剣術の二刀流や片手持ちについて

TLを眺めてたら、二刀流や片手持ちに関しての話が流れてたので、思いついたことをあれこれ書いたところ、反応が結構あったので忘備録的にまとめておこうかと。
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神無月久音 @k_hisane

片手打ちや二刀が非主流になったのって、戦がなくなり、喧嘩も減って、剣術を使用する状況が一対一の仕合によるものが増えたことで、周囲を気にしなくてもよくなったってのが大きいんじゃなかろうかと思ったり。技術的に両手持ちと比べて劣っているとかじゃなくて、使う状況が減ったからってだけの話で

2013-07-04 01:37:21
ちていのき @baritsu

「乱戦の技」というのはそう思いますね RT @k_hisane: 片手打ちや二刀が非主流になったのって、戦がなくなり、喧嘩も減って、剣術を使用する状況が一対一の仕合によるものが増えたことで、周囲を気にしなくてもよくなったってのが大きいんじゃなかろうかと思ったり。

2013-07-04 01:40:20
神無月久音 @k_hisane

その辺踏まえると、走りながら斬ったり、しゃがんだり倒れたりした姿勢でも斬れるような打ち方もありそうです喃。 @baritsu 「乱戦の技」というのはそう思いますね

2013-07-04 01:46:52
ちていのき @baritsu

そういう技は流派化する時に「これ…入れるの止めとくか」ってだんだん無くなってったんでしょうね  RT @k_hisane: その辺踏まえると、走りながら斬ったり、しゃがんだり倒れたりした姿勢でも斬れるような打ち方もありそうです喃。 

2013-07-04 01:52:44
神無月久音 @k_hisane

手間な割に使いどころがない訳ですしね。ある意味、効率化と言えなくもない。現代と違って現役の技術ですから、使わないものは省略するというのは普通にありえたでしょうし @baritsu そういう技は流派化する時に「これ…入れるの止めとくか」ってだんだん無くなってったんでしょうね

2013-07-04 02:06:23
みんみんぜみ @inuchochin

外物というやつですね。 RT @k_hisane: 手間な割に使いどころがない訳ですしね。ある意味、効率化と言えなくもない。現代と違って現役の技術ですから、使わない(略 @baritsu そういう技は流派化する時に「これ…入れるの止めとくか」ってだんだん無くなってったんでしょうね

2013-07-04 03:06:59
神無月久音 @k_hisane

宗矩の代で、既に「外の物の事」があったわけですしね。そう思うと結構早い段階から整理は始まってたのかも @inuchochin 外物というやつですね。@baritsu

2013-07-04 03:23:29
みんみんぜみ @inuchochin

@k_hisane 太刀合以外は外物ですしね。捕手居合脇差とか同じ系列の技法が溜まると分離独立する感じですね。

2013-07-04 03:28:52
我乱堂 @SagamiNoriaki

伊織伝二天一流の動画見ると、初期の武蔵流にはそういうのあった可能性高いと思えます。 RT @k_hisane: その辺踏まえると、走りながら斬ったり、しゃがんだり倒れたりした姿勢でも斬れるような打ち方もありそうです喃。 @baritsu 「乱戦の技」というのはそう思いますね

2013-07-04 03:36:43
神無月久音 @k_hisane

多分、他の古流も探せば、色々出てくると思います喃。 @SagamiNoriaki 伊織伝二天一流の動画見ると、初期の武蔵流にはそういうのあった可能性高いと思えます。@baritsu

2013-07-04 03:43:11
武心インデックス @g369

古流全般詳しいわけでは無いが、うちの流儀とかだとそういう特集な技法は抜刀術だと異形抜とか変形抜として分類される。つまり正式な型の外。ひと通り学んだ後のもの。剣術でも分類名は特に無いが、そういう位置づけの刀法がある。

2013-07-04 02:06:23
武心インデックス @g369

基本が出来ればそういうものを修得するのは難しい事ではないものの、特殊性故に重要視はされないし、また奇手の類であったりするので、あまり公にされない。 口伝で十分と思っているうちに、どんどん削れてスリムになっていくというのがあると思われる。

2013-07-04 02:07:43
武心インデックス @g369

まあ技が多くても仕方ないというのは事実だし、どんどん発展に伴って技数が増えて、増えすぎて今度は削られていくという振幅があるようにも思う。

2013-07-04 02:08:21
神無月久音 @k_hisane

「月之抄」にしても、人によって技や習に違いが出ていることについて確認整理する必要があるから、というのが執筆の発端でしたしね。 @g369 まあ技が多くても仕方ないというのは事実だし、どんどん発展に伴って技数が増えて、増えすぎて今度は削られていくという振幅があるようにも思う。

2013-07-04 02:15:15
神無月久音 @k_hisane

あと、技の数に関して言えば、宗矩も家伝書で「右の数々を能々習い得て、此中より、先手万手をつかひ出すべし。三学九ケなどと云ふは、大体を云ふ也。此道をよく得てより、太刀の数を云ふべからず」と説いてま砂。技を数多く覚えるより、覚えた技を如何に上手く使いこなすかの方が重要、という塩梅で。

2013-07-04 02:27:35
武心インデックス @g369

@k_hisane 今よりもはるかに個人差が激しかった時代で、ある意味違って当たり前…くらいの感覚があったはずなんですよね…。別に総本山があって、そこで高弟含めて上泉師が指導していた…というわけでもないので。それをどうにか新陰流の真諦を見極めんと考えた十兵衞師は神経質だなと

2013-07-04 02:18:52
神無月久音 @k_hisane

@g369 戦国期から江戸期に移り、兵法がひとつの変遷を経つつあった時代ですしね。柳生家(江戸柳生)はその渦の中心にあったわけで、その後継者である十兵衛にある程度の気負いが出るのはしょうがないのかなーと。尤も、それとは別に、十兵衛個人の性格も影響してそうなのは同感ですが。

2013-07-04 02:23:29
武心インデックス @g369

@k_hisane なるほど。確かに集大成というのは後継者としての心意気があってこそなのでしょうなぁ…。わからないのは正直、当時から見れば僅か上泉師~老父の三代の伝統に過ぎないものに対して、そこまでの

2013-07-04 02:32:07
武心インデックス @g369

わからないのは正直、当時から見れば僅か上泉師~老父の三代の伝統に過ぎないものに対して、そこまでの一種の執着。個人的な感覚としては、新陰流に流れる真理を身体で識っているからこそ、それを発揮する人の違いを許容する事で後々生じる分岐の危険性を考えていたのかなと。

2013-07-04 02:33:28
武心インデックス @g369

流れ流れて流れが変わり、気づけば三日月湖という事も有り得るわけで。ゆく河の元の流れは同じくして、しかももとの河にあらず。となってしまうと、支流が別流になる事もある。

2013-07-04 02:35:18
神無月久音 @k_hisane

@g369 その辺、当時の十兵衛の状況も結構影響してるのかなーと。剣士としてはともかく、武士としては結構微妙な評価だったのが、より家業である剣術に対する執心となったのかも。なんだかんだでこの時、まだ36ですしね。

2013-07-04 02:48:40
神無月久音 @k_hisane

あと、無刀についてですが、ここで宗矩が説いてる話を実践してるヒーローとして、冒険野郎マクガイバーを連想したり。キバヤシ「わかったぞ…!つまり、マクガイバーは裏柳生剣士だったんだよ!!」 「「「な、なんだってー!?」」」

2013-07-04 01:44:23
神無月久音 @k_hisane

あるいは同門にノッポさんなどがいる工作柳生の可能性も @xiaoke_As 壁|v´) つまりマクガイバーはメリケン柳生の伝承者だと。

2013-07-04 02:04:33
ハスケ@現代野試合連盟 @has_k80

@k_hisane 考察は多分正しいと思われます。野試合でのバトルロイヤルの場合、二刀を上手く使う人は生存率が全然違います。手練れだと1対2でも勝ちますし。

2013-07-04 01:53:27