo41先生のお話が、当時よりちょっとわかる気がします。(前半が大事)
2013-06-21 05:59:38@okamo41 ちょっとわかってきたような気がします。。(PDF) https://t.co/ksy2Ne5iLA こちらともだぶってくるんですが、、ちょっと引用しますね、、、
2013-06-21 10:46:59@okamo41 Hattisらは、大気汚染物質の健康調査結果から、「有害物質に対して抵抗力が異なる人々からなる大集団の疫学調査では、一般に量反応関係は見かけ上、線形になりやすい」と指摘した。
2013-06-21 10:47:51@okamo41 したがって「各個人は放射線に対し閾値があっても、集団的に量ー反応関係曲線を求めると、微量線量部分にも反応者がいて、直線形になりがちであろう」と考えるのが至当ではないだろうか。
2013-06-21 10:48:08@okamo41 また、疫学調査データの形をみれば、放射線発癌の閾値はあっても小さいだろうといわれている。しかし私達はカーブの形だけでなく、同時に87000人を50年間追跡して、放射線に由来した癌死亡は440人であるという数値を直視すれば、
2013-06-21 10:48:33@okamo41 閾値があること、線量効果が存在することの意味は、固体はある線量までは修復時間を与えられるならば、固体の防御力が効果を発揮することを示している。
2013-06-21 10:49:19@okamo41 専門家にとって、生体防御のメカニズムを解明すると同時に、どれぐらいの全線量や、照射法や、線量率まで固体は耐えられるかを明らかにすることこそ科学である それは放射線に対して固体の防護機能を活性化する手段を考え、積極的放射線防護への道を拓くだろう、
2013-06-21 10:49:45@okamo41 引用終わり、、このあと、筆者は放射線従事者統計を例にとりながら、タバコの交絡因子の大きさについても言及していますが、この論説を先週、読みながら、2011年の会話を思い出していました。
2013-06-21 10:51:15@leaf_parsley なるほど、、タバコが引き合いに出てくるのは、それなりに比較しやすい環境があるからでしょうねえ。現象は違うところが大きいけど。
2013-06-21 10:55:31@okamo41 つまり、、生体の中の反応が複雑であること、個人の差が大きいことが、超低線量の領域では放射線影響を顕在化させにくい。ということと、その個人差が影響を0とは言えなくさせていることが共存しているのだな、という点と、全体を俯瞰した時点での影響の小ささかなと。
2013-06-21 10:56:15@leaf_parsley ちなみに癌死亡者で統計を取ると、じじばばほど感受性は低いことになる。他の要因で死亡する可能性が高くなるから。だから今の人口分布だとまた変わってきちゃう。
2013-06-21 10:58:47@okamo41 wタバコ因子の癌しか、線量応答性がでてないんですよ。 しかも、タバコの量が線量応答とほぼ同一傾向を示してしまうので(年齢依存だから) 評価が難しいです。
2013-06-21 11:00:16@leaf_parsley 放射線の影響をわかりやすく書くと、、和紙を人として雨が放射線とすると。ある程度の量ではやぶれないけど、雨の跡はのこる。でも強く降ると敗れてしまう。雨がやんでしまえばまた乾いてしまう。が物によっては腐ってきてしまう。
2013-06-21 11:09:25@leaf_parsley だから単純化しすぎるLNTは信用ならんというわけです。あのときのまとめには沢山重要なことを書いてある。核医学医が本気出せばかなりの低線量でも影響を残すことが出来るし、逆もできる。つまりそれだけ幅がありうる。
2013-06-21 11:12:23@okamo41 はい、文献でも、遺伝子マーカーレベルに着目すれば、差は出ています、ですが、それが結果的に健康被害という形になるかどうかは、それだけではわからないです。疫学との整合をとっていかないといけない。 超低線量域では、ある反応から起こり得る結果の幅はとても大きいです。
2013-06-21 11:20:57